2013年12月27日

年の瀬 〜蛇は脱皮できたか〜


小谷野です。

今年も東京フィルハーモニーによるベートーベン第九(合唱付)を聴く機会に恵まれました。年末の風物詩ですね。歓喜の歌声は今年の世相と少し共鳴するものがありました。

今年は巳年でした。「脱皮できない蛇は滅びる」などと怖い言葉がありますが、今年を振り返ると、政治が少し安定し、アベノミクス、株式市場の復活、東京オリンピック開催など、一皮むけたのではないでしょうか。

経済、社会、物故、外交、ヒット商品、スポーツなどの分野別に様々な1年の出来事が浮かんできますが、一番は毎日事務所から見ている富士山が世界文化遺産になったことでしょうか。(私的ですみません)

皆様のご健勝をお祈りします。

〜 よいお年を 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:27| 2013年

2013年12月19日

継続かつ適度な投資〜防衛大綱より〜


小谷野です。

今週防衛大綱が発表されました。
離島防衛を重視し、空の防衛に力を入れるそうです。
F35戦闘機を将来的に100機導入予定とのことです。

私は今年、航空ショーに行く機会がありました。
そこで驚愕した記憶があります。航空自衛隊の基地に並んでいる戦闘機を見て、これら骨董品で日本の空は守れるのだろうかと疑問に思ったのです。

我が国の最新鋭戦闘機はF‐15ですが、米国での就航は40年以上前です。
同じく我が国の主力戦闘機F4ファントムは50年以上前の設計で30年も前に生産が中止されているので、調子の悪い機体を部品取りにして凌いでいるそうです。

いずれも、私が小中学校時代に航空ファンなどの雑誌を見て「カッコイイー!」と歓声をあげていたシロモノです。
日本の防衛予算の大部分は人件費と維持費で消え、新規の装備品予算は僅かと聞いていたことを目の当たりにしたのです。
F15からF35ということは20世代も更新しなかったことになります。

ところで、人も組織も年をとると、新しいモノに敏感で無くなり、問題を起こす場合があります。
新しい投資で効率化を図るよりも、従前の仕組みを人で回す企業や業界体質も散見されます。合理化・効率化のための投資は、継続かつ適度に行う事が肝要ですね。

〜ファッション/トレンド/モード・・・無感心になってきた 小谷野でした〜

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posted by 小谷野幹雄 at 14:44| 2013年

2013年12月13日

2014年度税制改正大綱決定〜大局的な見地も〜


小谷野です。

昨日、来年の税制改正の内容が決定されました。
ゴルフ会員権の売却損が給与などと合算できるのが来年の3月で廃止、大企業も交際費が半分経費で認められるようになる等の詳細な内容は当事務所の速報( http://koyano-vp.com/page0182.html )を見て頂くとして、経営的には、大局的な観点で見ることも重要です。

まず、法人税の引き下げの議論が停まったのは大きな問題です。
グローバルに戦う企業には現行の36%では高く、多くの先進国・アジア諸国は30%未満であり、競争力を削いでしまいます。

また、メディアの活字「負担増」に惑わされると大局が見えなくなります。
例えば、「所得税負担増」ですが、日本は所得税負担率10%未満の人が8割以上という異常な状況です。

例えば、給与収入500万円(1000万円)で夫婦・子供2人の場合、所得税・住民税合わた負担率は4%(11%)です。
それに比べ諸外国では、米国10%(18%)、英16%(27%)、独12%(22%)、仏10%(14%)となります。

今回の改正は、年収1000万円以上の人を狙い撃ちにしていますが、今後は裾野を広げる改正が見えてきます。

軽自動車税も大衆車の5分の1未満という従前の安さは驚きものです。
1000兆円の借金を抱え、消費税UP分は国債の金利で消えてしまう国の現状も念頭に税制改正を見なくてはなりません。


〜 分かっていても個人的な影響には怒り心頭 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 20:01| 2013年

2013年12月06日

睡眠は経営課題〜ハーバード・ビジネス・レビューでも〜


小谷野です。

先月「睡眠の質」( http://koyano-cpa.sblo.jp/article/80665644.html )を読んだ方から、いろいろな連絡を頂きました。

いつも穏やかな口調でモノ静かな人が、ひどいいびきや、1時間に何度も呼吸が止まることに悩んでいたり、CPAP(強制的に空気を鼻に送り込む機械)治療で快眠を手に入れた成功体験など、人の見かけと睡眠の悩みは全く関係が無いのが意外でした。

保険適用については誤解があるようです。
睡眠の相談は自由診療で費用負担が大きいと思っている人が多いのですが、検査も治療も保険適用が可能です。

矯正機械を3ヶ月から6ヶ月自宅に借りて行う治療でも、負担は月数千円です。

睡眠は経営の重要な課題です。独立行政法人労働安全衛生総合研究所は、「睡眠と労働の質」について研究報告を出していますが、その中でも睡眠と労働の双方向性、癌をはじめとする様々な病気との相関関係についての報告がされています。

またハーバード、ビジネス・レビュー:『Sleep Deficit: The Performance Killer』の中でも質量不足の睡眠が企業経営の効率化を削ぐ問題を取り上げています。

従業員の睡眠というプライベートな時間に立ち入ることは困難ですが、専門医など提携機関への紹介体制をつくるのは可能な対応でしょう。

*12月11日(水)18:30 睡眠の質を追求する、本年最後の「のびよう会」若干空席があります。http://koyano-vp.com/page0171.html

〜 寝食忘れる○○は自粛 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:41| 2013年

2013年11月29日

固定観念に囚われると〜ウエスト58cm〜


小谷野です。

ボディ・メイキング・トレーナー森弘子さんの『楽しい老「娯」のためのメタボ・健康対策』という講義を受けました。

健康チェックの方法、様々な8秒体操、本当のスクワット(キツイです)など、健康メニューが盛りだくさんでした。

講師の森さんは、出産を経験したシニア世代にも関わらず、ウエストのくびれが強調されたボディラインは、まさにスーパーモデルでした。

彼女の「私のウエストは何cmでしょう?」という突然の質問に、即座に、「58cm!」という声が会場に多く響きました。
何故か理想のくびれのウエストは58cmという固定観念があるようです(男目線ですみません)。

実際は60cmを大きく上回り、この固定観念に意味が無いことをみな思い知らされました。


私が小学校の頃は、「スポーツのからだ作りにはウサギ跳びが一番だ」とか、「肌をよく焼けば風邪も引かず健康に過ごせる」「激しい運動をしても水は飲むな、体力が落ちる」などと、当時の既成概念に疑問無く従っていましたが、今考えると恐ろしい指導でしたね。


社会の既成概念、個々の固定観念に囚われると、経営の世界でも問題が起きます。固定観念は思考遮断(mental block)を起こしますので、自らの思考や行動に限界線を引いてしまい、他業界や新しい業態に駆逐されてしまう企業や業界が出てきます。

〜 妻のウエストサイズは聞けない 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:32| 2013年

2013年11月21日

文化観が行動を左右する 〜水戸徳川家の伝統〜

小谷野です。

水戸徳川家15代当主である徳川斉正氏の話を聞く機会がありました。
歴史は見る立場によって理解が変わること、受け継がれた文化は強く人の行動を左右することを知りました。

水戸藩といえば2代藩主、徳川光圀が水戸黄門で有名ですね。
若き不良時代の光圀さんの話も面白かったですが、水戸藩の文化観は新しい発見でした。

水戸9代藩主徳川斉昭の七男、徳川慶喜は15代将軍として、朝廷に政権を返し(大政奉還)、錦の御旗をあげた薩長軍と戦わず、軍勢を関西に残したまま江戸に逃げ帰った、などと武将としても為政者としてもドラマなどでの取り上げ方は今ひとつでしょう。

しかし、彼が教育された伝統的な文化観を知ると、それらは至極当然の判断であり、江戸に戻って謹慎したのも理解できてしまいます。


水戸藩は創設以来、朝廷が一番、幕府は二番との教育を徹底していました。
水戸の那珂川で捕れる一番鮭は朝廷、二番鮭は幕府へ献上するという伝統にも表れています。
「幕府に反くとも朝廷に向かひて弓引くことあるべからず」は、犯すことのできない伝統・文化観なのです。


このように歴史は見る立場によって理解や評価が変わります。
経営的にいえば、事実を一方向からのみでは無く、多角的に見る癖が重要ということでしょうか。

また、人や企業を見る場合にその文化観を理解しないと、行動を予知できず損失を被る場合もあります。

私は職業上、多数の業種・企業を長年見ていますが、バブル、○○ショック、長い不況を経ても、業界文化、企業文化はあまり変わらないというのが印象です。
伝説の経営者といわれる方々は、組織に独自の文化を形成して普遍性を持たせるのに成功したケースが多く見られます。

〜 助さん格さんと旅したい 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:55| 2013年

2013年11月15日

質の高い睡眠を考える 〜睡眠専門医、睡眠指導士を呼んで〜


小谷野です。
質の高い睡眠は、経営者のみならず万人の関心事です。

「寝ているのに疲れがとれない」
「昼間に睡魔におそわれる」 
「夜中に何度も目が覚める」
「いびきがうるさいといわる」
「無呼吸になるといわれる」

・・・などは、歳のせいとあきらめるのはまだ、早いようです。

いびきが大きく、夫婦別居(別寝室)状態の社長が、「寝ている時のことまで、俺は責任持てない!」と豪語していましたが、共感できません。
睡眠専門外来を訪問して指導を受けてみる努力は必要と思います。

睡眠で問題を感じると、心療内科や精神科に行って睡眠薬や抗うつ剤を処方され、問題が悪化するケースも多いので留意が必要です。

自分を知るための睡眠日誌、ホルモン・メラトニンを確保する方法、朝の光の重要性、遅い時間のアルコール効用など、睡眠研究は進んでいます。


本年の「のびよう会 望年イベント」は、12月11日(水)18:30、新宿小田急センチュリーサザンタワー21Fで、睡眠専門医、睡眠指導士の方々を呼んで「質の高い睡眠を目指す」勉強会を行います。ご参集下さい。
http://koyano-vp.com/page0171.html

         〜 ナポレオン(*)を目指したい 小谷野でした 〜
           *短時間睡眠でも、ハイテンション

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posted by 小谷野幹雄 at 15:24| 2013年

2013年11月07日

平常心 〜古武道精神の奥深さ〜 


小谷野です。

剣道家の方とゴルフをご一緒しました(俗に剣道家とは6段以上の有段者をいい、5段までは剣道同好家と言われているようです)。

剣道といえば、森田健作の「おれは男だ!」、最近では「半沢直樹」などが頭に浮かんでしまう俗人には、大変勉強になった1日でした。


剣道にとって「平常心」は極めて重要な要素だそうです。
「メーン!」と一本とってガッツポーズをしたら、一本が取り消しになるそうです。
喜怒哀楽をあらわにし「平常心」を失ったからです。

平常心を失い、気持ちが高ぶれば スキが生まれて命を落とすことがあるからでしょう。

「打って反省、打たれて感謝」という言葉も教えていただきました。

経営者向けに翻訳すると、業績が好調でも、経営者として打つ手は最善だったか常に反省し、
逆境においても自ら成長できる機会を与えられていると感謝するということでしょうか。


ところで、剣道家の社長さん、見事に平常心でゴルフ、お上手でした。

〜 シャンクでパニック 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 13:35| 2013年

2013年11月01日

食品偽装と開示 〜性悪説で監査〜


小谷野です。

また食品偽装が世間を賑わしています。
超高級ホテルの名前が上がっているのには驚きます。

たとえば、フレッシュジュースは1杯1500円以上しますが、それが絞りたてでは無く容器詰めの既製品だったそうです。果物を絞る人件費を負担しているつもりでしたが。

一人の消費者としては、せめて高級ホテルは消費者向けのメッセージが真実であることを証明する定期的な「監査」を受けてほしいと思います。
株式市場で、嘘の決算報告した会社に投資して損をしたのと同じ感覚です。


ところで、この「監査」の歴史ですが、日本と英米では全く異なります。
英米では、企業性悪説風土から生まれました。
資金調達を行うために、真実であることを第三者によって証明を受ける必要性から
「監査(AUDIT)」が始まりました。
日本では、企業も人も性善説を前提に社会の仕組みができていますので、第三者による監査など仰々しいことは嫌います。

監査制度は「お上」から規制の一環で導入されました。
ところで、偽装問題がなければ、食品に関する様々な表示を見ることは楽しいものです。
手こね、鮮○、地○、放飼、生産地、生産者名、食材育成時の特徴など、開示内容は今回の事件で後退すること無く、進化していくことを期待します。


〜 にわか評論家 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 17:23| 2013年

2013年10月24日

18才偏差値の偏重〜不思議な国ニッポン〜


小谷野です。

この国では、人を知ろうとする時に「どこの大学を出ている?」と無意識に質問する人が多いように感じます。
「出ている」とは卒業では無く、入学を意味しています。
修士、博士課程修了校よりも、最初に入った大学名への評価が大きいようです。

ちなみに米国では、優秀な学生は大学に入った後に上位校へ転校していくのが通常であり(オバマ大統領も然り)、さらに、修士・博士課程の評価も重要になります。

私は、大企業の人事部で採用活動経験がありますが、学生の学校名は重要ですが、大学で何を学んだかとか成績よりも、面談による人柄、性格を重視していました。


先日、ある不祥事を起こした社員の話を聞いた経営者が、「そいつ、どこの大学、出とる?(名古屋弁で失礼!)」と聞きました。
問題の認識や解決に役立ちそうも無い質問ですが、人を知ろうとする場合に反射的に発せられるのですね。

ところで、日本の大学は、世界の大学ランキングでは上位に入りません。
東大でも30位以下(10年ほど前はベスト20にギリギリ入っていましたが)、日本の有名私立大学は軒並み200位以下です。欧米のみならず、アジア地域の他大学の後塵を拝しています。


〜 出生魚(イナダ→ワラサ→ブリ)は脂ののったところで 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:08| 2013年

2013年10月18日

雇用の規制緩和見送り〜守れない規制維持は誰が得をするのか〜


小谷野です。

昨日政府は雇用規制の大きな緩和を見送りました。
いわゆる「ホワイトカラー・エグゼンプション」や人材流動化を促す制度導入は棚上げとなりました。

産業界の強い要望は、ミクロの改正でお茶を濁しました。いつものことです。


女工哀史の時代に、工場で集団的、従属的に過酷労働に従事する者を守るためにできたのが労働関連法令です。現在の産業実態とかけ離れています。

ベンチャー企業が新しい事業を立ち上げるために毎晩遅くまでワイワイやっているのは、労働者の合意があっても違法行為です。

現在の労働関連法令は、上場会社も守りきれません。
つまり、「規制緩和」などという難しい事では無く、現代社会の産業実態に合わせる作業も棚上げになったのです。

海外では、ホワイトカラーの職種によって適用ルールを変更するのは当然ですが、裁量労働制は形式上存在しても経団連の指摘の通り、実務では使い物になりません。

この守れないルールの存続を守って得をするのは、裁量権という大きな権力が発揮できる人たちだけでしょう。

ていたらくな社員のつぶやきです。
「ベースアップなんて、俺には必要ない。人事評価が低くても問題はない。毎月の残業申請書に数時間上乗せすればよいのだ。ホワイトカラーは、受け取る給与は自分で決めれば良い。労働基準監督署も、会社に居た時間や、パソコンの電源を落とすまでは労働時間と見てくれる。」

〜 やる気のある社員への悪影響を心配する 小谷野でした〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:13| 2013年

2013年10月10日

メール・チェック病 〜仕事散漫、怒る恋人〜


小谷野です。

私の周りに、一緒に食事をしていても、スマートフォンのメールを頻繁に(常時)チェックしている人が増えました。
facebook、LINE、G-mail・・・複数のアドレスチェックを常時しています。

メールが入ると直ちに返信を打っています。メール受信の数十秒後には返信しています。
しかし、緊急の仕事でもなさそうです。

人と話をしていてもスマホ画面にいつも目を落としている、「癖」を通り越して「病気」のレベルの人も見受けます。
いつも繋がっている安心感、楽しさが脳の快感を生み、中毒になっているのでしょう。

この病気のせいで仕事に集中できないという話や、恋人に怒られるという話もよく聞くようになりました。
僅かな時間仕事をしたら、すぐメールチェックしないと気が済まなくなり、目の前の相手に専心できない人が増えているようです。


ところで、会社の業務においても、メールチェックを頻繁に(常時)行い、対応をその都度していたら、それで1日が終わってしまいます(メールチェックが重要業務の人は無視して下さい)。
電話には無い、メールの効率的機能を捨てていることになります。

こう言っている私も、昔苦い経験をしました。
まだスマートフォン前、携帯電話を使いこなすのが「かっこいいビジネスマン」と賞された時代に、私はひどく怒られたことがあります。

人と食事をするレストランのテーブルに携帯電話を置いたのです。
相手は開口一番、「その下品なモノをしまってくれないか。」と言いました。
食事という時間を共有し、情報交換を行おうというときに、話の進行をおかまいなしに中断させる機器が視界にあるのが不快だったのでしょう。本当に反省しました。

〜 「ながら族」と家では怒られる 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 09:00| 2013年

2013年10月03日

財政改革の目的が霞む〜消費税UPを正式発表〜


小谷野です。

安部首相は今週、消費税率アップを宣言しました。
来年4月から8%への税率の引き上げは、民主党の野田首相が政権と引き替えに
成立させた法律で驚きはありませんが、景気対策と称した追加予算、個人への6100億円の現金のバラマキには驚きました。

食料・医薬など日常品の軽減消費税率、生活保護政策で対応すべきところで国民満足度も低いバラマキ政策を打ち出すとは、「何のための増税」と疑問符が頭に浮かびます。

日本の借金は1000兆円を超え、猛烈なスピードで増加しています。
借金がGDP(国内総生産)の2倍を超え、突出した不健全財政です。

先月「強いドイツ」を連呼して、続投が決まったメルケル首相率いるドイツの債務のGDP比率は0.8倍(米英1.1倍)です。

フローで支払う金利も巨額です。平均金利1%で、年間10兆円の利息、毎月8300億円、「1日約280億円」の金利が発生しています。
現在の消費税5%分は国債の金利ですべて消えているのですね。


政治の話は評論家!と怒られそうなので、さて企業経営の話です。
企業活動における会議も目的を見失い迷走する場合があります。

目的を見失う会議を観察してみると、

[1]議長がスタート時に会議の目的を明言しない
[2]参加者が各議案が報告事項なのか、アイデアを出し合うような協議事項なのか、決定する審議事項なのかを理解していない
[3]他人の意見に意見をかぶせる状況が続く
[4]枝葉末節の論点で盛り上がる
[5]一度決まった事をもう一度議論を始める
[6]議事進行役の力量不足

などが原因に挙げられます。


〜 国の借金を子供の数(*)で割ると1人6千万円・・・小谷野でした 〜
  (*)15歳未満1649万人(2013/4/1現在)

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posted by 小谷野幹雄 at 15:40| 2013年

2013年09月27日

九月花形歌舞伎を見て〜時代が動き出した〜


小谷野です。

九月の花形(若手の意)歌舞伎・夜の部「陰陽師」を見てきました。
歌舞伎界で新しいジャンルが動き出したことを実感しました。
海老蔵、菊之助、染五郎、松緑、勘九郎、七之助・・若手スター勢揃いで、演出、音楽、舞台装置も明らかに古典とは異なるものでした。

市川團十郎、中村勘三郎ら大黒柱を次々に失った歌舞伎界で、残された若手が全く新しい分野に挑戦している姿は、会社経営の世界で前代社長の急逝で若くして社長業を引き継いだ息子が、自ら模索しがむしゃらに働き、挑戦している姿と重なります。

逆境という試練は、大きく人を育てるのは間違いないようです。


今回の新作は3代目市川猿之助が始めた「スーパー歌舞伎」の時と同じうねりを感じました。
スーパー歌舞伎は、始まった時がバブル期であることもあり、華やか(派手)な衣装、華やかな音楽、華やかな演出、華やかな大道具で多くの人を魅了し、新しい歌舞伎の分野を確立しました。
30年近くも経過すると、もう「古典」の一分野です。
今回の新作「陰陽師」も将来、新しい古典になる予感がします。


ところで、最近人気TVドラマ『半沢直樹』でオネエ金融庁検査官役を演じた「片岡愛之助」が、今回の陰陽師では重要な役所である悪役を見事に演じきっていました。松嶋屋(愛之助の屋号・まつしまや)!!


〜 面白さ倍返し! 小谷野でした〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:47| 2013年

2013年09月19日

ストックよりフローの安心感 〜毎月分配型投資信託ヒットの理由〜


小谷野です。

毎月分配型の投資信託が大人気です。
人気の理由は、この投資信託の運用成績が良いのではありません。
この毎月分配型は、会社でいうと利益が出ていないのに配当をする、いわゆる蛸配(飢えた蛸が自分の足を食べる姿から生まれた言葉)が生じています。
つまり、運用益では無く、最初に払い込んだ「元本」が戻されるのです。

また、この投資信託は手数料を購入時に3%、毎年2%、解約時に0.5%支払うのが一般的です。

「今月も通帳に分配金が振り込まれた」と、うれしそうにしているグランドシニアの方々を見ていると、ファイナンス理論などではなく、毎月のお金の受取が大きな安心感を与えているのが分かります。

人気の理由は、論理的には理解ができないのですが、心理的なアナログ面で考えてみると謎が少し解けそうです。


保有している資産規模と日常の支出規模は必ずしも比例しません。
しかし、収入の規模と支出の規模は比例する傾向があります。

資産を10億円持っているが毎月年金10万円の収入しか無い人と、保有資産1億円でも毎月30万円の収入がある人を比べると、資産1億円で毎月の収入が大きい人の方がお金をたくさん使う傾向があります。

一般的には、資産が10億円もあれば毎年1000万円使っても無くなるのに100年もかかるので不安が無いはずですが、実際には定期的な収入規模が小さいとささやかな支出にとどめる傾向にあります。
ストックよりも毎月のフロー収入が生み出す安心感が大きいのです。
年金不安があるこの国での自己防衛本能に火をつけた金融商品になったのでしょう。

〜 論理よりも心理 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:52| 2013年

2013年09月13日

少年少女の君に〜挙国でエリート・アスリートを育成できるか〜


小谷野です。

2020年東京オリンピック開催が決まりました。
連想されるのは、株式市場の右肩上がり、物価上昇、東京のインフラ改善、外国人労働者の流入、金利上昇(金利スワップ締結の必要性)などなど・・・

しかし、経済の話は後日として、最近街で子供たちを見て思うことです。
2020年の東京オリンピックで主に活躍するのは、現在の小中学生かもしれません。

この少年少女らを、国・地方・団体・民間を合わせた挙国体制で、エリート・アスリートに育成していけるのかが憂いです。

現在も、文部科学省のスポーツ立国戦略のもと、様々なプログラム、施設を保有していますが、現在とはケタ違いの育成プログラムが必要でしょう。


英国は、アトランタ大会(1996年)では金メダル1個の国でしたが、国を挙げた育成プログラムで昨年の自国ロンドン大会(2012)では金29個の世界第3位に躍進しました。


韓国の育成プログラムも卓越しています。
発掘から育成、引退後の支援までカバーする充実した内容です。

日本のプロゴルフのトーナメントで活躍している韓国選手は、自国ナショナルチームの選抜(1軍)からもれた2軍選手だとの話はよく聞きます。賞金女王もそうでしたね。

しかし、学ぶべきモノは学ぶ必要があります。
合宿費、道具費用、遠征費用の支援は手厚く、通常の学業参加を優先する日本とは比べものにならないほど、スポーツ合宿期間も長いのです。


私もスポーツ関連財団(http://www.unitedsportsfoundation.org)の役員を拝命しておりますので、微力でも貢献できたらと思います。


〜 子供がみんなオリンピック選手に見える 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:34| 2013年

2013年09月05日

松竹梅理論 〜飲食店の現場より〜


小谷野です。

飲食店経営の知人からです。
飲食店でのメニューでは、コースを3段階にしている場合が多い。
たとえば、Aコース7,000円、Bコース5,000円、Cコース3,000円。
そして、多くの方が、真ん中のBコースを選ぶそうです。
一番安いコースは同伴者や店員からケチと思われたくない見栄がはたらき、Aコースは贅沢とのブレーキがかかるからだそうです。

店側からすると、実はこのBコースが最も利益率が高い場合が多いのです。
最上のAコースは店の看板なので、材料も技術も良いモノを追求し、FL比率(注)が高くなります。

一方最も安いCコースは、安くても店の評判を落とすようなモノは出せないので、実はBコースとほとんど同じ質感になるそうです。つまり、AやCは原価率が高いのです。

お客としてコストパフォーマンスを追求したいのなら、この一番高いコースか一番安いコースを注文すればよいのです。

このように3段階並べて、利益率の高い「真ん中」を選ばせるのはマーケティングの世界では「松竹梅手法」などといわれますが、ネットショッピングのように対面が無く、見栄が生じない場では、この手法の効果は小さくなるようです。


〜 内情ばらさないで! 知人の声が 小谷野でした 〜



(注)FL比率は、飲食店の効率性を見る指標で
(食材費+人件費)/売上高で表されます。50%未満なら優良でしょう。
Fはフードで食材費の略、Lはレイバーで人件費の略です。

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posted by 小谷野幹雄 at 16:12| 2013年

2013年08月29日

数値の裏読み 〜「おもて」だけでは誤解する〜


小谷野です。

発表される数値や指標から実態を読み取るのは難しいと感じます。

たとえば、日本の株式市場の活況観は「日経平均株価」で伝えられます。
先週、証券会社の社長さんから、こんな話を聞きました。

「日経平均は日本の株式市場の実態を表していない。
その理由は、日本のGDP(国内総生産)に占める製造業の割合は20%にもかかわらず、日経平均指標では製造業の比重が60%と大きく、活況の非製造業の株価比重が低いので日本の株式市場の実態を現さない」という主張です。

GDPの業種構成に置き換えると日経平均は現在の水準よりも5000円以上も高くなるそうです。


また、「食糧自給率」も誤解が生じる基準値です。
健康的でおいしい野菜作りに地域ぐるみで取り組み、出荷量も売上も大きく伸ばしている、地域リーダーの言葉が先日TVで紹介されていました。

「いくら我々農家が頑張っても食料自給率は上がらないんですよ。」

日本の食料自給率は40%に満たないと言われますが、この自給率はカロリーで計算されるので、実態とはかけ離れています。

つまり、健康に良いがカロリーの低い農作物を農家が多く生産しても、自給率は上がらないのです。

決して日本の農業が衰退しているのでは無く、生産高ベースの自給率は7割近くになります。

また、規制緩和の記事で「全面規制緩和〜99%の品目を解禁〜」とあっても、残り1%の品目が市場の過半を占めている、なんてこともありました。裏も読まないと、大きな誤解となります。


〜「あなた、今日はすてき・・・この裏は」 小谷野でした〜

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posted by 小谷野幹雄 at 17:20| 2013年

2013年08月22日

和紙の技術 〜伝統・営利・承継〜


小谷野です。

埼玉県小川町で重要文化財である細川紙作りに挑戦しました。
紙をすくだけでなく、原材料の準備から行う貴重な経験でした。

和紙は日本の重要無形文化財として、細川紙(埼玉県)、石州半紙(島根県)、本美濃紙(岐阜県)が指定されています。
また今4月、国は「和紙技術」をユネスコ(国連教育科学文化機関)の無形文化遺産に登録申請しました。(石州半紙は単独でユネスコ登録済み)

和紙の材料は楮(こうぞ)、三椏(みつまた-お札の原料)、雁皮(がんぴ)、ねりとしてトロロアオイをつかいます。
本来真冬に冷たい川や水槽の中で行う材料準備は、相当な忍耐が必要な作業です。

ところで、埼玉伝統工芸協会の工房長のお話では、細川紙では幸運にも若手後継者が見つかったが、全国的には後継者探しが大きな課題だそうです。

工房長の言葉で印象的だったのは、「後継者に、ちゃんとお嫁さんがもらえるようにしなくてはならない」との言葉でした。
言い換えると、利益がだせる経済活動にしないと、価値ある伝統技術とはいえ承継は困難だということです。

和紙は一般大衆が日常的に購入するモノでは無く、寺院や芸術家、他の伝統芸能の世界で消費されるという特殊性があります。

和紙をつかった大衆向け製品(照明器具、建設資材など)の開発に力をいれていく必要があるそうです。

利益が出ていない親父の会社は、なかなか子供が継いでくれないのと似ていますね。


〜 伝統技術を営利事業に 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:44| 2013年

2013年08月15日

降圧剤スキャンダル〜大きなビジネスの前にかすむ倫理〜

小谷野です。

お盆の時期はいろいろと考える時間があります。
昨年は長生きをしてしまうリスクを憂えていました( http://koyano-cpa.sblo.jp/archives/201208-1.html )が、今年は健康の判定について考えました。

私は、血液検査で悪玉コルステロール値が「基準値」を毎回超えており、投薬を勧める専門家もいます。
食生活改善やサプリ等では効果がでない、遺伝的な体質だそうです。


つい最近、製薬会社のスキャンダルが新聞に出ました。
血圧を下げる新しい薬のデータを改ざんし、多額の寄付を受けている大学側も改ざんを放任していた疑いがあるそうです。

人の命に関わる薬の世界なので、にわかには信じられませんが、改ざんは事実のようです。

ところで、日本は「基準値」を超える高血圧者が4000万人、実際に治療を受けているのはその2割の約800万人のようです。

日本人の3分の1は高血圧だそうです。
子供を除くと4割以上が病人ということになります。多すぎる気がします。

その「基準値」そのものを調べてみると、血圧が上140/下90mmHGを超えると病人となるようです。
しかし1999年改訂前の「基準値」は上160/下95でした。「基準値」を引き下げたことによって高血圧者が倍増したようです。

降圧剤の市場は、1兆円もあり、年々市場は拡大しており、薬の開発競争も激しい分野と聞きます。

巨大ビジネスの前には、倫理がなおざりにされてしまいました。
経営者にとって決して「対岸の火事」ではありません。
 

〜 薬は飲みません 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 09:52| 2013年

2013年08月09日

感動と記憶のサービス業 〜花火大会にて〜

小谷野です。

先週、板橋の花火大会を見る機会がありました。
腹に響く音とまばゆい閃光は、いつ見ても人の心を捉えます。
花火師さん、ボランティアさんに感謝です。

・花火は人生と同じ。一瞬でもよいので、きらめきを放って消えていきたい。
・花火はサービス業と同じ。形は残りませんが、記憶に残ります。


サービス業界の新人時代、完成直後の瀬戸大橋を見て、スゲー(下品で失礼)と思いました。

「これは、お父ちゃんが造ったんだ」と指さして子供に自慢できる、建設業や製造業をうらやましく思いました。

しかしその後、サービス業も、人に感動を与え、記憶に残せる醍醐味のある仕事と気づきました。


ところで、花火の感動を目で見える形で残した人がいます。
山下清さんです。

はじめて、彼の「ちぎり絵」の花火作品をみた時、本物の花火と同じ感動を覚えました。

色紙をちぎって画用紙に貼り付けていく作品は、オリジナル性の高い独特の作風です。
ハンディキャップがあったなどと聞きますが、そのようなことは関係なく、大きな感動を与える芸術家業にも賞賛です。

〜 闇照らし 歓喜のるつぼ 河川敷 いまいち小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 14:40| 2013年

2013年08月01日

料理の世界でも二八理論〜フレンチの鉄人坂井さんのお店にて〜

小谷野です。

20年以上前、はまっていたテレビ番組に「料理の鉄人」があります。
食材を試合開始直前に見て、(本当に料理人は2〜3分前に食材を眼にするそうです。)1時間で創作料理を創り、挑戦者と戦う番組です。

その鉄人の中で、「フランス料理界のドラクロワ」と呼ばれていた坂井宏行さんのお店で、坂井さんの話を聞きながら会食する機会がありました。


料理界の話は、一般の事業会社の経営にも役立つことが多くありました。

まず、料理人(経営者)の体力作りの取り組みです。
シェフは長時間の立ち仕事なので、基礎体力の維持がなければおいしい料理の創作は難しいそうです。

坂井さんはジムに頻繁に通っているそうで、とても70歳を超えているようには見えない若々しさです。

次に、心が入らない料理は客に必ずその心が伝わるそうです。
義務で料理を創ると、必ず客に見透かされるそうです。
サービス業は「あなただけ(顧客)のコンシェルジュ」になれるかが勝負ですね。

そして、逃げた客を追わないことも重要とおっしゃっていました。
100人の顧客が来て80人は満足してくれても、20人は満足してくれない。
その中には批判をまき散らす客もいる。

しかし、この満足しなかった人を満足させようとしたり、
批判をした人を追いかけ、ファンにするような努力はしないそうです。

これをすると、経営者も従業員も疲弊するので、それよりも前向きなことに時間を使うそうです。
料理の世界でも、マーケティングの世界で使う(*)パレート理論の法則(二八理論)が当てはまるのですね。

    〜 ラ・ロシェルの懐石風フレンチは健在、
         「おいしゅうございました」小谷野でした 〜


(*)パレート理論の例示
・売上/利益の80%は20%の顧客から生まれる
・売上/利益の8割は2割の従業員が稼いでいる
・仕事の成果の8割は労働時間の2割で生み出している
・商品売上の8割は2割の商品群で生み出している ・・・などなど
posted by 小谷野幹雄 at 17:55| 2013年

2013年07月25日

スロープレイ 〜本人は気づかない〜


小谷野です。

ゴルフトーナメントで最も格式の高い全英オープンで先週大活躍の松山さん(プロ転向3ヶ月余り)に賞賛を送りたい。
日本人で世界のトップになる可能性を感じさせるスタープレーヤーです。

ところで、この試合で彼はスロープレーとして1打罰をもらいました。
難しい時間ルールの理解不足や、警告時の言語理解の問題があったようで、本人は納得できないようでした。


ビジネスの世界でも、スロープレイは厳禁ですが、プレーヤー本人はスロー(非効率)に気づかないのが共通の特徴です。

本人はいつも一所懸命に頑張っている意識なのです。
それを気づかせ、改善させる事がマネージャーの大きな役割です。

仕事のリストアップ、優先順位をつける、作業見込時間を書くなどの指導だけでなく、時間削減のための汎用プラットフォームの構築など、スロープレイ撲滅のための管理職業務は多岐にわたります。


ところで、ちょっと先ですが9月25日(水)、日本女子オープン開催日の前週に、のびよう会コンペを実施します。

今年はトーナメント仕様のコースセッティングですので苦労しますが、
翌週はTVでゆっくり復習ができます。本年は特別企画です。お早めに申し込み下さい。
http://koyano-vp.com/page0176.html


 〜仕事抱え込み、自己満足、ダラダラ、雑談好き・・・
                   身に覚えが 小谷野でした〜

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posted by 小谷野幹雄 at 10:54| 2013年

2013年07月18日

マララさんの国連演説 〜残る言葉〜


小谷野です。

先週、感動するスピーチを聴きました。
マララ・ユスフザイさんは、パキスタンで女性が教育を受ける機会を訴えていて、イスラム過激派に頭を撃たれました。

一命をとりとめたマララさんが16才の誕生日に国連で行った、先週のスピーチです。

彼女の言葉は一度聴いただけですが、記憶から消えません。


「 One child, one teacher, one book, and one pen can change the world.Education is the only solution. Education first. 」
(1人の子供、1人の先生、1冊の本、1本のペンで世界を変えることができるのです。教育こそが唯一の解決方法です。教育こそが一番です。)


諺で、「ペンは剣よりも強し」というのがありますが、今回言葉の持つ力を再認識させられました。

世界を動かす人権活動家として歩み始めたマララさんに心よりエールを送りたい。


ところで、リーダーに求められる重要な能力に、この言葉を操る力があげられます。
「残る言葉」を多く発信できる人はとても魅力的です。

耳に残る言葉、心に残る言葉、記憶に残る言葉、腹に残る言葉、この「残る言葉」は、人に大きな影響を与えます。

卑近な例ですが、バラエティ番組で生き残っている芸人の特徴も、口数の多さではなく、「残る言葉」を多く発信していることにあるように思います。

しかし反面、言葉は人を傷つける最大の凶器になる場合もあり、また不適切な一言で職を失う危険があるのも、言葉の持つ力の大きさを現わしていますね。


〜 言葉は言霊(ことだま)小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 13:49| 2013年

2013年07月10日

エンディングノート 〜自分の整理整頓〜


小谷野です。

講演会・雑誌などメディア露出の多い人気FP、山田静江さんからの

「男が100人いて、90才まで生きる人は何人? 女だと何人?」
(答えは男22人、女だと46人)

「女は死なないのよ。」 

こんな奇抜な問いかけから、すっかり彼女のエンディングノートの話に魅せられました。

終活とも言われる人生の卒業式に向けた活動が、高齢の方だけでなく、シニア世代にも広まっているようです。


その理由を考えてみました。

・書くことで自分の心を整理できる。
・記録してメッセージを伝えられる。
・自分がどのような人々によって支えられているか再認識できる。
(万が一の場合の連絡先となる、知人、友人、親戚名簿などを本人が書きます。)
・自分の資産や債務の全体像が把握できて、今後を考える機会となる。
・相続税が自分にどう影響するかが分かる。
・相続の争いを避けることができる。
・戸籍をさかのぼることにより、親族の全体像がつかめる。
(本人も家族も知らない兄弟に相続権が発生したケースもあります。)
 

妻へのラブレターとする人、自分の人生の履歴書とする人、子供達への熱いメッセージ集とする人、活用方法は様々です。


来週の「のびよう会」では、山田静江さんが講師を勤めます。
また当日、エンディングノートを無料でお配りします。
http://koyano-vp.com/page0120.html


〜 おおげさだけど「生きたあかし」 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 11:38| 2013年

2013年07月04日

路線価発表 〜下落でも相続税負担者は倍増か〜


小谷野です。

今週、日本で公表される4種類の土地価格(*1)のひとつ「路線価」が発表になりました。
路線価は国税庁が発表し、相続税など税金の計算に使われます。

この発表によりますと日本全体では1.8%のマイナスと5年連続の下落ですが、下がり方に歯止めがかかったいえるでしょう。

また大都市圏では下落から上昇に転じた地域も有り、地方では下落が続いているのが特徴です。


ところで、相続財産の半分は土地が占めますが、相続税が富裕層の税金から大衆の税金へと、大きく国は舵を切りました。

今年の税制改正で平27年から、相続税の基礎控除が4割も引き下げられることが決まったのです(*2)。 現状では、亡くなった方で相続税が発生するのは全国平均では約4%、東京圏では約7%ですが、今後、特に都市圏では倍増すると言われています。

都市部では今後、ローンが終わったサラリーマンの人たちも相続税の対象になるケースもでてきます。
既に、相続対策を目的とした、借り入れによる不動産投資などの動きの裾野が
大きく広がりつつあります。

〜 票の格差に加えて税の格差も顕在化 小谷野でした 〜


(*1)公示価格(国土交通省)、路線価(国税庁)、基準地価(都道府県)、固定資産税評価額(市町村)

(*2)基礎控除は、従来5千万円+1千万円×相続人数が、3千万円+6百万円×相続人数、に減額


7/17(水)のびよう会セミナー
「安心相続のすすめ〜エンディングノートと相続事前診断〜」開催いたします!
http://koyano-vp.com/page0120.html

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posted by 小谷野幹雄 at 13:55| 2013年

2013年06月27日

趣味を創る 〜マンドリンを聴いて〜


小谷野です。

マンドリンを聴いてきました。
大学母校のマンドリン楽部創立100周年イベントへの参加でした。
場所は上野の東京文化会館、ずいぶん格式のある場所で行うなと感じましたが、内容も立派なものでした。

演目のひとつ、歌劇「カルメン(演奏会形式)」は、恋に情熱的、かつ移り気な彼女が次々と男を変えて、捨てた男の嫉妬で命を落す話ですが、プロの藤原歌劇団も加わり本格的な内容となっていました。

ところで、80歳代の先輩まで演奏に参加されているのを拝見して、かくありたいと思いました。

「趣味を引退後から探しては遅い」とは、多くの先達の忠告です。
趣味とは、楽しく、心の解放を感じ、心の健康を維持するためにも重要なもの。
好奇心旺盛で行きたいと思います。


   〜 「マン『ダ』リン(*)に行ってくる」、
          「 あなたホテルで何をするの?」!?小谷野でした 〜

(*)東京日本橋にある高級ホテル

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posted by 小谷野幹雄 at 16:17| 2013年

2013年06月20日

アベノミクス第3の矢 〜規制緩和にスピードはあるか〜


小谷野です。

先週、アベノミクスの第3の矢「成長戦略」が放たれました。
その中で規制緩和は、日本産業の競争力強化のために重要な政策となります。

ところで、規制緩和の方向は決まっても、行政のルール作りで急ブレーキがかかったり、結果が逆の規制強化になるケースは少なくありません。

たとえば、今年1月最高裁の判決で厚生労働省が定めた薬の販売規制を違法として、薬のネット販売が認められました。
この判決を受けて、ルール作りが進められていますが、内容は抜本的な規制緩和でなくなる可能性があります。

医療用医薬品の分野ではなく、元々医師の処方箋の不要な大衆薬の分野にもかかわらず、「国民の安全」を看板に強い抵抗勢力が生まれています。

発表直後の市場評価が低かったのはこれを見越しての事だったのでしょうか。


〜 「規制することを規制」する法律が必要 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:23| 2013年

2013年06月13日

落語は高度な伝統芸能〜仕草と言葉〜

小谷野です。

久しぶりに落語を聴く機会に恵まれました。
「古今亭圓菊(ここんていえんぎく)遺伝子の会」と名をうった会でした。
昨年10月に逝去された圓菊師匠は、独特な体のひねり、投げキッス、手話落語など話題の多い噺家で古今亭のリーダーとして多くの名跡を残されました。

その遺伝子を引き継ぐ弟子達の高座でした。
落語には歌舞伎のように楽曲や踊りや艶やかな衣装もありません。
身振りと語りだけで人を魅せるのですから高度な伝統芸能といえます。

その継承は簡単ではありません。完璧なコピーでは人を魅せられず、独自の個性の構築が必要となります。


経営承継の現場でよく見る光景です。
まずは先代をまねること、徐々に次世代の個性が出て浸透していき、虎の威を借りなくても誰もがリーダーと認めるようになっていきます。


ところで「落語家」と「ビジネス界での巧みな講演者」には共通点を感じました。
落語で言う出だしの「枕」、本題と直接は関係ないことで客の笑いをとりリラックスさせ、客との距離を縮めておく、本題に入るときには羽織をとって合図をして本題にはいる。

客にメッセージを伝えるツールに、大道具、歌、踊りもなく、仕草と言葉のみで客を魅せる。


〜 身ひとつで高座にいるのが経営者 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 13:59| 2013年

2013年06月06日

英国現況はアベノミクスの行先〜英国気質ランダム〜


小谷野です。

英国の物価は高く感じます。
ロンドンの地下鉄やタクシー等の料金は日本と比較にならないほど高いです。(ex.地下鉄初乗り700円、プリペイドカード購入でも400円)

しかし、この英国経済の現況は、アベノミクスの先にある姿との覚悟が必要です。
英国では政策金利は史上最低の0.5%が4年以上も続く一方、物価は毎年3%程度上昇しているのです。

我が国も公定歩合0.3%の下、日銀は今年度の物価上昇率2%を公約しました。


さて、堅い話はここまでで、先月の英国出張では、様々な専門家やビジネスマンに会いましたが、彼らから聞いた英国気質をランダムに書きます。


1.英国は数多くのスポーツ発祥の地である
サッカー、ラグビー、クリケット、近代競馬、ゴルフ、モータースポーツ・・・関係ないですが、ミニスカートの発祥も英国ロンドンとのこと。

1.車は絶対マニュアル車(欧州共通の傾向)

1.賃金制度にボーナス概念なし
一部の大手金融機関のトップが多額の賞与をとることが社会批判となっている。

1.子供は褒めて育てる
日本は叱って育てる。

1.家は英国風(*)、料理は中国風、妻は日本風(人)
英国男児の理想だそうです。
(*)古い外観を大切に守り、中を改修しながら使うのが彼らは大好きです。


〜 全て日本風が好き! 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 11:23| 2013年