2017年11月16日

ソニーaibo発売〜倫理・一般教養は誰が教える〜

小谷野です。

ソニーの家庭用ロボットaiboは1996年に大きな反響を呼びました。
なかなか入手困難な製品であった思い出があります。

aiboといえば、今年シリコンバレーで聴いたスタンフォード大学の教授の言葉を思い出します。
ソニーがこの20年前世界に先駆けて発売した家庭用ロボットに、自宅における人間の行動・言動様式の膨大なデータを収集蓄積する仕組みがあったら、ソニーはグーグルを超える会社になっていたと言ったのです。

今回のAIBOはクラウド上のAIが集合知として蓄積していく仕組みがあるようです。
ただし、飼い主(持ち主)とのコミュニケーションレベルを上げる学習目的のようで、将来の家庭内での様々な製品開発が念頭にあるのかは分かりません。

ところで、素人の単純な疑問です。AIは「倫理」を自己学習できるのでしょうか。
ある事件を思い出します。マイクロソフトの学習型人工知能おしゃべりロボット「Tay」が、緊急停止させられた事件です。ネットの様々な会話から学習して、自分でもおしゃべりをTwitter上に投稿していくAIでした。
しかしTayは、人種差別、陰謀論を学習した発言、またヒトラーを礼賛し、ホロコーストはでっち上げと主張する発言をするように育っていき、緊急停止となりました。使う言葉もネット上の言葉で学習しているので、汚いものばかりです。

人間でも、小さい頃から暴力映画「だけ」見て育ったら大変です。
基礎に倫理教育があるから、暴力映画もエンタテイメントとすることができるのです。
AIも基礎に倫理教育、一般教養が欠落していては、SF映画のように人類を滅ぼすことだけを目的にしたロボットが生まれそうで怖いと感じます。今は人類の味方、aibo。

〜 家庭用亭主ロボットは発売しないで、勝てそうもない小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 10:50| 2017年