2018年12月13日

未来へのパス〜今を全力に〜

小谷野です。

今月の「のびよう会」は望年会として、目黒雅叙園で行いました。
今年はスポーツ年でした。平昌での冬期オリンピックで日本選手団は史上最高の成績を納め、ロシアでのサッカーワールドカップでは日本は見事に1次リーグを突破して決勝トーナメントに進出しました。

そこで講師には、TVでもおなじみのスポーツ・ジャーナリスト、元Jリーガーの中西哲生さんをお招きし「サッカーから学ぶ勝つための組織づくり」の講演を頂きました。

中西さんは、私が役員を拝命している、
一般財団法人ユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションの賛同アスリートとして復興支援の町でのサッカー教室などで大変お世話になっています。講演では沢山の「気づき」を頂きました。

<モチベーション力>
自発力が組織活力の源泉
選手や部下が心のコップを伏せているのをひっくり返して上に向け、積極的になってもらうには、まずは相手に興味を持たせる事が最も大切で、何故やるのか納得できる説明、そして表情は笑顔で接することが重要。

<今を全力で生きる>
長友選手のインタビュービデオは記憶に残る物でした。
中西さんの質問「5年後の自分が、現在の自分へのアドバイスをするとしたら」
長友選手の回答「今を全力で生きなければ未来がない」

全力で生きるために念頭に置くことは、
残された時間は少ない
未来の時間をいま使わない
今やらずに先送りしたら、未来の時間を消費してしまう

そして、中西さんが名古屋グランパス時代に師事したアーセン・ベンゲル(*)監督の言葉は印象に残りました。

Pass should be future.
Not past, not present.
(パスは未来に出すもので、過去や現在に出すのではない。)

<自分が変わるのが楽>
変えられない物はたくさんある。
審判、観客、会社、社会、家族・・・
誰かがなんとかしてくれるわけではない
変えられない物を変える努力よりも自分が変わる方が楽
例:判定を覆そうとするのではなく、もっと高度な技術を身につければ良い

〜 そだねー(2018年の流行語大賞)小谷野でした 〜


(*)アーセン・ベンゲル
95-96名古屋グランパスで指揮を執った後、
イングランドプレミアリーグ・アーセナルの監督を22年務めた歴史に残る名監督。


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posted by 小谷野 幹雄 at 14:12| 2018年

2018年12月06日

空白恐怖症〜スマホで目つきが悪くなった?〜

小谷野です。
電車の中で、眉間にしわを寄せた顔をたくさん見かけます。
殆どの人がスマホの画面とにらめっこしています。
人々の表情だけを見ると、治安の悪い国に来たみたいです。

ゲームに夢中な人は必死なので表情は険しく、仕事メールやプライベートSNSを指で打っている人の表情も忙しそうで険しいです。
楽しくない内容も多いようで、読みながら眉間にしわを寄せていくケースもよく見ます。
また私のように老眼で、眉をひそめないと文字を読めないおじさんもいます。

ところで、働き方改革によって今の社会人は昭和の時代と比較にならない程長いプライベートの時間を持てるようになりました。
しかし、スマホはこのプライベートな時間まで忙しくさせ、時の経過を早めているように感じます。
トイレも食事中もスマホを肌身離さず、枕元にも置いている人が多いようです。
これでは体の休暇は増えましたが、脳の休暇は減っているのではないでしょうか。
休みなく脳にストレスを与え続けると、脳の健康を阻害しないかと心配になります。

今週、小学館の国語辞典「大辞泉」の新語大賞2018年で、「空白恐怖症」が選ばれました。
常に忙しくないと不安になり、予定がないことを恐れる心情を病気に例えた言葉のようです。
現代人は、浦島太郎の竜宮城にいて、楽しさ(忙しさ)からふと我に返ると時の経過が異常に早かったことに気づき、平均寿命の伸びに反して人生は短くなったと感じるのかもしれません。

〜 顔のリフティングがしたい、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 13:32| 2018年

2018年11月30日

モチベーション力〜真のおもてなしとは〜

小谷野です。

日本パラリンピック委員会副委員長の高橋秀文さんの話を聞く機会がありました。
パラリンピックの意義は、パラリンピアンの力を通じて人々に気づきを与え理想の共生社会を実現させることで、様々なパラリンピアンのエピソードをご紹介いただきました。

日本の障がい者ノルディックスキー選手、新田佳浩さんのエピソードです。
クロスカントリー、バイアスロンの種目でパラリンピックに4回連続で出場されています。
新田選手は3歳の時に、祖父の操作する脱穀機に腕を巻き込まれて肘以下を失いました。
その後の成長過程において祖父との関係は言葉にできないほど深いものであったそうです。

「大好きなおじいちゃんに金メダルを」
これをモチベーションとして競技人生に打ち込み、そして見事に2010年バンクーバー・パラリンピックで金メダルを獲得し、祖父にプレゼントしました。
祖父はその後間もなく亡くなり、新田選手は目標、モチベーションを失い、ソチ・パラリンピックではメダルがなく、競技人生が危うくなったそうです。

しかし、その後結婚して2人の子供ができ、「おじいちゃんから、子供のために金メダル」のモチベーションから、今年37才で平昌パラリンピック・クロスカントリーで見事に復活、金メダルを獲得しました。

経営的な観点からは、松下幸之助の「部下のモチベーションを上げる、盛り上げることが、マネージャーの最大の仕事である」という名言を思い出しました。

ところで、真の「おもてなし」の話にも啓蒙されました。
2020年東京パラリンピックにおいて世界から集まる4400人のパラリンピアンへの真のおもてなしは、浅草寺や東京スカイツリーではなく、会場を埋める観客だそうです。
空港、ホテル、会場を往復する選手への最大のおもてなしは、各会場を日本戦以外も満席にすることであり、「無関心は最も恥ずべきことです」と力説されていました。
つまり、チケット購入だけに協力するのではなく、実際に会場に足を運ぶことが重要と念押しされました。そこで、引用されたマザーテレサの言葉です。

「愛の反対は憎しみではなく「無関心」です。」


〜 家では無関心の対象、小谷野でした 〜




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posted by 小谷野 幹雄 at 10:56| 2018年

2018年11月22日

段取り八分、仕事二分〜非効率の兆候〜

小谷野です。

高いホワイトカラーの生産性を維持するコンサルテング会社の役員の方から、部下評価の話を聞く機会がありました。

部下の能力で最も重視するのは「段取り力」とのことでした。
そこで、逆説的に段取力の弱さは具体的にどのように現れるのか聞いてみました。
絶対ではないですが傾向としていくつかを掲げてもらいました。

・目先の仕事にすぐ取りかかる人間
指示を受けた仕事を、反射的に作業を始める人間は、仕事の全体像とタスクの数・順序・タスク毎の時間設定をしないで作業に入るので結果的に仕事も遅く品質も良くない場合が多い。
またその逆の先入先出型、先に入ってきた仕事を常に先に行う人も同様。
優先順位をつけられないのは致命的です。

・スケジュ−ル表が大雑把で空欄が多い人間
往々にして目先バタバタしている人間に多く、段取りがされていないので仕事の成果は小さい。

・仕事途中での上司や顧客への報告・相談がない
自分の世界の入ってしまうナルシスト的なタイプは、仕事のやり直しが多い。

・締め切りよりも内容にこだわる
能力は高くても、内容を優先して期限意識が低い人間は少なくない。
100%のモノを期限後に出すよりも、期限までに80%のモノを出す方が重要で、締め切り軽視は致命的といいいます。

・時間単価の意識が低い
受注額からその仕事に消費できる目標時間数の意識が低い。
自分の時間当たりのコスト(個人の給与単価ではなく、間接費も賦課された時間単価)の認識が低い。

・帰る時間が決まっていない。
仕事が終わったら帰るという、時間設定のない昭和の働き蜂の美談は現在では単なる非効率社員。
同じように、休みについても仕事が暇になった休みを取るという人間も同じ傾向がある。

・非効率なメールのやりとりをする人間
例えば、アポの取り方で相手に日時案を出させる人間。
アポを取る側から、複数の日時を提出して調整するのが効率ビジネスの基本。

そういえば過去、私の部下が下記のメールやりとりをしていました。
(部下)「社長さん、ご都合の良い日時を複数出してください」
(社長)「〇月〇日〇時、〇月〇日〇時、〇月〇日〇時」
(部下)「その日時はすべて都合が悪いので,その他の日時を出して下さい」
(社長)「〇月〇日〇時、〇月〇日〇時、〇月〇日〇時、」
(部下)「申し訳ありませんが、その日時も都合が悪いので、その他の日時の提示をお願いします」

3回もやりとりして日時は決まりませんでした。
相手の都合を優先させようとする気遣いからでしょうが、カウンター・オファー(提示)もしないビジネス・メールは非常識です。
本件では、「日程調整ひとつで、こんな無駄なやりとりに付き合っていられない、社員をしっかり教育しろ」と、直接お叱りの電話を受けました。

〜 家事の段取り悪しと叱られる、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 15:00| 2018年

2018年11月15日

二刀流〜驚きと感動〜

小谷野です。

米国野球大リーグでは、大谷選手が新人王を受賞したそうです。
ベイ・ブルース以来といわれる投手と打者の二刀流での活躍は、日本のみならず米国でも大きな驚きや感動を与えたようです。アマチュア野球では見かける「エースで四番」ですが、プロになると投手か打者かどちらかを選択させられ二刀流の花はなかなか咲くことがありませんでした。


ところで、歌舞伎界でも400年の歴史の中で類まれな二刀流が話題になっています。
既に歌舞伎役者として活躍し、女方として人気を博している尾上右近さん(音羽屋)が、2018年2月に江戸浄瑠璃清元節の名跡、清元栄寿太夫7代目を襲名したのです。

尾上右近さんは昨年、市川猿之助さんが舞台で骨折するアクシデントの後、スーパー歌舞伎ワンピースの主役ルフィーを2ヵ月間演じきったことでも名声が上がりました。

この二刀流が、今月歌舞伎座で見られます。
同じ興行で見られるのも稀有なことです。
演目『お江戸みやげ』では、尾上右近さんは娘役を役者として演じ、「十六夜清心」では、清元として役者の心情やストーリーを語ります。これらの才能が非凡であることは、私のような素人にもよく分かりました。

経営の世界でも、選択と集中といわれた時代から、最近は多様化、二刀流経営という言葉をよく目にするようになってきました。
携帯会社は、通信業とコンテンツ業の二刀流経営を実践し、中小製造業は下請けとオリジナル製品の開発製造という二刀流経営を目指し、コンサルティング会社は継続顧客とスポット顧客へのサービスという二刀流経営を行っています。

〜 昼夜二刀流も虻蜂取らず、小谷野でした 〜

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posted by 小谷野 幹雄 at 15:54| 2018年

2018年11月08日

100才時代は既に到来している〜古稀のお祝いより〜

小谷野です。

古稀のお祝いに出席する機会がありました。古稀の意味は、70年も生きる人は希(まれ)であることからきていますが、今では決して希なことではありません。

お祝いのスピーチからの引用です。

「三十、四十は、鼻タレ小僧!
 五十、六十は、花ならつぼみ!
 七十、八十は、働き盛り!
 九十になってお迎えが来たら、百まで待てと追い返せ!」

このスピーチの趣旨は、年配者にさらに元気に長生きしてもらうため勇気づけるものですが、このスピーチで言う100才時代は既に到来していると思われます。


2018年日本の厚生労働省が発表した平均寿命は、女性が87.26才、男性81.09才で過去最高を更新しています。
しかし、この平均寿命は「ピリオド平均寿命」と呼ばれ、現状の死亡率がそのまま続くという仮定ですから、医療の進化、働き方の変化など将来の環境変化が考慮されていません。
一方、将来の平均死亡率の低下を反映した「コーホート平均寿命」は大きな数値になります。
世界的ベストセラー、ロンドン・ビジネススクール教授リンダ・グラットン&アンドリュー・スコット共著『ライフシフト』(東洋経済新報社、2016年)に記載ある研究では、既に2007年に日本で生まれた子供の寿命期待値は、女性114才、男性108才で100才を超えています。

今年の本庶先生のノーベル賞研究のように、がん治療の革命が続いている現状を考えると、「100才時代は既に到来している」というのは絵空事ではないと思われます。定年退職して40年も残りの人生があります。
40年働いて40年リタイア生活というのもバランスが悪く、人生最大のリスクが長生きしてしまうことになってしまいます。
これからは、60代の大学(院)生も増え、冒頭スピーチの「60代はつぼみ、70代80代働き盛り」は現実味を帯びてきます。

〜 エージ・シュート(*)がしやすくなる、小谷野でした 〜

 
(*)ゴルフで自分の年齢以下のスコアをだすことで、多くのゴルファーの憧れのプレーです。

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posted by 小谷野 幹雄 at 14:57| 2018年

2018年11月01日

芸術の秋〜徘徊の秋〜

小谷野です。

スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、どの秋も真っ盛りです。
現在東京には世界から著名な美術品が集まっています。
徘徊癖のある私が最近訪れた美術館からです。

・フェルメール展(上野の森美術館〜2019.2.3)
 世界で不動の人気、17世紀のオランダ画家、フェルメールの作品数は
 僅か35点ほどと言われています。
 そのうち、9点が上野に来ています(1点は途中で入替)。
 丁寧に書き上げられた彼の絵は、オランダ絵画黄金時代を堪能できます。
 昨年ダブリンでのフェルメール展見学以来、まとまって鑑賞できました。
 ところで余談ですが、昔エジンバラのスコットランド国立美術館で
 フェルメールの絵を探せず、係員に聞いても言葉が通じず往生しました。
 発音がフェルメールではなくヴァーミアー(Vermeer)だったのです。
 このときのフェルメール最大サイズの絵画「マルタとマリアの家のキリスト」も
 エジンバラから来日しています。

・ルーベンス展(国立西洋美術館〜2019.1.20)
 16-17世紀のバロック期、フランドル(オランダ・ベルギー・北仏、
 日本では、フランダースの犬で有名な地域)の巨匠です。
 肉感溢れる大きな作品が多いので、いつもながら圧倒されます。

・ピエール・ボナール展(国立新美術館〜2018.12.17)
 パリ、オルセー美術館の特別企画です。妻のマルトや室内情景が多く、
 親密派、日本かぶれのナビ派などと呼ばれたやわらかい色使いは、
 女性や身近なモノへの優しさを感じます。

・フィリップ・コレクション(三菱一号館美術館〜2019.2.11)
 20世紀前半に米国ワシントンで近代美術の収集に人生を捧げた(大げさ)
 フィリップ氏のコレクションの一部、セザンヌ、ドガ、ゴッホ、マネ、モネ、
 ピカソ、ブラック等々、蒐集の時系列で展示されています。

芸術は、勉強して理解するモノ、高尚なモノ、贅沢なモノ、
生活に関係ないモノと遠ざけけないで、徘徊して眺めるだけで、
他の動物にはない人間だけ(?)の芸術文化が楽しめます。

〜 にわか評論家、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 15:19| 2018年

2018年10月25日

eスポーツ〜TVゲームがオリンピック種目?〜

小谷野です。

eスポーツとは走ったりボールを打ったりしないで、
イスに座ってTVゲームの中で対戦するスポーツをいいます。
先月までインドネシアのジャカルタで開かれたアジア競技大会では、このeスポーツが正式な種目ではありませんが公開競技として採用されました。

日本人がサッカーゲームで金メダルを獲得しました。来2019年茨城国体でも採用され、「都道府県対抗eスポーツ大会」として実行されるようです。
また、このeスポーツは米国・中国で先行していて、巨額な優勝賞金の大会も開催されているようです。
TVゲームがスポーツなのか疑問が生じますが、言葉や概念の定義は時代とともに変わるのでしょう。

そもそもスポーツとは大きな身体運動を伴うものと思っていました。
しかし、考えてみればモータースポーツは体の一部を動かすだけですし、カードゲームやボードゲームもマインド(脳)スポーツなどと呼んできたのですから、椅子に座ってピコピコやるゲームをスポーツと呼んでも不思議ではないのかもしれません。

しかし、正式にスポーツと認められる、つまりオリンピック種目として認められるにはまだまだ道のりは長そうです。
このブログでも以前紹介したようにWHO(世界保険機構)は、2018年ゲーム依存症を病気として認定したという社会背景や、eスポーツで採用するゲームソフトが特定企業を支援することになるという批判もあります。
例えば茨城国体ではコナミのサッカーゲーム『ウイニングイレブン』の採用が決まっているようです。

子供からゲームを取り上げたい親の観点からは、眉をひそめる社会の動きでしょう。
子供達が休日にも関わらず、外に行かず12時間以上もゲームをしているのは珍しくない光景になりました。

ところで、今年のスティーブン・スピルバーグ最新作『レディ・プレイヤー・ワン』はVR(バーチャル・リアリティ)世界の争いとリアルの世界での争いが交錯する、不思議な映画でした。

〜 バーチャルとリアルは区別したい、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 14:12| 2018年

2018年10月18日

イグ・ノーベル賞〜笑わせ、考えさせる〜

小谷野です。

今年もイグ・ノーベル賞の授賞式がハーバード大学でありました。
イグ・ノーベル賞は、「笑わせ、そして考えさせる」をコンセプトにした1991年から始まったノーベル賞のパロディー版とも言われます。

日本人が見事に12年連続受賞となりました。
長野県の昭和伊南総合病院の堀内博士が大腸内の内視鏡検査で、座ったまま自分で使用できる方法(通常は横になって行う)を開発したのがその受賞理由です。検査が身近になり小児患者には特に役立つそうです。

2018年は、この他、

・ジェットコースターで腎臓結石、尿管結石を除去する研究
・チンパンジーが人間の真似をすることの証明
・人間の唾液が洗剤と同等の働きを持つことを測定した研究
・自動車運転中に叫んだ暴言頻度、動機、その効果の測定

などなど、どれもまずは笑いを誘います。

現在、東京水道橋の東京ドームシティでイグ・ノーベルの世界展を開催中(〜11/4)です。
過去の受賞研究がパネルや立体模型でよくまとまっています。
ノーベル賞とイグ・ノーベル賞の国別受賞者数を並べてみると、発見がありました。
ノーベル賞受賞者数上位であるドイツのイグ・ノーベル賞の受賞数が異様に少ないのです。
お堅い文化感、奇人が少ないのか理由はよく分かりません。
こんな発見でも、賞に応募したくなります。

〜 IGNOBLE(下品)とよくいわれる、小谷野でした 〜

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posted by 小谷野 幹雄 at 14:58| 2018年

2018年10月11日

障がい者スポーツ〜失ったモノを数えない〜

小谷野です。

日本障がい者スポーツ協会の役員の方の話を聞く機会がありました。
「活力ある共生社会の実現」が理念として活動されていますが、もう一つ、障がい者スポーツの精神を表す印象的な言葉がありました。

「失われたモノを数えるのではなく、残された機能を最大限に活かす」です。

両腕のない卓球選手の話は感動的でした。
卓球は、車いすクラスと立位クラスを分け、さらに障害の程度によって細かくクラス分けされます。
両腕のない卓球選手は、子供の頃事故で両腕を失いましたが、大好きな卓球は忘れることができなったそうです。

この方の試合をYouTubeで見ました。ラケットを口にくわえラリーを繰り返します。
しかし、サーブはどうするのか。トスは、足で上げるのです。
このトスを上げるために片足は靴を履かず素足でした。
まさに残された機能を最大限に活かす姿でした。

プレー内容は、五体満足な選手と激しいラリーができるほどでした。
この他両下肢切断の人、義足、片腕、クラッチ(杖)使用の人などの試合を見ても、すべてがスーパー・アスリートと呼べるレベルでした。
この人達には卓球でも敵いませんが、不撓不屈の精神力でも敵わないと感じました。
ゴルフで、年齢とともに飛距離が落ちたという不平不満は、自分も含めてよく口に耳にします。
しかし、失った飛距離を嘆くより、正確性を磨く努力をすれば若い頃よりもスコアは良くなるのです。

〜 失っていく髪の毛の数はもう数えない、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 17:52| 2018年