2017年12月27日

流行語大賞「忖度(そんたく)」〜意味の勘違い〜

小谷野です。

2017年の流行語大賞に「忖度」が選ばれました。
今年の報道トーンからは、「忖度」は賄賂でも使って悪いことを依頼するイメージが定着してしまいましたが、本来は相手の気持ちを思いやるという意味の言葉です。
家族・恋人の気持ちを忖度する、作家の意図を忖度するなど、悪いイメージの言葉ではありません。

ところで、意味を勘違いして使っている言葉が結構ありますね。
ある日子供に物事を頼んで、返事が「適当にやる」だったので怒ってしまいました。
しかし適当は、「いい加減」ではなく、「要求に当てはまるように適切に」の意味だと反論され、面目丸つぶれとなりました。

また昔、「うちは一姫二太郎です。」と聞いて、「三人の子供は立派ですね」と答えて赤っ恥をかいたこともあります。
言うまでもなく、本来は最初に女の子、次に男の子が生まれるのが理想という意味で使われています。

慣用句も「上や下への大騒ぎ→上を下への大騒ぎ」だと直されたり、漢字もよく間違えます。危機一発は発ではなく髪であったり・・・。

来年もよろしくお願い申し上げます。

〜 我が家はいつもJアラート(*) 小谷野でした 〜


*2017年流行語大賞トップ10に入った言葉で、対処に時間的余裕のない弾道ミサイルや自然災害の全国瞬時警報システムのことをいう。

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posted by 小谷野幹雄 at 11:36| 2017年

2017年12月21日

平成30年度税制改正大綱発表〜年収850万円は高額〜

小谷野です。来年の税制改正の方向性が決まりました。
改正ポイントの要約版を見たい方は
http://koyano-vp.com/page0191.html
をご覧下さい。

今回の税制改正は、所得税の増税議論がマスコミを賑わせました。
高額所得のサラリーマン課税強化として、年収800万円が増税に値する高額なのか否かの議論があり、最終的には850万円に落ち着きました。

一方、全ての人に適用される控除額は10万円アップ(減税)となり、低所得者は減税、高所得者は増税と言う内容でした。

国家財政の是正には所得税は消費税に次いで重要な税目です。
この所得税の改革で、政治家はもとより財務省も財政学者もあまり公では議論しない話があります。
所得税の負担を相応に広く求めるというものです。

日本の所得税負担は偏っており、80%以上の労働者の税負担率は10%以下です。
様々な控除制度と温厚な累進税率構造があり、税負担が僅少な方の割合が異常に多いことです。
税負担率が10%以下の労働者はイギリスでは3%程度、米国でも30%程度です。
80%を超えている日本は特異な感じがします。
高所得者以外にも増税になる話ですので政治家が口に出せば、落選でしょう。

〜 メタボに重量税(Fake Newsです) 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 15:18| 2017年

2017年12月14日

GET IT DONE!〜カリスマ起業家・千本氏〜

小谷野です。

今月の「のびよう会」は望年会として、目黒雅叙園で行いました。
講師には、尊敬する経営者、カリスマ起業家とも呼ばれる千本 倖生(せんもとさちお)氏をお迎えしました。

昨今、電話料金を気にせずに通話ができるのは、千本氏のおかげです。
遠距離恋愛をしている人には神様みたいな存在です。
かつては給与の半分以上が電話代に消えていたのです。

通話インフラが電電公社独占の時代に、民間力で第二電電(現KDDI)を設立し、通信業界に大競争を引きおこしました。
その後、日米の大学教授を務め、ITバブル期にスマートフォン時代到来の予感を持ち、イーアクセス、イーモバイル(現Y!mobile)を創業し上場させました。

現在は、グリーンエネルギーの株式会社レノバの代表取締役会長として、今年マザーズに上場、近く東証一部指定替えの予定です。
グリーンエネルギーの比率が極端に低い日本では、この環境に優しいエネルギー分野は大きな成長余地があるとの見通しでした。

以下、記憶に残った言葉です。

1.メガトレンドをつかめ!
2.社会的使命を持て(金儲けだけではダメ)!
3.大きな夢を持て!
4.Get IT Done!(行動しろ)
5.マネジメント編成など周到に準備しろ!

真のシリアル・アントレプレナー(*)千本氏の言葉は、参加した者の志に大きな火をつけました。

(*)ひとつの会社・事業ではなく、複数の会社・事業を興して成長させる連続起業家をいい、日本人では少ない。

〜 参加者は豆腐屋に、一丁(1兆円の目標売上)!二丁! 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 16:00| 2017年

2017年12月07日

サービスがタダの国〜NYU Pan Asia Alumni〜

小谷野です。

前週末に、私のビジネススクール出身校であるニューヨーク大学イベント「アジア大会」が、総長始め世界のОBを招いて東京アメリカンクラブで開かれました。

小池百合子東京都知事が、東京の魅力と、東京都が取り組む海外からの投資支援の諸制度の紹介を、カイロ・アメリカン大学出身の流暢な英語で解説、最後にトランプ流に「Make Tokyo Strong Again!」と会場を沸かせていました。

また、昨年伊勢志摩サミットを成功させた鈴木三重県知事が、伊勢神宮はじめ地方都市の魅力を、林文科省大臣、ドイツ経済学者、米国法律家、芸術家、外資金融トップ等豪華面々がパネリストとして日本の問題や魅力を浮き彫りにしていきました。

印象に残ったのは、日本では人手のかかる「サービス」を価格に転嫁しない価値観の異質性の指摘でした。
たとえば、電車内のワゴンサービスで水を購入しても、駅の自動販売機で買ってもほぼ同じ値段であることに疑問を提示していました。

そういえば海外ではスーパーで50円の缶ビールも、レストランに入れば同じモノが500円になりますね。
目に見えるモノだけでなく、目に見えないサービスの価値観(価格)が健全化しないと日本の賃上げ論争は空回りしそうです。

〜 Japan as No.1(*) は再来するか 小谷野でした 〜


*「Japan as No.1(Lessons for America)」1979年ハーバード大のエズラ教授による ベストセラー本 


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posted by 小谷野幹雄 at 16:02| 2017年