2018年03月29日

中東で何が起きているか〜ドバイ訪問〜

小谷野です。
15年ぶりにドバイを訪問しました。
相変わらず至る所が建設現場で、成長を実感する都市でした。
ドバイはアラブ首長国連邦7国のひとつですが、石油の埋蔵量が少なく、早い時期から脱石油の経済振興に努めてきました。今では、中東の金融センター、観光業、不動産業、情報通信業、様々なサービス産業を振興し、現在GDPに占める石油の割合は僅か2%です。

ちなみに首都があるアブダビではGDPの50%が石油、サウジアラビアでは石油依存度は80%となっています。中東の多くの経済は、石油依存の一本足打法となっています。

ところで、MENA(Middle East North Africa/中東・北アフリカ)地域は、アジア地域よりも人口増加が大きく、さらに4億7千万人の人口の平均年齢は28歳と若年層が豊富で、今後相当な期間において大きな市場であり続けるでしょう。

サウジアラビアで王族内のクーデターが起きたのには驚きましたが、背景には原油価格下落による国家財政の破綻があったようです。
世界屈指の原油埋蔵量を誇るサウジアラビアは、家の庭を掘ればいつでも小判(石油)が出るので、お金に困ることはないと思っていました。
ところが現在、世界最大の時価総額になるといわれる国営石油企業サウジアラムコを上場させてまで、資金調達を行い国家財政の赤字を埋めようとしています。

〜 家の庭を掘ってもゴミしか出ない 小谷野でした 〜

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世界最大の高さの建物 ブルジュ・ファリハ(206階828m)

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建設ラッシュが続くドバイ市内
posted by 小谷野 幹雄 at 18:05| 2018年

2018年03月22日

時間当たりの労働生産性〜意識の変革〜

小谷野です。

日本の時間当たりの労働生産性ランキングはOECD(*)35ヶ国中20位とのことです(公益財団法人日本生産性本部)。

よく、日本人は働き方がヘタだと言われますが、これが数値にも表れています。
しかし、私は日本人の平均的な能力が劣っているとは思いません。
労働に対する意識の違いが原因だと思います。

日本では生活や意識の中心に常に仕事がありますが、海外では仕事以外に意識の中心がある場合が多いようです。
欧州企業では、日々の労働において、各人が帰社時間を決めています。
その決めた時間に帰るために、時には爆発的な集中力を発揮します。
日本企業で帰社予定時間を聞くと、「仕事が終わったら」と答えます。
こういった意識は「就業時間内に終わらなくてもいいや」、「終わらなければ休みに出てくればいいや」と、長時間労働の問題に繋がっていきます。

休暇に対する意識も異なります。
年末に来年の手帳を購入すると、日本人は仕事のスケジュールを真っ先に書き込みます。
私の海外の友人は、家族の誕生日と年間の休暇予定を真っ先に手帳に書き込みます。
年明けには既にバカンスの内容が決まっているそうです。

日本でも、現在働き方改革が話題ですが、生産性の向上なき改革は斜陽を招きます。
毎日帰る時間を決める、休みの予定を入れる、それに合わせて仕事の時間に集中すると、生産性の世界ランクは上がるのではないでしょうか。

スイスの友人が先日、気に入ったシャツを購入して、「これは仕事にも使える」と喜んでいました。(!?)

〜 ゴルフ場の鉛筆、仕事にも使える! 小谷野でした 〜


*OECD:先進国が加盟する経済協力開発機構


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posted by 小谷野 幹雄 at 17:21| 2018年

2018年03月15日

平成の徳政令〜事業承継税制改革〜

小谷野です。

現在、国会は森友問題で停滞していますが、月末には平成30年度の税制改正法案が通過する予定です。

今年の税制改正の目玉は、事業承継税制です。
従来は、事業を拡大すべく経営者が頑張れば頑張るほど次世代への承継コスト(相続税や贈与税)が高くなり、円滑な経営承継の足かせになっていました。
事業承継の負担が重くて廃業して雇用が失われたりと、大きな社会問題でもありました。

これが今回、承継コストをゼロにする法案が出ているのです。
さらに後継者は子供だけではなく、生え抜き社員など血縁のない人間でも可能で、その後継者に会社株式を税負担無く譲ることができます。

ただし、その後会社を売却したり、経営を放棄してしまうと、遡って納税をする必要があります。 
このような特例を受けるためには、5年以内に経営承継計画を作成して提出し、10年以内に会社株式の贈与を実行する必要があります。
上場会社や資産管理会社は対象外となっています。
負担をゼロにする徳政令の要件はこの他にも種々ありますので、専門家に確認が必要です。

↓↓平成30年度税制改正サマリーはこちら↓↓
http://koyano-vp.com/page0191.html

〜 望む早期の国会審議再開 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 16:57| 2018年

2018年03月08日

自分のモノサシ〜いつも怒っている人〜

小谷野です。

自分のモノサシほど当てにならないのではと感じる出来事に続けて遭遇しました。

・ゴルフ中に今日は調子が悪いと真剣に怒りだす方
 この方のモノサシは、過去にうまくできた時の技術や結果が基準になっています。

・この写真は自分の写りがひどく悪いと怒っている方
 この方のモノサシは、過去かっこよく、美しく撮れた写真が基準となっています。

・ギャンブルで負けて怒っている方
 この方のモノサシは過去勝った経験が基準になっています。


ところで、同じ10分でも人間ドックで胃カメラを飲んでいる時間と、恋人と過ごす時間では感じる長さは異なります。
時間に限らずモノサシは大方自分勝手なもののようです。
人や物の好き嫌い、そのときの都合や事情や感情に左右されそうです。
 
自分のモノサシを見直さないと、いつも何かに怒っている人生になってしまいます。

〜 「人の振り見て我が振り直す」 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野 幹雄 at 14:47| 2018年

2018年03月01日

逆境から這い上がった人の強さ〜平昌オリンピック〜

小谷野です。

今回の平昌オリンピックでの日本選手のメダル獲得数は13個、8位までの入賞者総数は98人で史上最高の成績だったそうです。

今回オリンピックで目立ったのは、逆境から這い上がった人たちの強さでした。
ある金メダリストは、オリンピック直前に大きな怪我をするという逆境がなかったら、金メダルは取れなかっただろうと言いました。他にも怪我からナショナルチームに復帰しての入賞者は少なくなかったようです。

また2回前のバンクーバー大会に出場するも、前回ソチオリンピックの代表選考から漏れた選手が今回の平昌で代表に返り咲き、金・銀・銅の3つのメダルを取りました。前回大会で選考から漏れるという、悔しい思いを背に積み上げた努力のすさまじさは、想像に難くありません。

ところで、経営の世界でも同じで、どん底を経験した会社や経営者は強いものがあります。
突如の主力商品売上激減やリーマンショックなどで倒産直前までいった会社の劇的な復活事例は少なくなく、その後の成長にも目を見張るものがあります。
失敗は成功の母などと言いますが、逆境や失敗を人や会社の成長の糧にしなくてはならないと、考えさせられます。

米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルは、過去に失敗を経験している経営者を日本のようにマイナスではなく、逆にプラスとして評価する傾向が強いですが、その理由の推量です。

・逆境に陥った理由を分析して改善策を真剣に考える
 二度と失敗しないための独自の哲学を作ります。

・順境を感謝するようになる
 社内外の関係がよくなります。

・順境の中でも真剣な努力をする
 人は順境の中では努力を惜しみます。

〜 不撓不屈(ふとうふくつ)を見た平昌大会、小谷野でした 〜

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posted by 小谷野 幹雄 at 16:30| 2018年