2012年12月27日

苦悩を抜けて歓喜の2013年へ 〜ベートーヴェン「第九」〜


小谷野です。

先週末、東京フィルハーモニーの特別演奏会へ行く機会に恵まれました。

演目は合唱付「べートーヴェン交響曲第9番」でした。
第4楽章の歓喜の合唱は、1年を振り返り、来年もがんばろうとする元気を取り戻すものであり、年末演奏会の儀式的な演目です。

古い話では98年長野オリンピック開会式での世界合唱を思い出します。
第九を聴くのは、神聖な気持ちをもたらす宗教的イベントのように感じます。


ベートーヴェンの手記に、

「人は、ひたすら悩むために、また歓喜のために生まれてきている。優れた人々は、苦悩を突き抜けて歓喜を勝ち取る。」とあります。


〜先の選挙結果は第九になるか 良いお年を! 小谷野でした。〜


posted by 小谷野幹雄 at 13:37| 2012年

2012年12月20日

「色」は脳に即効 〜認知から記憶まで〜


小谷野です。

もうすぐクリスマスですね。
赤色、緑色、白色の飾り付けを街中で見かけるようになりました。

「色」は活字などよりも早く脳に伝わり、「記憶」にも残りやすいです。
犯人が来ていた服の色などは必ず特定されます。

米国大統領候補が赤いネクタイをよく着用するのは、自己アピールのためで、情熱、元気を演出していると言われます。

私も明るく楽しく見せるためには黄色のネクタイをします。
プロのカラー・マーケティングの方によると、一般消費者向け製品には「赤」をうまく使ってヒット商品を生むことはよくあるそうです。

また工場ユニフォームには青色系が多いですが、重労感を緩和し、時間を短く感じさせる効果があるそうです。


ところで、私は中学高校ともカトリックの学校でした。
そのかすかな記憶では、クリスマス3色の意味は、「赤」がキリストの血と愛、「緑」は永遠、「白」は純粋を表していたかと思います。

「兄弟に微笑みかけ、助けの手を差し伸べるたびに、それがクリスマスなのです」
とマザーテレサ様はおっしゃっいました。などを授業で聞いていたような記憶があります。

このようなことを思い出すと、歳末助け合い募金箱の前を素通りできなくなります。


〜 忘年会2次会のお店で女の子が言いました。
 「クリスマス前後6ケ月間、プレゼント受付中!」?! 小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 17:40| 2012年

2012年12月14日

消費増税反対に違和感 〜衆議院選挙たけなわ〜


小谷野です。

「明るく豊かな日本を!」などと耳心地よい言葉が街中に響く時期ですね。

オランダから来日した世界BIG4会計事務所の税務パートナーと2人でランチをしました。

オランダでは本年10月から消費税率は2%上がって21%になったそうです(食料品や医薬品は6%)。彼から、「あなたの国では現在僅か5%の消費税を8%や10%にするのに大騒ぎしていることが不可思議だ」と言われました。

確かに欧州では15%以上の国が大半です。
いきなり北欧諸国並みの25%レベルにするならば経済への影響を危惧するのは当然ですが、借金がGDPの200%超という世界でも突出して財政が悪化している日本の足踏みは異様に映るのでしょう。

消費増税がストップされれば、国の信用下落、金融市場混乱など、景気に深刻な影響を及ぼすでしょう。


沈没直前の船の中で、「大量に入ってくる水のくみ出しは船員の体調が万全になってから行えばよく、それより先にやることが山ほどある」・・・・といっているのは、本気ではなく「政争」のためなのでしょう。

他の税目で増税してもケタ違いに小さな増収で、財政再建は消費増税以外に不可能なことは政治家にも分かっているはずです。

国家破綻から免れるため、また新しい社会保障制度のために、日本国民は負担に応じる覚悟はあるのではないでしょうか。


  〜道路の向こう100mに住む友人候補者に投票できない小選挙区制って 小谷野でした〜
posted by 小谷野幹雄 at 09:34| 2012年

2012年12月07日

号泣!十八代・中村勘三郎 〜日本のアイデンティティ〜


小谷野です。

今週の「のびよう会・望年会」に多くの方にご来場賜り、深く感謝申し上げます。
世界無形文化遺産である「能・歌舞伎・文楽」を1時間という短時間で垣間見る無茶な企画でしたが、講師の中村暁氏の卓越した話力により、その後感謝のメールを沢山頂きました。

海外でよく日本人のアイデンティティはと聞かれます。
他国の人々は信仰する宗教から語ることが多いのですが、八百万(やおよろず)の神 信仰の日本人は、言葉に詰まることが多いのが実情です。

真のグローバル化のためには、まず日本の伝統を知ることからと、今回の企画となりました。
 

ところで、海外留学中に米国人クラスメイトから日本の歌舞伎について質問や意見を求められて何も答えられなかった悔しさから、帰国後すぐに足を運んだのが中村勘三郎のコクーン歌舞伎でした。

名実ともに歌舞伎のみならず演劇界の頂点にいた十八代の訃報は、こみ上げるものがありました。

今年3月に浅草(旧猿若町)の平成中村座で長男勘九郎の襲名披露公演で見た勘三郎が最後となりました。


歌舞伎界は、事業承継が最も成功している業界です。
将来の十九代・中村勘三郎(長男勘九郎)に期待したいと思います。

〜とっくに人間国宝 十八代・中村勘三郎 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 14:00| 2012年

2012年11月29日

幸せは、人との関係から生まれる〜同窓会会長を引き受けて〜


小谷野です。

中高時代の同窓会が名古屋でありました。
最初の出会いから40年近く経った仲間との再会です。

初老に見える者、色気に溢れて夜の世界を闊歩している者、外見は様々ですが、「三つ子の魂、百まで」の諺通り、中身は全く変わっていません。

ところで今回、東京在住の私が(なぜか)同窓会の会長になりました。

そこで同窓会運営の所信表明です。
「幸せ」は「人との関係」、家族・友人・知人・同僚・恋人・先輩後輩・恩師・・・から生まれる。
大成していないから、家庭が・・・、出不精だから・・・同窓会には出ないといった仲間を積極的に誘おうと思っています。

40年来の友人なんて、もう作れません。
勤務先も役職も関係ない交流の場を心のふるさとになるように運営するのが役割と考えています。


ところで、仕事に絡む話ですが、税金負担が小さくなるとの理由で、海外に住んでみた人が、すぐに日本に戻ってくるケースがあります。

帰国の大きな理由の一つとして、「住み始めた地域で人間関係がうまく構築できない」というものがあります。

居住した社会に溶け込めず、自分の存在意義を実感できず、精神的にまいってしまうようです。
そして皆同じ事を言います。

「税金なんてどうでもいいよ。」


〜 幸せと財産は相関関係にありません 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 15:20| 2012年

2012年11月22日

当然は偶然なのでは〜あたり前はあたり前でない〜


小谷野です。

今週は交通機関の事件2件に巻き込まれました。

東北新幹線の中で50分缶詰、お客様にご迷惑をかけてしまいました。

もう1件は鹿児島からの帰りの便。40分遅れの空港内アナウンスおよび航空会社からの遅延通知メールがあったので空港のマッサージ屋さんで時間をつぶしていたら、飛行機は定刻若干遅れで出発していました。(唖然)

逆説的な感性ですが、普段いかに日本の正確な交通機関運行の恩恵を受けて生活をしているかを実感しました。

当たり前が当たり前でなくなる日は必ずあるのです。
いったん失ったり、比較したりすると、当然と思っていたことの素晴らしさを実感する例はたくさんあります。

転職した友人が、前の会社で当然と思っていた制度や仕組みが転職先では無く、騙されたとぼやいていました。

ある社長さんはいつも、「うちは馬鹿社員しかいない」とこぼしていましたが、同業の再建依頼を受けて他社に入ってみたら、自分の会社の社員がどれだけ優秀か分かったとおっしゃっていました。

事業計画で前提としている昨年の売り上げは、来年は無いのかもしれない。
普段「当然」と感じていることは「偶然」なのかもしれません。

われわれは、日常生活では、良いことは当然と感じ、少しでも悪いことがあれば不平不満をまき散らす評論家に豹変します。
いつも文句を言っている相手は実はかけがえのない最上の相手なのでは。


〜 伴侶の顔をじっくり見つめる 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 14:40| 2012年

2012年11月15日

「文化」は劇場も企業も器(うつわ)に宿る〜明治座と歌舞伎座〜


小谷野です。

先週末、明治座で澤瀉屋(おもだかや)の歌舞伎を見てきました。

「傾城反魂香(けいせいはんごんこう)」というお芝居の中で、夫婦愛、主従愛、師弟愛、それぞれの「愛」が見事に表現されていました。

どもりが激しい主人公は、何かにつけて女房に助けられるも出世に遅れ、自害の前に最後と思って書いた作品で、絵師としての悟りを開き、師匠から念願の土佐の姓をもらい、悪人退治にでかけるシーンで終わります。

主役を演じた市川右近さんが上演後、我々の茶話会に駆けつけてくれました。
その話の中で興味深かったのは、劇場によって文化が違うということでした。

この上演は明治座で行われましたが、歌舞伎座のような格式張った雰囲気ではなく、顧客の拍手や声がけに自由度が有り、観客と舞台の距離が近く感じるそうです。

素人的には、歌舞伎を見に来る人は同じなので、劇場が代わっても同じような場内の空気ができると思っていたので驚きでした。

中身は同じでも、器が代わると文化も代わる。経営の世界でも、全く同じ業界の会社合併であっても、
企業文化の融合は常に大きな課題となります。

ところで、来月の「のびよう会」では、忙しいビジネスパーソンのために『1時間でわかる日本の伝統芸能講座』を企画しています。「いつか時間ができたら、能・歌舞伎・文楽などを楽しみたい」と思っている方、12/4(火)の夜、新宿サザンタワーにご参集下さい。
http://koyano-vp.com/page0120.html


〜世界無形文化遺産である3大芸能を1時間で・・・ 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 13:39| 2012年

2012年11月09日

ノーベル賞教授、根岸先生を囲んで 〜発見の10箇条〜


小谷野です。

2010年ノーベル化学賞を受賞された根岸英一ご夫妻と、今週軽井沢で開催されたBIG10(注)のイベントで、ご一緒する機会に恵まれました。

根岸先生は先月、日経新聞の「私の履歴書」に連載されていましたので、既に親近感がありました。

現在は、年間100回以上講演し、年間3分の2以上が出張生活だそうです。


研究の道では20代には分野を決めて走り出す必要性があることや、社会に貢献する大きな研究成果は不思議に40代の成果が多いなど、興味深い話が沢山の夜でした。


ところで、根岸教授が唱える「発見の10項目」には経営そのものに当てはまる項目が多くあります。

・ニーズ
・願望
・作戦
・知識
・アイデア
・判断
・意志力
・不屈な行動力
・系統だった探求・セレンディピティ(運)

企業でいえば、社会のニーズをとらえ、そこで自分のしたいことを決め、新しく奇想天外ながらも正しい仮説を打ち立て、行動し、失敗にめげずに楽天的に試み続ければ、事業は成功する、ということでしょう。

先生は「履歴書」通りゴルフがお好きで、我々OB・OGと夜空のファイヤーピットを囲んだ翌日、大学対抗ゴルフコンペでは元気なドライバーの音を響かせていました。

(注)BIG10とは、根岸先生の所属するパデュー大学、ミシガン、オハイオ、イリノイ・・・など主に米国中西部の大学のスポーツ・カンファレンスをいい、小谷野もイリノイ大学院に在籍したことからのご縁でした。

〜久しぶりの70台プレイ、夜も昼も貴重な経験 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 09:52| 2012年

2012年11月02日

世界の海はプラスチック・スープ 〜すべては人類にはね返るゴミ問題〜


小谷野です。

カンヌ映画祭や先の東京国際映画祭でも話題になった、英国ドキュメント映画「ゴミ地球の代償(TRASHED)」を見せて頂きました。

また、プラスチック汚染研究の先駆者である、東京農工大の高田教授(http://www.tuat.ac.jp/~gaia/prof.html )の話も直接伺うことができました。

映画は、レバノンのゴミ捨て場のショッキングな映像から始まり、ゴミの埋立処理の危険、焼却の危険、海洋流出など世界中の現場を取材して作られた作品でした。

ゴミとして流出したプラスチックは分解することがなく、有害物質と融合しながら世界中の海に浮遊、沈殿しているのです。

レジ袋で命をおとす鳥や魚、プラスチック粒子を大量に摂取している魚たちの環境ホルモン問題は、人類にはね返ってくるのです。

コンビニ、スーパーのプラスチックバックは毎年何兆枚も生産され捨てられています。
環境先進国ではプラスチックバックを廃止して、マイバックを持っていない人は、バックヤードにある段ボールに入れて帰れ、というスーパーも増えてきました。日本はまだ、一部有料制の取り組みにとどまっています。


*映画の予告編:( http://2012.tiff-jp.net/ja/lineup/works.php?id=177

*出版物:『プラスチックスープの海』(NHK出版)
http://www.nhk-book.co.jp/engei/qa/shop/main.jsptrxID=C5010101&webCode=00815602012

映画は、アインシュタインの言葉で締めくくられていました。
・利口(clever)な人は問題を解決する。
・ずる賢い(wise)人は問題を避ける。

       〜 マイバックを持ち歩きはじめた 小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 11:35| 2012年

2012年10月26日

神秘「気の力」〜何かを行おうとする精神力〜


小谷野です。

俳優の佐藤浩市さんとゴルフをご一緒する機会がありました。
ナイスガイといったら失礼ですが、すてきな方でした。

来年公開の映画「許されざる者」の撮影合間を縫ってのゴルフでした。
三谷幸喜さんの「清洲会議」の撮影も来月から始まるそうです。

映画やドラマの撮影渦中における健康管理について訪ねました。
病気にでもなれば撮影に関わる大変多くの人に影響すると考えたからです。

答えは意外ですが、「気」が張っている間は病気にならないそうです。
クランクアップ(撮影終了)後、病気になるケースはよくあるそうです。


昨年、俳優の原田芳雄さんは、大病を抱えたまま映画の撮影に臨み、撮影終了後まもなく逝去された事も伺いました。


このような現象は科学的には説明が難しいかもしれませんが、偶然ではないと思います。
何かを行おうとする精神力「気力」は、病気も寄せつけず、死期すら伸ばしてしまう神秘に満ちた力ですね。


  〜後半のスコアを30台でまとめた佐藤さんのプレイはさすが、
                       完敗です。小谷野でした〜
posted by 小谷野幹雄 at 17:03| 2012年

2012年10月19日

日本三景「松島」のいま 〜東北復興は始まったばかり〜


小谷野です。

震災後初めて松島を訪れました。260の島々が、自然の防波堤になり、津波被害は他の地域に比べれば小さかったそうです。

名勝の島で崩れたものもありましたが、日本三景の地位は不動でしょう。

陸地では、震災後、新築された店舗がある一方、立入禁止建物も一等地に残っており、復興は始まったばかりのようです。

最もショックだったのは、私のお気に入りの場所、国宝瑞巌寺( http://www.zuiganji.or.jp/ )の参道の杉並木が津波の塩害で立ち枯れ、この杉の伐採風景を目の当たりにしたことです。
ヨーロッパの宮殿の庭々よりも美しいと思っていただけに残念です。

また、街に掲示されていた、たくさんのボランティアへの感謝文には胸を打たれました。

<P.S.>
一方東京では、友人に誘われ、Asian Trinity( http://www.asiantrinity.jp/index.html)の
チャリティ演奏会に行ってきました。
このグループは、これから被災地をまわり、音楽で癒やしを届けに行くそうです。
この活動を応援する人が多く集まっていました。


〜 一緒にがんばろう東北 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 14:15| 2012年

2012年10月11日

スポーツ監督に学ぶ 〜28年ぶりのメダルまでの軌跡〜


小谷野です。

ロンドン・オリンピックで、日本女子バレーボールに28年ぶりにメダルをもたらした眞鍋監督の話を聞くことができました。

監督就任時に、「3年半後のオリンピックでのメダル獲得」をチームの目標と明確に掲げることからすべてが始まったそうです。

練習計画は、ゴールからの逆算で時期、内容を決めていったそうです。

会社経営における事業計画作成、実行、進捗管理そのものですね。

バレーの基本技術であるサーブ、レシーブ、トス、スパイク、ブロックのうち、世界一になる技術をサーブ、レシーブ、トスの3つに絞ったそうです。

世界の平均身長190cm超に対して150cm台の選手を抱える日本チームでは、スパイク、ブロックで頂点に登る道のりが遠いのが理由です。
企業経営でいう、選択と集中でしょうか。


驚いたのは、対戦国ごとに作られた「モチベーション・ビデオ」を各試合前日に見せることです。

マスコミ非公開で見せていただきましたが、勝つためのイメージ、気持ちが盛り上がり、選手全員が涙を浮かべるとの話にうなずけました。

また、データーベース活用はバレーボールでも徹底していました。
試合中の1プレイごとに更新され、監督のタブレット端末に送られるデータを元に選手交代、相手選手の攻略の指示がでているのです。


〜 気合いと根性だけでは勝てません 小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 13:51| 2012年

2012年10月05日

鉛筆製造 〜東京の誇り高き地場産業〜


小谷野です。

東京下町の鉛筆工場を訪れる機会がありました。
鉛筆製造は東京の地場産業だったのですね。
世界を卓見するアジア製品ですが、鉛筆は品質が悪く、日本では受け入れられていないようです。

小学校ではなぜ鉛筆を使うのでしょうかと問いかけを受けました。
芯が柔らかく文字の練習に最適、削って使うことで物を大切にする心を養う、シャーペンは芯がないと書けないが、鉛筆は削れば必ず使えるので裏切られない、・・・答えは尽きません。

私は、大人のために開発した鉛筆に惚れ込み、大人(まとめ)買いをしてしまいました。

また、鉛筆の製造過程で発生するおがくずから開発した粘土は、乾くと木になる優れものでした。

この木粘(もくねん)とよばれる粘土は東京都のベンチャー技術大賞、地場産大賞、ホビー大賞など数々の賞を受けた開発製品でした。


代々一つの分野に集中し、その中で新しいアイデアを出し、技術開発を行い、社会に発信していく東京の地場産業の社長さんから大きなエネルギーをもらいました。


   〜 B(Black)、F(Firm)、H(Hard)、
       芯の硬度表記の略、覚えていますか 小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 15:11| 2012年

2012年09月28日

LGBTをご存じですか?〜マイノリティへの企業姿勢〜


小谷野です。

時折参加する勉強会で「LGBT」が取り上げられました。

日本人の3〜5%のLGBTの人たちの市場が6兆円もあるそうです。
「LGBT」とはLesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexuality(バイセクシャル)、Transgender(性転換者)の方々のことです。

週刊ダイヤモンド、東洋経済もこの巨大市場について今7月に取り上げていました。

勉強会知識の受け売りですが、性には「体の性(男・女)」、「心の性(男・女)」「好きになる性(男・女・両方)」の3側面があり、12通りの「性」格に分かれるようです。

企業経営面では、LGBT市場を積極的にマーケティングして製品やサービスを開発している大企業も多く、企業イメージの向上にも役立っているようです。

LGBT向けのサイトを持ったSNS会社が大きく成長したケースもあります。
マネジメントはマイノリティを受け入れる度量と共生する姿勢が重要です。


  〜FB(フェイスブック)の個人情報項目に「恋愛対象(性別)」が
             ある意味がようやく分かった、小谷野でした〜 
posted by 小谷野幹雄 at 14:29| 2012年

2012年09月20日

家族模様は変わる〜争族の現場から〜


小谷野です。

ある会社オーナーが「先生、ようやく息子への贈与が終わったよ。」と安堵の顔を見せました。

息子と同居している不動産を少しずつ毎年贈与してきたそうです。

ある日、会社の経営に関連して親子喧嘩が発生してしまいました。
そして息子の言葉です。

「親父、この家はオレのものだ、出て行け!」

そして、お父さんは本当に家を出ることになってしまいました。
子供たちに何を生前に与えるかは「エンディング・ノート」を書いてからでもよいのではないでしょうか。


〜家族の人間模様は、常に変わる、突然変わる。小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 10:43| 2012年

2012年09月14日

勝利の確信は当てにならない〜九十九里をもって半ばとす〜


小谷野です。

先週末、アメリカンフットボールの試合を観戦しました。
高校の関東リーグ東京都大会での出来事です。

6点リードの息子のチームは、残り時間1分35秒で攻撃権を得ました。
アメフトの特徴ですが、露骨に時間消化のプレイに入ります。
攻めて前進しながら時間を消化するのはリスクなので、後ろ後ろへと下がり時間を稼ぎます。

当然4回の攻撃で攻撃権キープのための10ヤードゲインできませんから最後はパントで大きく敵陣地内に蹴り込み、次の相手の攻撃点を下げる作戦です。

結果は大きく後退した挙げ句の果て、最後のパントを失敗し、相手に同点となるタッチダウンを許してしまいました。

勝利を確信してから逃げに入ったときの「弱さ」は際だっていました。
タイブレークで勝ちましたが、「勝って兜の緒を締めよ」ですね。

仕事の現場でも、「もう大丈夫」という感覚は、当てにならないことが多い。


〜 傍目八目(おかめはちもく) 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 14:17| 2012年

2012年09月06日

介護を受け入れる身内の範囲 〜日本の倫理観の行方〜


小谷野です。

明快に回答できない質問のひとつに次のようなものがあります。

「どこまでの身内の面倒を見るべきなのですか?」

質問した友人は、病気になった従兄弟(親・兄弟・子供無し)の面倒を見ようと思うが、配偶者の猛反対を受けているそうです。

本人は小さい頃からの付き合いで思い入れがある相手のようです。
1親等である親や子供の介護は当然として受け入れている人が多いようでが、すでに2親等から議論が始まります。


私の知人は、難病になった妹の介護を長期間続けていますが、彼は介護を始めるにあたり、なんら疑問を持つことがなく当然のこととして受け入れたそうです。

その一方で、兄弟の介護は「絶対にイヤ」と即答する人もいます。
生活保護の審査現場では、マスコミ報道を見る限り、面倒をみる親族は、実質的には子供(1親等)しか見ていないように感じます。

少子・未婚・核家族、非同居、異常な高齢化スピードの中で、日本の倫理観がまさに形成されつつあるのでしょう。


ところで、大学時代に習いました。民法725条、親族の範囲は、6親等以内の血族、配偶者及び3親等以内の姻族をいう。


〜本件の役には立たない条文ですね 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 10:54| 2012年

2012年08月30日

評価は歴史が証明する〜オペラ、ジャンヌ・ダルクを見て〜


小谷野です。

松本サイトウ・キネンフェスティバルに行ってきました。
体調不良の小澤征爾さんは、今年はタクトを振らずに監督に徹しておられました。

観劇したのは、オペラ「火刑台上のジャンヌ・ダルク」。
ジャンヌは英仏100年戦争時代のフランス軍救世主ですが、最後は宗教裁判で火あぶりとなりました。19歳の少女でした。

フランスを救おうという志のまっすぐな少女は、妥協的平和を求め出した人たちには、邪魔になっていきます。

しかし彼女の死後、宗教裁判はやり直され、彼女は聖人となりました。

このオペラの裁判シーンを見ていて感じるのは、現在の判断、現在の正義が正しいかどうかはその時点でわからないことが多いということです。


社運を賭けた、時の経営者の判断はその当時、周囲の猛反対を受けていることが多いですね。

〜 叱られた時の言い訳に使わないようにしよう 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 11:49| 2012年

2012年08月23日

親世代から子世代の仲は分からない〜争続の現場から〜


小谷野です。

先週、相続セミナーの講師を務めたので、相続関係の話をひとつ。


「先生、うちの子供達は仲がよいから、遺言などはいらないよ。話し合って仲良く分けるだろう」。

こんなケースに限って、実際にお父さんがなくなると、兄弟間で骨肉の争いが始まります。

遺産分割協議の家族会議で、

「お兄ちゃんは20年前、お父さんからあんな資産をもらった」
「お姉ちゃんは学生時代、お母さんからあんな援助を受けていた」

第三者には、遥か彼方の昔話であっても、当事者にはホットな話題となります。


争いが始まると、専門家がファミリーにとって最適と思われる資産継承の提案をしても意味がありません。

相続人の気持ちの整理が最優先であり、税負担が増えても、承継の理論から乖離してもお構いなしです。

相続人全員が各々の代理人(弁護士)を分割協議の場に送ってきたケースもあります。

財産については、生前に家族で話をすること、遺言書の作成は不可欠です。


〜財産について子供からは言い出せません。お父さん、お母さんの役目です。小谷野でした〜
posted by 小谷野幹雄 at 11:20| 2012年

2012年08月16日

長生きしてしまうリスク〜お盆に想う〜


小谷野です。

初盆を迎えた故人の顔が浮かぶ時分です。
仲間うちでも同期がどんな病気で逝ったなど、明るくない話題が今年もありました。

ふと気付いたのですが、これらの会話は、早く逝ってしまうリスクを憂えているのですね。

しかし私は、真逆に、長生きしてしまうリスクを考えてしまいました。
何が「リスク」なんだと叱られそうですね。

しかし、現役中に引退後30年以上の生活資金を貯蓄できる人は稀でしょう。
もらえる年金(今後は支払額未満の受給)では充分でないでしょう。

健康寿命(*)が尽きた後の介護はだれがしてくれるのでしょう。
これから議論が始まる社会保障制度改革とともに、考えたいと思います。
*健康寿命:介護なしで自立生活ができるまでの寿命
男70歳(79歳)、女73歳(86歳) カッコ内は寿命 平成22年厚生労働省 


〜 明るい社長が言っていました、
      「ワシのモットーは、PPK(ピンピン、コロリ)」、小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 15:06| 2012年

2012年08月09日

モータ−スポーツ産業の関心 〜スピードからエコへ〜


小谷野です。

フォーミュラーニッポンを見に、富士スピードウエイに行って来ました。
サーキット観戦は、2006年シューマッハ引退試合であった鈴鹿でのF1観戦以来でした。

ところで、日本の企業は相次いでモータースポーツの頂点であるF1スポンサーから撤退しています。F1のTV露出が少なくなったのは、日本の自動車メーカー、タイヤメ―カー不在が理由なのでしょう。

それに対して、同じレースの中でも、耐久レースでは様子が異なるようです。

エンジン効率を高める技術を、レースを通じて進化させたいメーカーの意気込みを感じます。


今年ルマンで久しぶりにレースに復帰したトヨタが、ガソリンと電気のハイブリッドカー、アウディはディーゼルと電気のハイブリッドカーで火花を散らしました(結果はアウディに軍配)。

スピート追求分野では技術革新の余地が少ないのに対して、エコ面ではレース参加による革新技術を、市販車にフィードバックできるのは大きな魅力なのでしょう。


〜耐久レースの主役がハイブリットカーとは知りませんでした 小谷野でした〜
posted by 小谷野幹雄 at 15:38| 2012年

2012年08月02日

柔道の勝敗がわかりません〜「公正」追求の果て〜


小谷野です。

オリンピック柔道をTV観戦して感じたことです。

勝敗判定が複雑ですね。
主審・副審に加えてジュリーという審判委員がいるようです。
旗3本の色を全部ひっくり返すほど、このジュリーの権限は大きいようです。

判断項目いろいろ、判断基準いろいろ、判断する人がいろいろ、です。
「公正」を追求して出来た仕組みなのに、選手や観客の不満は増大しています。


どこか企業経営の中で聞いたことがあります。人事の評価制度です。

従業員の不満が出ないように評価項目をたくさん制定し、その判断基準を細かく制定し、評価する人が何人もいて、「公正」を追求するのが多いパターンです。

しかし、その多伎にわたる評価項目、点数基準、評価する人たちへの疑問や不満は増長し、「公正」追求という制定目的は達成されずに、人事評価のことでマネージャーや従業員が莫大な労働時間(不平不満の議論している時間も含めて)を費やしている。

一方で、社長1人がエンピツを舐めて(失礼)、相当数の全社員の評価・給与査定している会社がありますが、効率的で、おまけに問題発生が少ないという事実があります。


主審が間違えたらそれも歴史・伝説として受け入れる。
アナログ的な側面も、スポーツ観戦の楽しさだと思います。


〜 シンプルがベスト 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 15:27| 2012年

2012年07月26日

内部統制の重要性〜信じた人が私的流用〜


小谷野です。


LIBOR不正に続いて、信じていたことが間違っていた事案の続きです。
ある非営利団体で資金の私的流用事件がおきました。

その個人は、人格者との評判で、社会貢献に膨大に時間を費やし、生き方の理念をしっかり持ち、複数の組織でリーダーシップを発揮し、私的にお金をくすねる人格像の対極にある人物でした。

私も面識があり、尊敬できる人物の一人でした。


ところで、内部統制の仕組みがないと不正の発覚が遅れ、傷口は大きくなります。

取引をする人、伝票(支払依頼)を作る人、送金する人は分けて、不正発生の牽制や不正の早期発見をする方法が一般的ですが、本件では、組織の業務執行トップが通帳と印鑑を管理していたので、発覚が遅れて累積金額が巨額になりました。


誰かを信じるとか信じないとかではなく、一律に内部統制の仕組みをつくることが世界標準です。


〜 性善説は変えたくない 小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 17:41| 2012年

2012年07月20日

LIBOR不正の行方 〜絶対と信じたもの〜


小谷野です。

驚きました。金融の根幹情報である、LIBOR(ロンドン銀行間取引金利)が嘘だったとのことです。

事業の借入金利も、資産の運用利回りも全てがLIBORに連動しているといっても過言ではありません。

不正の内容が具体的になれば、関与した銀行のみならず英国中央銀行まで巻き込んだ、天文学的数値の損害賠償訴訟が提起されるでしょう。

デリバティブ運用をしていた私どもの関与先からは、いつ、だれを、どのように訴えたらよいかの相談が既に始まっています。

今回の教訓は、「絶対と信じていたものや、疑問を感じたことがない前提条件が、誤りであることもある」でしょう。

様々な分野でのバイブルといわれるものの再点検も必要です。


〜バイブルを探すことからはじめた小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 13:58| 2012年

2012年07月12日

抜け殻ニッポンの危機 〜国家・国籍とは〜


小谷野です。

国家的混乱をともない、消費税率は2段階で10%へのアップが決まりそうです。

しかし、この程度では国の借金は減らず、収支均衡させるだけでも20%以上の引き上げが必要です。

そこで気になるのが、1000兆円を超えていく借金を現在及び将来の日本国民は責任持って支払えるのだろうか。


最近破綻した国では、担税力のある国民が海外移住や資産移転を進めているケースが報道されています。
移住コンサルタントによると、移民希望者の国選定では、移住先の国家財政の健全性が重要な項目になっているそうです。

タレントさんで、オリンピック出場のために日本国籍を放棄した方がいましたが、日本は国籍放棄に寛容で、米国のようなペナルティー制度もありません。

国家とは領土、領民、統治があって・・・


〜日の丸ゼッケン見て熱くなる私はニッポン人 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 14:07| 2012年

2012年07月05日

優秀な生徒が文系に偏る〜昭和と真逆〜


小谷野です。高校生の進路相談の現場を見て気になることがありました。

文系クラスが優秀な生徒から埋まっていくのです。
私が生徒だった昭和の時代は、勉強ができる子は理系、勉強が苦手な子は文系コースという傾向(仕分)がありました。現在の真逆です。

日本を代表する電機メーカの巨額赤字計上、日の丸製造業の衰退、金融系の給与の高さが、マスコミで話題になっているからなのでしょうか。

他人がつくった物や、他人のお金を動かして利益を出す事を考える人ばかりが増えてしまうのではと、危惧されます。

文系・理系の区分が現在すでに古典であるのかも知れませんが、ノーベル賞も圧倒的に理系分野が多いのですから学業と関係するのでしょう。

最高学府における地道な研究、地道に改善を積み上げる生産現場、そして国際的な学術賞も毎年出る国に住みたいものです。


〜理系に憧れた 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 18:21| 2012年

2012年06月28日

「いいよ」はYESかNОか〜伝わりにくい日本語〜


小谷野です。

日本語が流暢な外国の知人が日本語は難しいと、最近のトラブルの話をしてくれました。
日本の友人にある提案をしたら、返事は「いいよ」だったそうです。
YESと理解して準備をしたら、NОの意味だったそうです。

これは、プライベートの世界の話ですが、
ビジネスの世界では大きな問題となります。

話の「過程」で盛り上がって結論や意思表示が曖昧になりやすいのが日本語の特徴なのでしょう。


お付き合いを始めた2人の会話、
彼氏が彼女に「何が食べたい?」、彼女「なんでもいいわ」
彼氏「天ぷらを食べよう」、彼女「揚げ物は苦手なの」
彼氏「じゃあ寿司にしようか」、彼女「生魚は食べられないの」
彼氏「それでは焼肉にしよう」、彼女「焼肉は煙がだめなの」・・・

〜 組織内でも意思疎通は七難しい 小谷野でした。 〜

posted by 小谷野幹雄 at 14:38| 2012年

2012年06月21日

ドラマチックな息子の決断〜澤瀉屋の襲名披露より〜


小谷野です。

長年応援している澤瀉(おもだか)屋の襲名披露に行ってきました。
市川猿之助が2代目「猿翁」、市川亀治郎が4代目「猿之助」、香川照之(大河ドラマ「龍馬伝」で岩崎弥太郎役)が「中車」、照之さんの長男は「團子」と襲名しました。

一族勢揃いは、猿翁が脳梗塞で8年前に倒れてから初めての事です。

自分の息子でないと言われ、家を出された幼児が40年以上の時を経て、その親父の業を承継する決断をしました。

仕事上、事業の承継を数多く見ていますが、こちらは相当ドラスチック&ドラマチックなケースです。

会場のすすり泣きは、経緯を知っている人たちのものでしょう。
波乱の澤瀉屋を支えてきた市川右近さんの尽力にも称賛です。

襲名披露の東京公演は2012年6月と7月、新橋演舞場で続きます。

〜血縁・親父・息子・一族、いろいろ考えさせられた小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 10:52| 2012年

2012年06月08日

知識だけでは勝てない〜コミュニケーション能力と問題解決能力〜


先週末、厚労省のFP(ファイナンシャル・プランナー)1級の国家試験委員を務めました。

筆記試験を通過した受験生に、与えた事例について口頭で質問をする形式で実技試験を行います。

税金、保険、有価証券、不動産、事業承継等までと広範囲な出題内容です。


知識だけではなく、ケースを読む力、質問を聴く力、説明する力、つまり論理的コミュニケーション能力が必要になります。

勉強はしていても、この力がないと残念な結果となります。

ちなみに、この「コミュニケーション能力」は、経団連の統計によれば人事採用に重視する項目として8年連続トップに掲げられています。
ちなみに2位以下は、主体性、協調性、チャレンジ精神、誠実性と続きます。


知識と知恵の違いもよく議論されます。知識だけでは、問題解決のための提案はできません。
知識が多い者が、知恵者ではありません。

上司の指示を受ける前に、答えの無いことにチャレンジする知恵者集団は何時の時代も勝ち組の特徴です。

〜公職が多い年頃、小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 11:30| 2012年

2012年05月31日

伝統芸能の承継〜天邪鬼と褒殺〜


小谷野です。

久しぶりに国立劇場で文楽を見てきました。
人形浄瑠璃文楽は歌舞伎、能楽と同じく世界無形文化遺産に登録されています。

これだけ高度な大人向けの人形劇は世界唯一といってよいでしょう。
文楽のよいところは、人形遣い、太夫、三味線の三業を楽しめるところでしょう。
歌舞伎になるとどうしても役者中心の楽しみ方になってしまいます。


5月の最終演目「壇ノ浦兜軍記--阿古屋琴責の段--」でメインの阿古屋を操った桐竹勘十郎さんと公演後、食事をする機会に恵まれました。

人形の操作の奥深さ、琴・三味線・胡弓の音の素晴らしさ、人形遣いが少ないこと、橋下大阪市長がこの上方文化への補助を削減すること、などなど話は尽きませんでしたが、その中でも承継問題への対応は大変面白いお話でした。

次世代の子供たちに、伝統芸能にどのように興味を持ってもらうか思案を相当めぐらしているようです。

例えば、琴をわざと子供たちが走り回る場所に置き、「大事なものだから触ってはならんよ」と釘を刺すと、子供たちはいたずらで触りだすという。

これは、子供達の「あまのじゃく(意に逆らう)」の性質を逆手にとっているそうです。

そこで子供たちがポロンとやりだすと、「うまいやんけ、ほな、少々おしえたろか」と今後は褒め殺し戦法。

こうして、伝統芸能の世界に誘っていくのだそうです。


有能な経営者が、無意識で使っている手法ですね。テンションの高い優秀な社員にはとても効果がありそうです。


〜人たらしと呼ばれたい 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 11:04| 2012年