2018年01月18日

初春大歌舞伎〜高麗屋三世代同時襲名〜

小谷野です。

高麗屋の襲名披露を観るために歌舞伎座に行ってきました。
今回の三世代同時襲名も珍しいですが、37年前も同じ三世代同時襲名があったというのは希有で、歴史の証人になった気持ちでした。

三世代とは、松本白鴎さん(二代目)、松本幸四郎さん(十代目)、市川染五郎さん(八代目)です。

勧進帳で義経役を務めた新・染五郎さんの初々しい演技を見ると、この若者の将来を応援しようという気持ちになりました。

演劇興行のビジネスモデルとして重要な襲名イベントですが、芸能の世界で、同じ名前を300年以上も引き継いでいく襲名行事は世界的に珍しいのではないでしょうか。
さらに一人の役者が、出世魚のように成長に伴って複数の名跡を襲名していく仕組みは趣があります。

ところで、歌舞伎界の名跡は、親子・親族内の継承が多いので、名跡対価のトラブルは少ないようです。
他業界では血族外承継ではしばしばトラブルがおきます。
例えば昨年は相撲界における年寄名跡証書の対価(裁判所評価1億7160万円)が払えず、部屋を閉鎖し相撲協会を退職に追い込まれた親方もいました。

〜 継ぐ名も出世名もない、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 16:04| 2018年