2012年08月30日

評価は歴史が証明する〜オペラ、ジャンヌ・ダルクを見て〜


小谷野です。

松本サイトウ・キネンフェスティバルに行ってきました。
体調不良の小澤征爾さんは、今年はタクトを振らずに監督に徹しておられました。

観劇したのは、オペラ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」。
ジャンヌは英仏100年戦争時代のフランス軍救世主ですが、最後は宗教裁判で火あぶりとなりました。19歳の少女でした。

フランスを救おうという志のまっすぐな少女は、妥協的平和を求め出した人たちには、邪魔になっていきます。

しかし彼女の死後、宗教裁判はやり直され、彼女は聖人となりました。

このオペラの裁判シーンを見ていて感じるのは、現在の判断、現在の正義が正しいかどうかはその時点でわからないことが多いということです。


社運を賭けた、時の経営者の判断はその当時、周囲の猛反対を受けていることが多いですね。

〜 叱られた時の言い訳に使わないようにしよう 小谷野でした 〜

posted by 小谷野 幹雄 at 11:49| 2012年

2012年08月23日

親世代から子世代の仲は分からない〜争続の現場から〜


小谷野です。

先週、相続セミナーの講師を務めたので、相続関係の話をひとつ。


「先生、うちの子供達は仲がよいから、遺言などはいらないよ。話し合って仲良く分けるだろう」。

こんなケースに限って、実際にお父さんがなくなると、兄弟間で骨肉の争いが始まります。

遺産分割協議の家族会議で、

「お兄ちゃんは20年前、お父さんからあんな資産をもらった」
「お姉ちゃんは学生時代、お母さんからあんな援助を受けていた」

第三者には、遥か彼方の昔話であっても、当事者にはホットな話題となります。


争いが始まると、専門家がファミリーにとって最適と思われる資産継承の提案をしても意味がありません。

相続人の気持ちの整理が最優先であり、税負担が増えても、承継の理論から乖離してもお構いなしです。

相続人全員が各々の代理人(弁護士)を分割協議の場に送ってきたケースもあります。

財産については、生前に家族で話をすること、遺言書の作成は不可欠です。


〜財産について子供からは言い出せません。お父さん、お母さんの役目です。小谷野でした〜
posted by 小谷野 幹雄 at 11:20| 2012年

2012年08月16日

長生きしてしまうリスク〜お盆に想う〜


小谷野です。

初盆を迎えた故人の顔が浮かぶ時分です。
仲間うちでも同期がどんな病気で逝ったなど、明るくない話題が今年もありました。

ふと気付いたのですが、これらの会話は、早く逝ってしまうリスクを憂えているのですね。

しかし私は、真逆に、長生きしてしまうリスクを考えてしまいました。
何が「リスク」なんだと叱られそうですね。

しかし、現役中に引退後30年以上の生活資金を貯蓄できる人は稀でしょう。
もらえる年金(今後は支払額未満の受給)では充分でないでしょう。

健康寿命(*)が尽きた後の介護はだれがしてくれるのでしょう。
これから議論が始まる社会保障制度改革とともに、考えたいと思います。
*健康寿命:介護なしで自立生活ができるまでの寿命
男70歳(79歳)、女73歳(86歳) カッコ内は寿命 平成22年厚生労働省 


〜 明るい社長が言っていました、
      「ワシのモットーは、PPK(ピンピン、コロリ)」、小谷野でした 〜
posted by 小谷野 幹雄 at 15:06| 2012年

2012年08月09日

モータ−スポーツ産業の関心 〜スピードからエコへ〜


小谷野です。

フォーミュラーニッポンを見に、富士スピードウエイに行って来ました。
サーキット観戦は、2006年シューマッハ引退試合であった鈴鹿でのF1観戦以来でした。

ところで、日本の企業は相次いでモータースポーツの頂点であるF1スポンサーから撤退しています。F1のTV露出が少なくなったのは、日本の自動車メーカー、タイヤメ―カー不在が理由なのでしょう。

それに対して、同じレースの中でも、耐久レースでは様子が異なるようです。

エンジン効率を高める技術を、レースを通じて進化させたいメーカーの意気込みを感じます。


今年ルマンで久しぶりにレースに復帰したトヨタが、ガソリンと電気のハイブリッドカー、アウディはディーゼルと電気のハイブリッドカーで火花を散らしました(結果はアウディに軍配)。

スピート追求分野では技術革新の余地が少ないのに対して、エコ面ではレース参加による革新技術を、市販車にフィードバックできるのは大きな魅力なのでしょう。


〜耐久レースの主役がハイブリットカーとは知りませんでした 小谷野でした〜
posted by 小谷野 幹雄 at 15:38| 2012年

2012年08月02日

柔道の勝敗がわかりません〜「公正」追求の果て〜


小谷野です。

オリンピック柔道をTV観戦して感じたことです。

勝敗判定が複雑ですね。
主審・副審に加えてジュリーという審判委員がいるようです。
旗3本の色を全部ひっくり返すほど、このジュリーの権限は大きいようです。

判断項目いろいろ、判断基準いろいろ、判断する人がいろいろ、です。
「公正」を追求して出来た仕組みなのに、選手や観客の不満は増大しています。


どこか企業経営の中で聞いたことがあります。人事の評価制度です。

従業員の不満が出ないように評価項目をたくさん制定し、その判断基準を細かく制定し、評価する人が何人もいて、「公正」を追求するのが多いパターンです。

しかし、その多伎にわたる評価項目、点数基準、評価する人たちへの疑問や不満は増長し、「公正」追求という制定目的は達成されずに、人事評価のことでマネージャーや従業員が莫大な労働時間(不平不満の議論している時間も含めて)を費やしている。

一方で、社長1人がエンピツを舐めて(失礼)、相当数の全社員の評価・給与査定している会社がありますが、効率的で、おまけに問題発生が少ないという事実があります。


主審が間違えたらそれも歴史・伝説として受け入れる。
アナログ的な側面も、スポーツ観戦の楽しさだと思います。


〜 シンプルがベスト 小谷野でした 〜

posted by 小谷野 幹雄 at 15:27| 2012年