2017年09月15日

美人画の世界〜上村松園展〜

小谷野です。
美人画の巨匠、上村松園(明治8〜昭24)展を観てきました。

山種美術館の創設者が上村松園と親しかったこともあり、山種美術館は数多く松園の作品を保有しています。

明治後期から昭和初期時代の美人画家といえば、東京の鏑木清方、京都の上村松園です。
個人的には、画家が女性であることが影響しているのか分かりませんが松園がお気に入りです。
的確に説明ができませんが、ご本人は、「女性は美しければよい、という気持ちで描いたことは一度もない。
一点の卑俗なところがなく、清澄な感じのする香り高い珠玉のような絵こそ私の念願とするところのものである。」と語っています。

その他の美人画家としては、大正ロマンの竹久夢二やノスタルジーと少しのエロティシズムの伊東深水(朝丘雪路の父)等々が挙げられます。

ところで、伝統的な日本美人は、切れ長の細い目が象徴ですが、最近の美人定義は異なり、目を大きくするための目頭切開整形が流行しているそうです。

〜 美人もいろいろ、家の中をうろつくも美人? 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:28| 2017年

2017年09月08日

“YES” changed my life〜はい、喜んで〜

小谷野です。

ションダ・ライムズ(Shonda Rhimes)さんのプレゼンテーションを聴きました。
ションダさんは、米国のTVプロデューサー・脚本家であり、全米(全世界)でのヒットメーカーです。
彼女の作品には年間400億円もの制作予算がつき、タイタン(神)と呼ばれています。
仕事が大好きで、懸命に働くことに何の疑問も持たない。
そんな彼女も働き過ぎ、燃え尽き、仕事が嫌いになった時期があったそうです。
そんな時に、彼女はある事を行って元の情熱を取り戻しました。

それは、従来ならNOと即答する、不安や苦手なオファーにも、全てYESと答える実験でした。
幼い娘の「一緒に遊んで」に、どんなに忙しくてもYESと答えて一緒に遊び、講演会やTV生出演は大嫌いでもYESと答えていくと、恐怖心、社会不安が無くなり、スランプ前の仕事への情熱を取り戻すことができたそうです。

”YES” changed my life.

YESという一言の力が驚くべきモノであったと語っています。

昭和の時代、私が新入社員だった頃、先輩に言われました。
先輩・上司の指示には全て「はい、よろこんで」と返事をしなさいと。
今ならパワー・ハラスメントとして問題になりそうですが、仕事を選ばず目の前の事に全力投球する姿勢、何よりも人間関係がスムーズにそして拡大していくのが実感できました。

〜 ゴミ出して はい喜んで! 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:05| 2017年

2017年08月31日

自立していない防衛?〜ミサイルから守れるのか〜

小谷野です。

北朝鮮のミサイル関係の報道が続いています。
先日、防衛問題に詳しい社長さんの話を聞く機会がありました。
その方の意見では、日本は自国をミサイルから守る防衛力は持っていないとのことでした。

飛んでくるミサイルを打ち落とす能力はもとより無く、敵地のミサイル基地を攻撃する戦力も持っていないそうです。戦闘機は40年以上も前の飛行機、空対空の装備はあっても、空対「地」の装備はなく、ミサイルが地上に落ちる直前に打ち落とすパトリオットなどは命中精度は低く、命中しても被害が大きい等・・・素人の私には難しい、自衛隊のマニアックな装備の話を熱く語っておられました。
話を伺うと、日本の防衛は自立しておらず、同盟国や国際社会依存なのかもしれません。

ところで、2016年10月、国連の核兵器禁止条約に日本は賛成でも棄権でも無く、反対票を投じました。(賛成多数で可決。)
同盟国の核傘下にいるが故の、我が国の選択であったようです。
この国連決議への反対票は「政治的」には理解できても、被爆国民として「心情的」には理解が難しいです。

〜 妻の爆弾も怖い、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:06| 2017年

2017年08月24日

不差別の強調〜多様性の維持手法〜

小谷野です。

大統領が人種差別を強く否定しなかったことで、米国内で深刻なデモが多発しています。
この国が人種のるつぼであることを再認識させられます。
米国の最大の強みである「多様性」を維持していくには、そのリーダーは常に「極端に」公平、公正、不差別を全面に打ち出す必要があります。

米国のマイノリティ(*)と言われる人の割合は毎年上昇を続け、2010年の国勢調査で37%まで上昇し、州によっては既に50%を超えています。
今後生まれる有色の子供が大人になる頃には、マイノリティでは無くなっているでしょう。

ところで、米国の友人が肯定している逆差別があります。
組織内では、黒人、女性、障害を持っている人の出世が早い傾向があると言います。
米国社会でタブー視されている差別要素が3つも重なると、不差別を強調するための人事評価が存在すると言います。
多種多様な人種や民族を抱えて、多様性を尊重していくためには、ある程度はやむを得ない現象なのでしょう。

ところで、日本も少子化、労働力不足によって、外国人労働者や移住者が大きく増加することが予想されています。将来日本のリーダーが、差別の完全否定発言を「大げさに」しなければ、今の米国と同じ事が組織単位でおきるでしょう。

(*)非ヒスパニック系の白人以外の人種や民族。

〜 パパのおかず質素、差別だ 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:00| 2017年

2017年08月16日

MITラボ所長の提言〜現代を生き抜く9の原理〜

小谷野です。

日本人として初めてMIT(米国のマサチューセッツ工科大学)メディアラボの所長になった伊藤穣一氏著、先月出版の『9の原理(プリンシプルズ) How to Survive Our Faster Future』を盆休みに読みました。

伊藤氏はNHKの「スーパープレゼンテーション(*)」の司会者といった方が分かりやすいかもしれません。
デジタルガレージ等IT業界での起業、ベンチャーキャピタリスト、NYタイムズ、CCC(ツタヤ)等々の社外役員を務めています。
秒進分歩(日進月歩)のIT業界で不可欠な原則ですが、成熟した業界でも十分に参考になります。

1.権威より創発
2.プッシュよりプル
3.地図よりコンパス
4.安全よりリスク
5.従うより不服従
6.理論より実践
7.能力より多様性
8.強さより回復力
9.モノよりシステム

プル:必要な情報や資源は抱え込んだりせず、必要に応じてネットワークから取り出す。
マイクロソフトが作った辞書エンカルタは、高価で高度に専門的に設計されたプッシュ思考の製品であったが失敗し、プル型のウィキペディアは成功した。

コンパス:予測不能な世界では、詳細な地図よりもコンパスを持って創造性と自主性で自分の行くべき道を見つけていくことが重要。

〜 海図なき大航海時代のAI&IT業界 小谷野でした 〜



(*)様々な分野で世界最先端を走っている人たちのプレゼンが行われる、TEDカンファレンス(NYが本部)から抽出して番組を編成。


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posted by 小谷野幹雄 at 14:39| 2017年

2017年08月10日

福山城(広島県)〜日本の名城訪問〜

小谷野です。

新幹線の福山駅の目の前にそびえる天守閣を見つけ途中下車しました。
名称は福山城(久松城・葦陽城)、公益財団法人日本城郭協会が定めた日本100名城にも入っています。
新規での大型築城としては江戸時代最後の城と言われています。

福島正則が広島城の改修工事をめぐり、武家諸法度違反で改易されたことから、徳川家康の従兄弟である水野勝成が、西国の外様大名に対する防御の意味から転封して築城しました。
築城には江戸幕府の支援手厚く、京都の伏見城から月見櫓をはじめ多くの櫓が移築されました。
しかし、250年後の幕末においては、家康が目論んだ役割を果たすことはできませんでした。徳川幕府のための長州征伐においても、その後の新政府軍の進行を阻む活躍もありませんでした。

〜 新幹線のホームから天守閣が見えます 小谷野でした 〜




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posted by 小谷野幹雄 at 14:06| 2017年

2017年08月03日

病気の定義〜大賑わいの病院〜

小谷野です。

久しぶりに健康診断を受けました。
血液検査等の一般検診は、生活習慣病のチェック、改善動機付けには重要です。
結果は、すべての検査項目で問題がないとの判定でありました。

今回、大きな病院の予防センターで受診したのですが、気になったことがあります。
病院内は、人(患者)だらけ、大賑わいなのです。
週何日も病院に通い、複数の診療科をはしごする人たちが数え切れないほどいるそうです。
しかし、よく観察してみると、多くの方が普通に歩行し、明るい顔で談笑し、病人には見えませんでした。
人が群がるイベント会場のようでした。

米国在住中に目にしたのは、日本の内科を忙しくさせる風邪という症状では、誰も病院には行かないことです。
近くの薬局で購入した数ドルのアスピリンを服用、自宅安静で終わりでした。
よほどの重い症状でない限り、病院もまともに相手してくれません。

かつて、日本の高血圧の定義が最高値160mmHgから140mmHgに下げられ、日本で4000万人以上が患者となりました。国民の3分の1を病気認定する基準は正しいのでしょうか。降圧剤の製薬業界は大賑わいですが。

医療費は40兆円を超えても、その増加スピードは止まる兆候がありません。
国家財政が破綻間近の国でおきていることです。
タクシー感覚で救急車を使い、入院日数はできるだけ伸ばす人が絶えない、この国の病気の定義は正しいのでしょうか。

〜 健康なお前には分からない!(先輩方の声) 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 14:41| 2017年

2017年07月27日

できます、やります、まかせてください〜元気な会社の文化〜

小谷野です。

元気な会社の社長さんとゴルフをご一緒しました。
会社の業績は絶好調のようです。社員の方々も笑顔が多い、
元気印いっぱいの会社です。
この元気印の会社経営に関して2つのことに興味を持ちました。

1.競争の激しいビジネスに参入する
ブルーオーシャン(競争がない市場)を探す経営者が多い昨今、真逆の発想をトップが持っています。
特に逆説的な深い意味はないそうです。
人の裏を行く事業(競争の少ない分野への参入)は、マーケットは確立しておらず、市場規模も不明で、大きな努力が実らないリスクが高い。
一方競争が激しいと言うことは、マーケットが既に確立し市場規模もあるので、やり方次第で大きな努力が大きく実る市場と映るようです。

2.社員が「できない」と言わない企業文化
「できます」「やります」「まかせてください」
この3つが社員の合い言葉だそうです。

「できません」という否定的な言葉を使わない営業姿勢に、顧客支持は絶大のようです。
確かに、「できません」と言った段階で思考回路は閉鎖されます。
「できます」と言ってその後どうしたらよいかを考えて考え抜く社員の成長は大きいでしょう。
人は本来、勉強や仕事は嫌いです。
「できません、わかりません、前例がありません」とシャッターを下ろして手仕舞いしてしまえば、楽ですが成長はありません。
専門家であるサムライ業が何でもできると言ったら問題ですが、営業カンパニーでは素晴らしい文化です。

〜 家で空手形「やります」 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:53| 2017年

2017年07月20日

時間の確保〜生活の規則性が成否〜

小谷野です。

国家試験を目指す大学生と有資格者の懇談会がありました。
参加した大学生はこれからダブルスクール(大学と専門学校2つ行くこと)で資格にチャレンジする人たちです。専門学校の講師もいらっしゃいました。

国家試験によって合格に必要な勉強時間が3,000時間などと目安があります。
つまり3000時間をどう効率的に確保するのかが課題になります。
社会人受験生は仕事と両立が大変ですから、合格まで年数はかかります。
しかし、親のすねを囓って専念している学生でも、長年受験を繰り返している人がいます。
この失敗原因を専門学校講師や有資格者に伺いました。この逆をすれば短期合格です。

1.毎日の勉強の始終時間がバラバラ
誰もが言うのは、不規則な生活リズムの人は合格が遅いそうです。
朝、専門学校に来る時間もバラバラ、夜自習室から帰る時間もバラバラ、
気分次第の人。昨夜はノリノリだったので朝まで頑張っちゃったなどと言っている人の翌日は寝不足で勉強時間は極端に少なくなります。

2.完全な休日がない
長年受験生を続けている人は、休みのメリハリがない。
短期合格者は、予定された休日(平日は12時間以上頑張る)があるそうです。
メリハリは、効率性にも影響がありそうです。

3.勉強の方法論に興じる
どこの専門学校のどの講師が良い、どの出版社のどの教科書が良い等々、勉強の方法論をよく議論する人。
道半ばで、新しいテキストを購入して始める人。
いまさらする議論ではなく、「やるだけ」から逃避する行動になっているようです。

4.群れを作る
試験勉強は友達とはできません。
孤独に耐えられない人は、それだけ時間を削ってしまいます。

ところで、中高大受験生も、夏期講習が始まる季節ですね。

〜 受験生ガンバレ 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 16:00| 2017年

2017年07月14日

人種問題を考える〜アトランタ訪問[3]〜

小谷野です。

アトランタは黒人の公民権運動指導者であったキング牧師(マーティン・ルーサー・キング・ジュニア)の生家と記念館があります。
1964年に公民権法の成立によって人種差別が終わり、同年同氏にノーベル平和賞が授与されました。
ワシントンで行った演説「I Have a Dream」は今聞いても感動します。
その後同氏は、テネシー州で白人に暗殺されました。

ところで、我々外国人は黒人の解放は南北戦争(1861-65)でなされたと勘違いしています。
リンカーンの演説で、人種差別のない国ができたと思っています。
南北戦争の一面解釈として、労働力が欲しかった北側が南側に、奴隷という豊富な労働力を解放させたという見方もできます。
北軍の勝利によって、黒人は売買される奴隷ではなくなりましたが、その後も学校もトイレもバスの席も別という、大差別の時代が100年も続いていたのです。
 
人種に関連した感動した最近のお勧め映画です。
「Hidden Figure(日本での題名はドリーム)」2016年公開された伝記映画です。
1961年、白人と有色人種の差別政策が行われていた時代、ソ連との宇宙開発競争の中、米国NASAの宇宙開発で、黒人で女性という、当時の社会で最も蔑まされる立場のひとが、米国の威信を支えた事実を伝える映画です。

もっとも感動したシーンは、宇宙飛行士が発射直前に座標に計算誤差が生じていることを聞き、司令部からの「飛ぶのか」との質問に、エリート白人男性や機械(IBM)の計算ではなく、キャサリン(天才黒人女性)が検算して出た数値で俺は飛ぶのだと、黒人女性の計算力に自分の命を託すやりとりでした。

未知の世界に挑戦するNASAでは、天才的なひらめきや柔軟な発想が必要で、誰も行ったことがない計算や機体開発に関して、白人も黒人もなくなり、実力のある者が評価される公正性がメッセージの映画です。

〜 COLORED(有色) 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:29| 2017年