2018年11月08日

100才時代は既に到来している〜古稀のお祝いより〜

小谷野です。

古稀のお祝いに出席する機会がありました。古稀の意味は、70年も生きる人は希(まれ)であることからきていますが、今では決して希なことではありません。

お祝いのスピーチからの引用です。

「三十、四十は、鼻タレ小僧!
 五十、六十は、花ならつぼみ!
 七十、八十は、働き盛り!
 九十になってお迎えが来たら、百まで待てと追い返せ!」

このスピーチの趣旨は、年配者にさらに元気に長生きしてもらうため勇気づけるものですが、このスピーチで言う100才時代は既に到来していると思われます。


2018年日本の厚生労働省が発表した平均寿命は、女性が87.26才、男性81.09才で過去最高を更新しています。
しかし、この平均寿命は「ピリオド平均寿命」と呼ばれ、現状の死亡率がそのまま続くという仮定ですから、医療の進化、働き方の変化など将来の環境変化が考慮されていません。
一方、将来の平均死亡率の低下を反映した「コーホート平均寿命」は大きな数値になります。
世界的ベストセラー、ロンドン・ビジネススクール教授リンダ・グラットン&アンドリュー・スコット共著『ライフシフト』(東洋経済新報社、2016年)に記載ある研究では、既に2007年に日本で生まれた子供の寿命期待値は、女性114才、男性108才で100才を超えています。

今年の本庶先生のノーベル賞研究のように、がん治療の革命が続いている現状を考えると、「100才時代は既に到来している」というのは絵空事ではないと思われます。定年退職して40年も残りの人生があります。
40年働いて40年リタイア生活というのもバランスが悪く、人生最大のリスクが長生きしてしまうことになってしまいます。
これからは、60代の大学(院)生も増え、冒頭スピーチの「60代はつぼみ、70代80代働き盛り」は現実味を帯びてきます。

〜 エージ・シュート(*)がしやすくなる、小谷野でした 〜

 
(*)ゴルフで自分の年齢以下のスコアをだすことで、多くのゴルファーの憧れのプレーです。

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posted by 小谷野 幹雄 at 14:57| 2018年

2018年11月01日

芸術の秋〜徘徊の秋〜

小谷野です。

スポーツの秋、食欲の秋、読書の秋、芸術の秋、どの秋も真っ盛りです。
現在東京には世界から著名な美術品が集まっています。
徘徊癖のある私が最近訪れた美術館からです。

・フェルメール展(上野の森美術館〜2019.2.3)
 世界で不動の人気、17世紀のオランダ画家、フェルメールの作品数は
 僅か35点ほどと言われています。
 そのうち、9点が上野に来ています(1点は途中で入替)。
 丁寧に書き上げられた彼の絵は、オランダ絵画黄金時代を堪能できます。
 昨年ダブリンでのフェルメール展見学以来、まとまって鑑賞できました。
 ところで余談ですが、昔エジンバラのスコットランド国立美術館で
 フェルメールの絵を探せず、係員に聞いても言葉が通じず往生しました。
 発音がフェルメールではなくヴァーミアー(Vermeer)だったのです。
 このときのフェルメール最大サイズの絵画「マルタとマリアの家のキリスト」も
 エジンバラから来日しています。

・ルーベンス展(国立西洋美術館〜2019.1.20)
 16-17世紀のバロック期、フランドル(オランダ・ベルギー・北仏、
 日本では、フランダースの犬で有名な地域)の巨匠です。
 肉感溢れる大きな作品が多いので、いつもながら圧倒されます。

・ピエール・ボナール展(国立新美術館〜2018.12.17)
 パリ、オルセー美術館の特別企画です。妻のマルトや室内情景が多く、
 親密派、日本かぶれのナビ派などと呼ばれたやわらかい色使いは、
 女性や身近なモノへの優しさを感じます。

・フィリップ・コレクション(三菱一号館美術館〜2019.2.11)
 20世紀前半に米国ワシントンで近代美術の収集に人生を捧げた(大げさ)
 フィリップ氏のコレクションの一部、セザンヌ、ドガ、ゴッホ、マネ、モネ、
 ピカソ、ブラック等々、蒐集の時系列で展示されています。

芸術は、勉強して理解するモノ、高尚なモノ、贅沢なモノ、
生活に関係ないモノと遠ざけけないで、徘徊して眺めるだけで、
他の動物にはない人間だけ(?)の芸術文化が楽しめます。

〜 にわか評論家、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 15:19| 2018年