2018年10月18日

イグ・ノーベル賞〜笑わせ、考えさせる〜

小谷野です。

今年もイグ・ノーベル賞の授賞式がハーバード大学でありました。
イグ・ノーベル賞は、「笑わせ、そして考えさせる」をコンセプトにした1991年から始まったノーベル賞のパロディー版とも言われます。

日本人が見事に12年連続受賞となりました。
長野県の昭和伊南総合病院の堀内博士が大腸内の内視鏡検査で、座ったまま自分で使用できる方法(通常は横になって行う)を開発したのがその受賞理由です。検査が身近になり小児患者には特に役立つそうです。

2018年は、この他、

・ジェットコースターで腎臓結石、尿管結石を除去する研究
・チンパンジーが人間の真似をすることの証明
・人間の唾液が洗剤と同等の働きを持つことを測定した研究
・自動車運転中に叫んだ暴言頻度、動機、その効果の測定

などなど、どれもまずは笑いを誘います。

現在、東京水道橋の東京ドームシティでイグ・ノーベルの世界展を開催中(〜11/4)です。
過去の受賞研究がパネルや立体模型でよくまとまっています。
ノーベル賞とイグ・ノーベル賞の国別受賞者数を並べてみると、発見がありました。
ノーベル賞受賞者数上位であるドイツのイグ・ノーベル賞の受賞数が異様に少ないのです。
お堅い文化感、奇人が少ないのか理由はよく分かりません。
こんな発見でも、賞に応募したくなります。

〜 IGNOBLE(下品)とよくいわれる、小谷野でした 〜

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posted by 小谷野 幹雄 at 14:58| 2018年

2018年10月11日

障がい者スポーツ〜失ったモノを数えない〜

小谷野です。

日本障がい者スポーツ協会の役員の方の話を聞く機会がありました。
「活力ある共生社会の実現」が理念として活動されていますが、もう一つ、障がい者スポーツの精神を表す印象的な言葉がありました。

「失われたモノを数えるのではなく、残された機能を最大限に活かす」です。

両腕のない卓球選手の話は感動的でした。
卓球は、車いすクラスと立位クラスを分け、さらに障害の程度によって細かくクラス分けされます。
両腕のない卓球選手は、子供の頃事故で両腕を失いましたが、大好きな卓球は忘れることができなったそうです。

この方の試合をYouTubeで見ました。ラケットを口にくわえラリーを繰り返します。
しかし、サーブはどうするのか。トスは、足で上げるのです。
このトスを上げるために片足は靴を履かず素足でした。
まさに残された機能を最大限に活かす姿でした。

プレー内容は、五体満足な選手と激しいラリーができるほどでした。
この他両下肢切断の人、義足、片腕、クラッチ(杖)使用の人などの試合を見ても、すべてがスーパー・アスリートと呼べるレベルでした。
この人達には卓球でも敵いませんが、不撓不屈の精神力でも敵わないと感じました。
ゴルフで、年齢とともに飛距離が落ちたという不平不満は、自分も含めてよく口に耳にします。
しかし、失った飛距離を嘆くより、正確性を磨く努力をすれば若い頃よりもスコアは良くなるのです。

〜 失っていく髪の毛の数はもう数えない、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 17:52| 2018年

2018年10月04日

本当に見つけたいモノを探し続ける〜本庶教授がノーベル賞〜

小谷野です。

京都大学の本庶佑(ほんじょ・たすく)教授が、日本人として2年ぶり、26人目の「ノーベル医学生理学賞」を受賞しました。
免疫機能からがん細胞を攻撃する仕組みを発見し、あの夢のガン治療薬といわれたオプジーボにも使われ、多くの命を救いました。

本庶さんの記者会見で、心に残った言葉がありました。  
「自分が本当に見つけたいモノを探し続ける、今できることに逃げない」

ビジネスの世界で、仕事の優先順位をつけるときに使うマトリックスがあります。
1.緊急性があり重要性が高い
2.緊急性があるが重要性が低い
3.緊急性はないが重要性が高い
4.緊急性はなく重要性も低い    

多くの従業員、経営者とも緊急性から1と2の仕事に追われて終わってしまいます。
しかし、経営においては3が重要であり、緊急性よりも重要性を優先する勇気、3の時間を増やすための仕事の段取り力が必要と言われます。これは、時代をつくる最先端の研究者の世界においても同じだったようです。

ところで、最近20代の若者の集まりで気になったことです。転職話に花が咲いているのです。
現在、人手不足の環境から、インターネットの転職サイトに登録すると沢山のオファーが来るようです。
若者の転職視点は、給与がいくら上がるかで、現在の1.5倍以上になるオファーを前向きに検討しているそうです。目先の給与水準でふらふらしている若者には、本庶さんが言う「自分は何が本当にしたいのか」は優先事項ではないようです。

余談ですが、転職失敗談義をしているテーブルもありました。
転職時に約束された年収は支払われることがなかったという話でした。
つまり転職後1年も会社にいられなかった人たちです。
オーナー社長に気に入られなかった、上司に能力を見切られた、仕事内容について行けない、など様々な理由で短期間で会社にいられなくなったそうです。
また、前の会社で当たり前と思っていた住宅補助など各種手当、食事支給など福利厚生制度がなかったり、残業の考え方が異なったりと、実質的な年収は横ばいであったと不平不満を言っている若者もいました。

〜 未決済BOXの山をじっと見つめる、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 11:39| 2018年