2018年09月13日

なんでもハラスメント〜過剰反応?〜

小谷野です。

異業種のマネジメント交流会がありました。リーダーシップ論、ソシオビジネスなど様々な話題が取り上げられ、その中で、ハラスメント問題も取り上げられました。

マスコミ報道が多すぎて、皆さん辟易感のあるテーマでしたが、以下発言者の要旨です。

(学校・家庭)
先生は生徒に対して、体罰はもちろん、指導であっても強い言葉、威圧的な行為はできないそうです。
この結果、怒られないから、宿題を全く出さない児童・生徒が増え、漢字・英単語の小テストのゼロ近い点数が増え、学力格差が大きくなったそうです。
周知の通り、強い言葉で児童・生徒を指導すると、モンスター・ペアレントが学校に苦情で乗り込んでくるそうです。

また自宅においても、親から強く叱られると、自ら虐待があると110番する児童・生徒も珍しくないそうです。叱られることなく育った人たちの社会の行き着く先が不安になります。

(企業内)
社員旅行で宴会における部下のセクハラ言動が大きな問題となり、部門長として監督責任を問われて左遷された方もいました。
その後、その会社は全社において社員旅行は取りやめになったそうです。
また、部下を飲食に誘ってもパワハラになるので保身のため社外活動は一切誘わない、部下とプライベートな話はしないことを徹底しているという管理職の方もいました。職場の活力が失われたと感じるそうです。

(口説き)
労務の専門家の方が、いつでも・どこでも・なんでもハラスメントになる時代になったと言っていました。
スメハラ(臭)、マタハラ(妊婦)、カラハラ(カラオケの強要)・・・
非公式ですがハラスメントの種類は40以上もあるそうです。
何をした、何をされたが本質的な問題ではなく、「相手が不愉快に思う」ことが問題であり、全く同じ行為でも相手によっては問題にならないそうです。

余談で、適齢期の異性への口説きもセクハラ、ストーカー行為となる場合もあるので、若者が臆病になり、未婚率上昇に拍車がかかるのではと心配していました。
ちなみに2015年の国勢調査では、50才で一度も結婚したことがない人の割合は、男23.4%、
女14.1%でした。

(被害者は加害者)
ハリウッドの「#Me too(性被害者)」運動の主導者が、少年への性的暴行で和解金4200万円を支払った報道をとりあげ、だれが被害者か加害者か、だれが敵か味方もよく分からないとの意見もありました。


(被害者不在の事件)
パワハラをしたとしてスポーツ指導者が処分された事件では、被害者とされた選手は指導の一環であってハラスメントの事実・被害はないと記者会見を開きました。
このように、組織内の抗争手段として利用される恐れがあるという意見もありました。
スポーツ業界のパワハラ報道は、当分続きそうです。
放置されている異常な行為は是正されて当然ですが、当事者以外の異様な過剰反応を指摘する声が多かったと感じました。

〜 対人恐怖症になりそう、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野 幹雄 at 14:15| 2018年