2012年01月19日

不測の想定力〜デジタル世代の遅刻〜


小谷野です。

最近気になることがあります。
スマホを駆使するデジタル世代と待ち合わせをすると遅刻が多いことです。
遅刻の釈明は、決まって「電車が時刻通りに来なかった」です。
自分に原因はないと信じていますから反省の様子がないのが特徴です。

ローカル線の朝・夕などは、時刻表通り運行していないことが多いですが、デジタル世代はそんな不測の事態をあまり想定しません。

路線乗換ソフトで5分前に目的地に到着するプランを作り、電車の発車時刻ギリギリまで会社をでません。

私のようなアナログ世代は、感覚で大体1時間前に出ないと間に合わないからと、早めに出立します。ぼやきが入りますが、デジタル信仰が進むと不測の想定力は減退していくように感じます。


〜ネットから印刷した電車遅延証明書の山、これも見たくない 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 11:46| 2012年

2012年01月04日

あけましておめでとうございます 〜景気回復・経済成長は見込まない2012〜


本年辰年は、相場の格言通り天井をつけ景気回復と言いたいですが、復興需要はあるものの、

 ・日本経済が回復・成長軌道に乗ることは前提にしない
 ・財政破綻している日欧米の政府に景気回復策を期待しない
 ・成熟業界の拡大は海外か同業との併合による戦略が重要となる

これが数百社の決算を見ている職業会計人の意見となるでしょう。


景気の話はここまでで、昨年原発被災した顧問先の復興ストーリーの続きです。

復興の過程で、日本の製造業が高い品質を維持する素因に「絆」があるのだと気付きました。

主要工場を失った被災企業の主要取引先である上場会社は、全面支援を即時に決定し、様々な協力を実行しました。

また、同じ業界内での協力工場の申し入れも早い時期にありました。当該被災企業が高い技術力を持っていたとはいえ、この「絆」は取引安定性を担保し、品質追求、生産技術の革新を生み出す基盤になっていると感じました。

ビジネススクールの生産管理で習った効率化のデジタル算式では図れない、アナログな「絆」が日本の製造業の世界一の品質を支えているのだと確信することができました。


〜困難は様々な絆を深める 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 15:12| 2012年

2011年12月29日

男たちの涙 〜2011越えて来た山の険しさ〜


先週、男(大人)たちの涙を沢山見ました。

当事務所の関与先で、主要工場を福島原発の事故によって一夜にして失った会社があります。しかし僅か9ヶ月で、新天地での工場稼働にこぎ着けたのです。

その開設式典でのことです。


地震被害は軽微でも、放射能汚染による立入禁止の沙汰は厳しく、製造業の生命である金型も持ち出せず、巨額の資金を投じて 再度製作することになりました。


取引関係の維持、亡くなった従業員、雇用の維持、協力工場の模索、新工場の計画、会社の存続までも考えなくてはならない日々が続きました。


目標を見失わず、険しい山を越えてきた人々の涙は、復興の象徴と感じました。


〜もらい泣きの一人 小谷野でした 来年もよろしく〜

posted by 小谷野幹雄 at 16:16| 2011年

2011年12月05日

被災地訪問しました 〜ボランティアの現状〜


小谷野です。

先週、東日本大震災の被災地に行ってきました。
現地は、広島・長崎の原爆資料館で見る写真のようでした。
いくつもの消滅した街に絶句でした。


(社)石巻災害復興支援協議会の伊藤会長とお会いしました。
この団体は、震災直後に地元石巻青年会議所のメンバーが中心となり、数々のNPO、ボランティア団体の支援活動の調整機能として活躍し、 その活動内容は「奇跡の災害ボランティア−石巻モデル」として出版までされました。


現在のボランティア活動は、瓦礫の片付け作業は一巡し、長年住み慣れた場所を追われた方々の心のケアである仮設住宅での社会作りの貢献や、漁業そのもののお手伝い、12月ですと、「わかめ」や「ほや」の 種付け作業などがあるようです。


石巻の場合、組織でのお手伝いの申し込みは、上記支援協議会(http://gambappe.ecom-plat.jp/)へ、個人単独での申し込みは石巻市災害ボランティアセンター(http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10163)へ。

塩釜市では、轄イ浦(浦霞ブランドで有名です)の13代目佐浦社長様に被災された酒造現場を案内いただきました。未曾有の震災による水没被害であっても、300年近い歴史を持つ蔵元の復興への力強い活動に感銘しました。


また、被災された方から震災時の教訓を直接お聞きしました。

「車で避難してはならない」いちもくさんに走って高所へ逃げろ。
パニック渋滞で動けず車の中で多くの人が犠牲になったとのこと。

「体を濡らさない」雪で体を濡らした人は救助まで持たなかった。・・・・。

死と隣あわせにいた人の体験談に、背筋を伸ばして聞き入っていました。


被災地の現状、ボラランティアの活動実態、日本酒に感心のある方は、12月7日(水)夜、渋谷にお越し下さい。


   詳細はこちら ⇒ http://koyano-vp.com/page0120.html


〜ほんとに・ほんとに、百聞は一見にしかず 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 16:59| 2011年

2011年11月25日

日本酒を学び楽しむ 〜のびよう会に宮城「浦霞」登場です〜


小谷野です。

お酒は個人的に日本酒党です。
ひと冬杜氏の弟子を努めて、自分のお酒を造るのが夢です。


さて、「浦霞」ブランドで有名な、宮城県の蔵元轄イ浦さまのご厚意で、お酒の勉強会をすることがかないました。


山廃・ひやおろし・なま、酸と日本酒度・・・など様々な疑問解決に加えて、きき酒と称して純粋に伝統文化を楽しみたいと思います。


国際ボランティア学生協会から震災復興活動の実際も聞けます。
12月7日(水)夜、渋谷にご参集下さい。
http://koyano-vp.com/page0120.html


酒の格言もいろいろあります。


 「酒は飲んでも飲まれるな」(私の親父の言葉)
 「酒は百薬の長」「酒は百毒の長」「人を知るには酒が近道」

品がないところで、豪傑社長の発言
 「おさけと○○○はにごうまで」(失礼しました)


     〜冷や酒と親の言うことはあとできく 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 13:40| 2011年

2011年11月11日

最近の株式市場を考える 〜ロマンは復活できるか〜


証券市場の統合は世界的な流れですが、我が国の東京証券取引所と大阪証券取引所が合併するとのことです。
元証券マンとして、最近の証券市場の変化で気付いた点です。


1.派生商品取引や市場外取引の増大

現物の価格変動リスク軽減を目的とした金融派生商品が、派生ではなく現物価格に影響を及ぼしています。
プロ投資家のデリバティブ仮想元本は「兆」単位になっています。
また、98年における取引所集中義務の撤廃もあり、市場外取引の影響力が大きくなっています。


2.コンピューターは利益を出し続ける

投資銀行のディーリング部門が何百日も勝ち続ける。
これは人間業ではありません。市場のゆがみを数百分の1秒で判断、発注し利益を確定させる裁定取引は、高度なシステムの性能により可能になっています。
裁定取引で個人の投資家が利益を得ることが困難になっています。


3.証券市場価格が時価でない

最高裁判所において、取引時の市場価格を公正な時価とは認めない判決がでました。
市場価格とは、多数の参加者によって形成される公正な時価(Fair Market Value)であるとの大原則がゆらいでいます。


4.時価会計の導入

01年の会計制度の変更以降、上場会社の株式投資が実質難しくなり、大法人からの証券市場への資金導入が細くなっています。
株式の含み損益額が取締役会の月次決算報告の主題となり、財務担当役員が説明に苦慮する場面を多く見てきました。
ちなみに、現在のオリンパス事件ではこの時価会計への工作が問題となっています。

コンピューターシステムの開発競争による株式投資ではなく、時代を読み、注目すべき会社を選定し、株式を購入し、市場動向をみる、個人投資家のロマンにこたえる市場への回帰のために、新しい規制・ルール変更が必要かもしれません。


〜昭和の証券マン 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 17:23| 2011年

2011年10月21日

ビジネス・スクールの国別学生数〜経済情勢を反映します〜


小谷野です。


私の母校のNYU STERN MBA(ニューヨーク大学の経営大学院)の東京での応募説明会の手伝いをしました。
100名以上が集まりましたが、日本からの応募は来年度も狭き門となりそうです。


「Japan As No.1」といわれた20年前と比べると、日本人合格者数は
10分の1以下です。学部長は日本以外の経済成長率の高い国でのPR活動に忙しいようです。

 
日本国内では、留学生への奨学金制度は増えているようですが、選抜されても合格できないケースが相当あるとのことです。


日本を国際的(アジア)な教育の場とすべく、世界の優秀な学生を集める活動を、今以上強く推進していくことが必要でしょう。

留学生を温かく迎え、積極的に接する意識を持ちたいと思います。



〜アジアを代表するビジネスクスールは日本から!小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 14:16| 2011年

2011年10月07日

のびよう会ゴルフの御礼です 〜再現性の難しい世界〜


小谷野です。

仕事の世界で25年間一つの道を進めば、経験も知識も技術も相当なものになります。

しかし25年もの経験を積んでも、技術も知識も身に付かないものがあります。
それは誰が考えたのか、4cmのボールを11cmのホールにいれるゲームです。

のびよう会ゴルフは、悪天候にも拘らず多数の参加を頂きました。
協賛品も沢山頂き、復興応援もすることができ、深く御礼申し上げます。

天候は、雨にも負けず、風にも負けず、寒さにも負けずと、現在の日本を象徴するような環境でしたが、飛距離もスコアも強者諸氏が多くいらっしゃったのには驚きでした。

私個人的にはパーの数を変更し、10打ほど差し引いて納得しています。


〜スコアの言い訳だけはシングル 小谷野でした〜



posted by 小谷野幹雄 at 13:49| 2011年

2011年09月22日

逆境の格言 〜天災列島〜


小谷野です。


地震、津波、台風などの天災が相次ぎ、関与先や知人・友人の被災を何度も目の当たりにすることになりました。祈祷やお祓いまで考えてしまいます。


今週3日間の福島滞在中、農産物の暗いニュースが報道される一方、前向きな人たちの言葉を沢山聞けて安堵しました。


ところで、被災した知人・友人に送る言葉に苦慮します。



「逆境が人に与える教訓ほどうるわしいものはない(シェークスピア)」

送るには少し空々しさを感じます。


「順境の美徳は自制であり、
    逆境の美徳は不撓不屈である。(フランシス・ベーコン)」

こちらは、経営者の方に受けが良かったです。



また、「逆境は英雄を作る」とも言いますが、今の日本では野田総理がその役を担うのでしょうか。



〜逆境は日常茶飯事  小谷野でした〜



posted by 小谷野幹雄 at 13:27| 2011年

2011年09月09日

カリスマの存在感〜日々全力疾走が生んだ特質〜


サイトウ・キネン・フェスティバル松本に行ってきました。
小澤征爾さんが指揮する歌劇を見るためです。


昨年は食道癌手術からの復帰直後で、奇跡的に、7分間の弦楽セレナーデを聴けました。
 

本年も体調不良でキャンセルが続き心配しましたが、最終のオペラ「青ひげ公の城」は、タクトを振って頂けました。

「カリスマ」の存在感は大きく、小澤さんがそこにいることに観客が酔っていました。2年連続で不撓不屈の小澤さんを見られて幸運でした。


どの世界でも、ひとつの道を実直に全力で走ってきた人は、人を惹きつけ、心服させる特別な能力を持っています。



〜 2年連続、強運カリスマ 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 13:06| 2011年