2016年12月22日

音楽の力〜癒やし、鼓舞、創造〜

小谷野です。

今年も東京フィルハーモニー交響楽団の第九特別演奏会を聴く機会に恵まれました。
感謝です。今年の指揮者はアヌ・タリさんで、エストニア生まれの華々しくエネルギッシュな女性指揮者でした。

ベートベンの第九は歓喜の歌として年末の風物詩にもなっています。
来年への新たな意欲、期待感を盛り上げてくれます。音楽の力は大きいですね。

理論の話では、音の三要素は、高さ、大きさ、音色(波形の違い)、音楽の三要素は、リズム、メロディ、ハーモニーですが、組み合わせによって「芸術」となり、ストレス・イライラが緩和される癒やしや和みになり、感性が磨かれ、創造性が高まり、ガンバロウという気持ちの鼓舞までしてくれます。
「上司に怒られた時に聴きたくなる曲」。こんなジャンルまであるそうです。

健やかな新年をお迎えになりますようにお祈り申しあげます。

〜 二拍子と三拍子が分からない 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:31| 2016年

2016年12月15日

第100回のびよう会〜地図より羅針盤〜

小谷野です。

100回記念「のびよう会」(※)及び「望年会」には、大変多くの方々にご参集頂き感謝申し上げます。

講師には竹中平蔵様をお招きし、経済・金融・政治の世界情勢について多くの気づきを得る事ができました。

印象に残ったのは、世界情勢における3つのマクロ視点でした。

1.大衆迎合主義(Hyper-Populism)が強くなっている
 富裕層と貧困層の断層が深まっており、大衆の過度なポピュリズムが危険な状態にある。
 小さな問題を異常なまでにマスコミと大衆が一体化してたたくようなエキセントリックなムードが強まって
 いる。

2.長期の経済停滞 (Secular Stagnation)
 貯蓄と投資を均衡させる利子率はほぼゼロ%であり、 投資機会が極端に減っている。
 インフラ整備(羽田空港に新幹線駅・・)、官の仕事の民間委託を加速させる規制緩和が必要になってい
 る。

3.第4次産業革命の最中
 [1]AI、[2]ロボット、[3]IoT、[4]ビッグデータ、
 [5]シェアリング・エコノミー、をキーワードとした産業革命の最中にある。
 AIやロボットの発達は、既存の職業が無くなる危機を生む。
 シェアリング・ビジネスは、新しい需要が開拓される一方、廃れる側面も出てくる。
 例えば、カーシェアリング・ビジネスの発展は自動車の減少、駐車場需要の減少などを招く。

経営者は、地図(map)ではなく羅針盤(compass)を持ち、自らの頭で考え洞察し、
その考えを伝え、組織を動かすリーダーシップを発揮しなくてはならない。

〜 鵜呑みにしてしまう 小谷野でした 〜


(※)のびよう会:志高き経営者の方々へ、気づきと交流の場を提供することを
   目的に回を重ねてきました。

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posted by 小谷野幹雄 at 18:07| 2016年

2016年12月09日

平成29年度税制改正大綱〜個人の所得税改革は遅れる〜

小谷野です。

昨日(12/8)、平成29年度税制改正大綱が発表されました。

女性の社会進出支援を重要な政策課題に掲げる現政権ですが、本格的に仕事をしたい既婚女性の支援制度は見送りになりました。
夫婦が共に働く事を前提した所得税法上の「夫婦合算控除」の導入は延期し、現行の配偶者控除で短時間労働者(パート)が就業調整を意識する103万円の壁が150万円に(夫の年収が1120万円超は制限)引き上げられました。

TVでは、「もっと働けるようになる」と喜ぶ街の人の声を放映していますが、もう一つの大きな壁の存在が忘れられています。社会保険の壁です。
大企業(従業員501名以上)就労では年収106万円の壁があり、大企業以外の就労でも130万円の社会保険の壁があります。

103万円を意識してきたパート労働者が、社会保険を支払ってまで労働時間を伸ばすのは考えにくいですから、今回の税制改正の効果は、大企業のパートさんでは103万円から106万円まで、年収で3万円余分に働ける。
大企業以外のパートさんは103万円から130万円まで年27万円余分に働けるようになることでしょうか。
所得税制と社会保険制度そのものの壁が高そうです。

*昨日発表の税制改正の全般内容を短時間でチェクしたい方は、
当事務所が要約した http://koyano-vp.com/page0191.html をご覧下さい。

〜 ビール減税「○」、ゴルフ場利用税存続「×」・・・ 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 19:55| 2016年

2016年12月01日

三右衛門〜日本人は「三」が好き〜

小谷野です。

有田焼の経営者の方々にお会し、窯元を訪れる機会があったので、焼物話の続きです。

「三右衛門」と「有田三右衛門」は異なる事を知りました。
一般に三右衛門は、「今泉今右衛門(有田)」「酒井田柿右衛門(有田)」「中里太郎右衛門(唐津)」をいいます。

一方、有田三右衛門は、太郎右衛門(唐津)に代わり源右衛門(有田)が入ります。
この「有田三右衛門」ブランドは、源右衛門が仕掛けたと言われています。
「有田三右衛門」ブランドの形成によって、有田焼きの全国知名度向上に大きく貢献したと言われています。

それぞれの特徴は、色鍋島を再興した今右衛門、赤絵が特徴的な柿右衛門、茶碗・アクセサリー等生活に身近な分野まで展開させた源右衛門というところでしょうか。

ところで、日本人は「三」が好きです。日本三大美人、御三家、三大温泉、日本三景、三大祭り、三大景気、世界三大珍味、世界三大夜景・・・

経営でもよく使います。「経営の三要素」(「人・モノ・カネ」最近は情報を足します)、「三つの方針」、「三つのポリシー」・・・一つ二つでは、多くの選択肢からセレクトされた感じがなく、四つ以上もあると覚えられないので、この三つが記憶に残りやすいようです。

〜 過去の三大失態は?・・・絞りきれない、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 18:37| 2016年

2016年11月24日

伝統は伝承では守れない〜有田焼400周年〜

小谷野です。

今年、有田焼が400周年を迎えました。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、連れ帰った大陸の陶工が日本に陶磁器の技術を広めて
産業化したわけですが、磁器(注1)の原料となる陶石が有田で発見されたのが
1616年だそうです。

その後、日本陶磁器は世界へ輸出され、ドイツのマイセンも100年遅れて、
有田焼を模倣して始まったのは有名な話です。

若き人間国宝、第14代今右衛門(注2)さんのお話を直接聞く機会がありました。
印象に残った言葉です。

「伝統は単なる伝承では守れない。その時代、時代に応じた新しいものを
取り入れて変化していかなければならない。」

(注1)磁器:陶石を材料にして、白地で透光性が有り、吸水性はない。
    陶器:粘土質の土を材料に、磁器よりも低い温度で焼きます。
(注2)日本及び有田の三右衛門のひとり

〜 秀吉の朝鮮出兵は百害あって一利「あり」だった 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 19:45| 2016年

2016年11月17日

税制改正議論にみる日本の家族観〜女性の社会進出の壁〜

小谷野です。

この時期は来年度の税制改正の議論が渦中に入ります。
女性の社会進出を促進する税制も議論になります。
しかし、早々に本年も抜本改革案は見送られました。
配偶者控除額の調整でお茶を濁すようです。

抜本改革案は、夫だけが働くことを前提にした配偶者控除を廃止し、海外でよく見られる夫婦控除制度の導入するというものです。
見送った表向きの理由は、不利になる低所得世帯が発生することですが、「女性は家を守り男は社会に出て稼ぐ」という日本の家族制度の根幹に関わる問題は、もっと時間をかけて議論すべきとの考えが背景にあります。

現在、働こうとする主婦の方には103万円の壁があります。
収入が増えると、夫の所得税計算上の配偶者控除がなくなり、家族の手取りが増えないのに、夫に年末調整の手間暇から迷惑をかけるというものです。

さらに大きな壁は130万円の壁です。
年間の収入が130万円を超えずに主婦でいれば、実際には年金保険料を払わなくても払ったとみなす制度です。(本年10月から大企業のパートに限って年収106万円以上の方に厚生年金の加入が義務づけられました。)

フルに働いている女性は、通常通り全額支払い義務があり、働かない主婦が保険料を全額免除される3号被保険者制度は、働く女性から不公平と長年言われており、主婦の就業意欲を削ぐ制度となっています。

民間の経済団体では、女性の社会進出を促進するために配偶者手当を廃止・縮小するようにとの指導が会員企業に出ているようです。

〜 女性就労の足かせ多過ぎ 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:48| 2016年

2016年11月10日

変化の演出〜大衆心理の賢愚は〜

小谷野です。

次期米国大統領は、消去法によりクリントン氏が大方の予想でしたが、未知数の異端児トランプ氏に決まりました。

選挙は、「変化」を期待させる過剰なまでの演出が重要のようです。
クリントン氏はファーストレディ時代から四半世紀もメディアに露出し、既存の政治家のレッテルを剥がせず、国民は変化を期待できなかったようです。

今年7月に英国で行われた、EU離脱の国民投票を思い出しました。
残留派有利の前評判から一転、離脱派勝利の結果。
本当に勝ってしまった離脱派が、投票後慌てていたのを思い出します。

大衆心理は一般的に、変化に期待をする、特定の時流に流される、劣勢側を応援する等々の特徴が挙げられますが、今回の判断の賢愚はこれからの4年間で結論が出ます。

ところで、総得票数も得票率もクリントン氏が上回っていたそうです。
多くの米国民が文盲だった時代にできた選挙人制度は理解しにくいです。

〜 メキシコ国境に万里の長城ができるのか 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 18:05| 2016年

2016年11月04日

長い保証責任〜家賃保証〜

小谷野です。

不動産賃貸取引における保証人の責任に関する最高裁判決に疑問を持ちました。

一般的に、弟がアパート借りるのに兄が保証人になる話はよくある話です。
この弟が契約後5年目から滞納した家賃853万円を払えと、突然兄が訴えられて、支払い命令が下ったのです。

2年毎の契約更新時には保証人の意思確認はなく、兄は明示的に了承をしていませんが、過去の押印責任を負ったのです。
兄の責任は、何年経過しても当該不動産から弟が退去するまで続くとのことです。

本件にかぎらず、保証については、いろいろな事件が起きます。
倒産間際の会社の延命のために親戚、知人に保証依頼して、その後再起の段階では応援者がいなかった社長さん。
信頼していた人間に、実印と印鑑証明を渡した方の保証債務履行(破産処理)の仕事をしたこともあります。

ところで、アパートを借りるときの連帯保証人を請け負う、家賃保証会社の業績は堅調です。

〜 とうの昔に保証期間が切れた夫婦、小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 15:31| 2016年

2016年10月28日

名跡と襲名〜100年事業〜

小谷野です。
今週は歌舞伎界襲名イベントでの外出が重なりました。

歌舞伎座は、中村橋之助さんが中村芝翫に、3人の息子が橋之助、福之助、歌之助を襲名する披露公演でした。
また長年応援している市川右近さんが、市川右團次(81年ぶりの名跡復活)、息子6歳タケル君が2代目市川右近を襲名する記念パーティがありました。

伝統芸能を守るためにも名跡を襲名し、精進していくことはとても重要な慣習で、歌舞伎界だけでなく、能、狂言、落語の演芸に加えて、相撲界、船舶の名称まで襲名が行われます。ビジネスモデルとしても素晴らしいものです。

経営の世界では、会社名を名跡にするためには100年企業になることでしょうか。

〜 まずは20年続いた当事務所 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:11| 2016年

2016年10月20日

ワクワク感〜香港〜

小谷野です。

先週2年ぶりに香港に行ってきました。

香港は中国への返還(1997年)後、50年は旧体制を維持する約束ですが、急速に本土の影響力が強まっています。
今年に入っても、リベラルな出版関係者の拘束など、2014年の雨傘革命の余韻が続いています。


ところで、香港は早朝から深夜まで活気があり、国際色がとても豊かです。
ある統計数値をみて驚きました。観光客の多さです。

香港の人口713万人に対して観光客が2668万人(対人口比374%)も来ています。
中国本土からの日帰り観光客を含めると6000万人を超えているといわれています。

ちなみに日本は人口1億2700万人に対して観光客は2000万人(対人口比15%)
です。(World Tourism Barometer 2015)

日本でもジャングルのような、ワクワク感のある小売店舗を作り、急成長した会社もありましたね。

〜 ワクワク感を出せない、小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 15:46| 2016年

2016年10月06日

価格と社会情勢〜ニーズの潮流〜

小谷野です。

相続の仕事に関わることが多いので、美術商さんやオークション会社さんとのおつきあいが広くあります。
最近の入手情報です。

リーマンショック以降の特異な傾向として、邦画や茶道具などの和物の価格が下がり続けているそうです。
例外もありますが、著名な日本画家の作品も例外ではないようです。
和物の根強いファンであるシニア層の世代交代による嗜好変化が大きいようですが、ホテルやオフィスでも飾る美術品に和物が少なくなっているようです。

ところで、ゴルフ会員権も史上最安値を更新しています。
こちらはゴルフ人口の減少に加えて、会員権不要でプレーができるコースが多いなどの理由で、需給バランスが崩れているようです。

スポーツ大手のナイキがゴルフ部門から撤退を表明したり、同じくアディダスが、ゴルフ界で著名なテーラーメイド事業を売却しようとしています。

ある社長の言葉を思い出しました。
「今、足りない物は、いずれ余る。今、余っている物は、いずれ足りなくなる。」

〜 ギャンブラーには絶好の投資機会? 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 16:05| 2016年

2016年09月30日

「ステディ」が難しい〜ゴルフ歴80年〜

小谷野です。
ニューヨーク大学同窓のゴルフコンペで、ゴルフ歴80年の方とご一緒しました。
「ステディ(steady)」の言葉がぴったりのゴルフでした。
カートは乗らずに一定速度で歩き、いつも心穏やに、着実にグリーンに近づき、ホールアウトしていく、とても堅実なプレーでした。

経営の世界で最も難しいのがこのステディです。
安定した経営成績を収めるのはもちろんですが、マネジメント層の心理がよく変動します。
利益が大きく出れば投資判断が甘くなって(社長の夜の金遣いも)、後々大きな痛手を被り、決算で赤字が出れば資金繰りに奔走するなど、ワサワサを繰り返すのはよく見る光景です。

今回ご一緒した、数えで90歳になられる方は、昭和のアマチュア・ゴルファーの神様、中部銀次郎さんの従兄弟にあたる方で、流石の一言、脱帽です。

〜 あなたは進歩が「ステディ」過ぎ 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 15:53| 2016年

2016年09月23日

所有から利用へ〜シェア・ビジネス〜

小谷野です。

シェアという言葉がよく聞かれるようになりました。
ビジネスの世界で話題にあがるのは、米国ベンチャーAirbnbの民泊シェアビジネス、Uberのようなライドシェア、近くの駐車場からレンタルできるカーシェアリング、軒先を一時駐車場として貸すシェア・パーキング・・・
まだまだ、沢山のシェア・ビジネスが産声をあげているようです。

コンピューターのソフトも購入所有では無く、クラウドで利用するケースも多くなってきました。
別荘の不使用時の維持コストを敬遠してか、リゾート施設の会員(シェア)権相場が急騰しています。

〜 使わないモノは捨てなさい(かみの声)小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 18:10| 2016年

2016年09月15日

指導と育成〜社長の悩み〜

小谷野です。

先日、ある社長(専門技術系)が、社員の育成と指導は違うんだと言っていました。
指導は、何も知らない社員に手取り足取り、仕事のやり方を教えてあげることだそうです。
技術、知識、情報が主な内容になるそうです。

育成は社員が自ら考えて自ら判断できるように、社長自ら背中を見せながら教育するものだそうです。

社員自らに考えさせるので、時間がかかり忍耐がとても必要になるそうです。
特に環境変化が激しい業界では、社員の育成が無いと社長の個人事業で終わってしまうと危機感に溢れていました。

しかし、その社長の悩みです。
「専門技術職の世界では、職人としての技術の伝達(指導)が一段落すると退職してしまい、育成までいけない人材が多すぎる。」

〜 毎朝ゴミの出し方を指導されている 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 15:04| 2016年

2016年09月08日

ブスの25箇条〜宝塚の舞台裏〜

小谷野です。

「清く・正しく・美しく」のキャッチで有名な宝塚歌劇団ですが、
その舞台裏に、美の逆説として「ブスの25箇条」というものがあるそうです。
ブスとは、持って生まれた容姿のことを言っているわけではありません。

1、笑顔が無い
2、お礼を言わない
3、おいしいと言わない
4、目が輝いていない
5、精気がない
6、いつも口がへの字の形をしている
7、自信がない
8、希望や信念が無い
9、自分がブスであることを知らない
10、声が小さくイジケている
11、自分が最も正しいと信じている
12、グチをこぼす
13、他人をうらむ
14、責任転嫁がうまい
15、いつも周囲が悪いと思っている
16、他人にシットする
17、他人につくさない
18、他人を信じない
19、謙虚さが無くゴウマンである
20、人のアドバイスや忠告を受け入れない
21、なんでもないことにキズつく
22、悲観的に物事を考える
23、問題意識を持っていない
24、存在自体が周囲を暗くする
25、人生において仕事において意欲がない

私も含めて、企業の管理職にもよく見かける特徴が複数ありそうですね。
この逆をすれば、美人(偉人)になれるわけですね。

〜 美男25箇条を考える 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:39| 2016年

2016年09月01日

QOL(Quality of Life)〜選択肢は多く〜

小谷野です。

厚労省の発表で2015年の平均寿命は女性87.05歳、男性80.79歳となり過去記録を更新しました。
ちなみに世界トップは、男女とも香港のようです。

ところで、最近の大橋巨泉さんの訃報(享年82歳)によると、4回の大手術を受けて11年間の闘病生活だったそうです。

「ゴルフができない、ワインも飲めない、原稿も書けないのなら生きていても意味が無い」との叫びに、身内は日本では安楽死は認められていないので、戦うように励ましていたようです。
私も友人・知人の同じような闘病の光景を何度も見てきました。

昨年(2015.10)米国カルフォリア州が、オレゴン、ワシントン、モンタナ、バーモントに続いて尊厳死を認める5番目の州となりました。
お隣韓国では、今年(2016.1)尊厳死法が成立し、2018年から施行となります。
この法律は、殺人や自殺幇助を誘発するなどの指摘がありますが、選択肢は多い方が良いと思います。

〜 QOL断滅なら戦わない、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:40| 2016年

2016年08月25日

芸術は一瞬を永遠に〜諏訪湖の花火〜

小谷野です。

諏訪湖の花火を見る機会に恵まれました。国内最大規模の4万発の打ち上げ、2kmのナイアガラの滝は見事でした。

見上げながら、

・希望に満ちた光の花と思う人
・自分の花を咲かせようと思う人
・一瞬を自分の人生と思う人
・美しいものは長く続かないと思う人、

花火会場は、人の思いも、一緒にいる人も様々。

一瞬で花開き消えていく打ち上げ花火ですが、人々の記憶には強烈な印象を残します。

この打ち上げ花火の感動をいつも見える作品にした人がいます。
全国放浪で有名な日本画家、山下清さんです。
言語・知的障害を持ちながら、絵の世界で優れた能力を発揮しました。
彼の迫力ある、ちぎり紙細工の絵は、一瞬の感動を永続的に鑑賞できる作品にしましたね。

ところで、彼の言葉です。
「みんなが爆弾なんかつくらないで花火ばかりをつくっていたら、きっと戦争なんて起きなかったんだな。」
 
〜 線香花火の人生 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 17:41| 2016年

2016年08月17日

オリンピック〜国籍・国境を越えて〜 

小谷野です。

リオデジャネイロオリンピックが始まっています。
様々なスポーツの熱戦に魅了される日々(夜中)が続きます。

ところで、ナショナリズムが高揚する大会ですが、国境や国籍にこだわる時代が後退している一面を見ました。

移民や難民問題は、人種や民族と国との関係性を希薄にしています。
帰化問題は国籍を曖昧にしています。
種目によっては、上位選手の多くが特定の国の出身である場合があります。
自国ではなく、帰化して他国の選手として参加するケースが結構多いようです。
日本選手団も例外ではありません。

経営の世界では、既に企業活動に国境は無くなっており、日本企業の経営者が外国籍であることも、日本企業でも外国籍従業員の方が多い場合もあります。

将来のオンリンピックで、日本語を話さない、日本文化を知らない日本選手を応援できるのだろうか。

〜 あなたは南方系の顔よ、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 16:19| 2016年

2016年08月12日

祝イチロー・メジャー3000本安打〜「小さいことを重ねることが、とんでもない所に行くただひとつの道」〜

小谷野です。

今週イチロー(42歳)が米国メジャー通算3000本安打を達成しました。
日本と合わせると4278安打だそうです。
この他にも、10年連続200安打、シーズン262安打などの大リーグ記録を樹立しています。

彼の名言は数々ありますが、タイトルに引用したものが、一番好きな言葉です。

この他「びっくりするような好プレイが勝ちに結びつくことは少ない。
やるべきプレイを確実にできるチームが強い。」など、マネジメントに関わる人は誰しも頷いてしまう名言を多く残しています。

イチローは不朽の業績を残して偉人の域に入りつつあります。

〜 「どえりゃあ事も、ちょこっとした事の積み重ね」 同郷の小谷野でした 〜


*イチローは愛知県出身、愛工大名電高校で甲子園出場しています。


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posted by 小谷野幹雄 at 09:59| 2016年

2016年08月04日

都知事選挙〜駆使される扇動術〜

小谷野です。

都知事選が終わりました。人の心を掴む候補者の選挙戦略は、興味深いものでした。

1.対立軸(敵)を持つ
 「自民都連をぶっ壊す」など、戦いを挑む候補者には民衆の支持が集まり、応援団も形成されやすいようです。

 「あらゆる人と仲良くして、明るく豊かな未来を創ります」
 このような協調路線では、注目を浴びません。
 企業でも競合者に勝つことをモチベーションとするケースは多く見受けられます。

1.我が身を捧げる覚悟を繰り返す
 「崖から飛び降りる」
 かつて、「殺されてもいい」といった首相もいましたね。情熱を伝える演出です。

1.短い簡潔なメッセージ
 「都知事は都民が決める」
 都知事は政党、組織が決めるものではなく、都議会や一部権力者の言うままの都知事も不
 要であることを言っている。

1.SNSの駆使
 SNSは有権者(特に若者)への架け橋として重要な手段であったようです。
 当選者の「Facebookいいね」、「Twitterフォロワー」の合計数は、他者よりも圧倒的に多か
 った。

 企業活動においても、SNSは重要なマーケ手段です。

〜 ごく身近に対立軸 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 11:39| 2016年

2016年07月29日

相互扶助〜社会の基本理念〜

小谷野です。障害者を大量に殺傷する事件が起きました。
犯人は弱者排除の偏思想の持ち主のようです。

人は生まれて亡くなるまで社会の構成員です。
相互扶助(保険会社の定款のようですが)は、社会の基本理念です。
誰しも突然、自分のことができなくなるかもしれません。
いつ、他の人のお世話になるか分かりません。

過去行ったボランティア活動の中で、健常児と障害児に同じキャンプで交流してもらう企画がありました。
外遊びから帰った子供達の車いすを洗ったり、お風呂で体を洗ってあげたりと、とてもいい汗をかいた記憶があります。

なによりも、一緒に過ごした健常児と障害児の心の中に、無形ですが価値あるものが生まれたと実感できたことが喜びでした。

〜 「皿洗い・掃除・それとゴミ出し、相互扶助よ」!?小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:09| 2016年

2016年07月21日

役員報酬〜日本基準か否か〜

小谷野です。

上場会社の役員で報酬が1億円以上の方は414人いたと各メディアで報道されました(2016年3月決算)。
日本の会社なのに、高額役員報酬リストの上位にはカタカナの名前がズラリと並び、日本人の名前が少ないのです。
外国人の役員報酬は、日本基準ではなく海外基準で決定されているようです。

日本基準の背景について考えてみました。

・日本企業のROE(自己資本利益率)の低さ
 国際平均の半分程度の水準で有り、ROE最貧国と揶揄されている

・日本の役員は従業員の延長
 法律的には委任(取締役)と雇用契約(従業員)と全く異なるが、意識は人事昇進の一段階。

・日本は役員も終身雇用的な文化がある
 役員退任後も車と秘書がつく顧問等、長く会社から報酬を得るケースも多い。

・日本はストックオプション報酬制度がうまく機能しない
 米国は、上場企業の資金調達は直接金融(株式・債券発行)が中心だが、日本は間接金融(銀行借入)が主流。日本の株式市場に長期安定的な右上がりの傾向が見出せない。


ところで、このような日本独自の要因を割引いても、
日本の大企業の役員報酬は総じて低いと感じます。 

〜 あなたの小遣いは日本基準よ?! 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 15:21| 2016年

2016年07月14日

統計のウソ[2]〜平均値、中央値、最頻値〜

小谷野です。
統計に関する矛盾の続きです。
統計局発表の、「二人以上の勤労者世帯の貯蓄額2015年」を見ると、平均値1309万円、中央値761万円、最頻値100万円未満(13.2%)となっています。(HPやFBなど図が見える環境の方は棒グラフを参照にしてください。)

平均値は、貯蓄総額を世帯数で割った数値であり、中央値は、世帯数の中間点の世帯の貯蓄金額です。最頻値は最も世帯数が多い貯蓄金額の範囲(レンジ)です。

この統計データから全く異なるメッセージが発信できます。

「今、日本の勤労世帯の13.2%が貯蓄100万円未満しかなく多くの家庭が貧困に喘いでいる。(最頻値を強調)」


逆に、
「日本の勤労世帯の貯蓄平均は1300万円を超えており、とても家庭が豊かである。(単純平均値を強調)」

〜 平均的な主夫、小谷野でした 〜


出典:家計調査年報(貯蓄・負債編)平成27年 貯蓄・負債の概況 貯蓄の状況
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posted by 小谷野幹雄 at 15:17| 2016年

2016年07月07日

国民投票〜大衆判断は賢か愚か〜

小谷野です。
最近国民投票を行った国の内部が揺れています。
不思議なことに勝利者グループのリーダー達が次々と前線から消えていきます。

ところで、「大衆心理」とは、社会を構成する集団が合理的是非を判断せずに特定の時流に流されることをいうと辞書にあります。
社会心理学で使う「集団心理」の解説には、情動・衝動性、暴力性、一貫性の欠如、単純で不完全な推理、責任感の欠如による付和雷同性があるとされています。

日本でも、財政破綻を避けるための消費増税を国民投票に図れば、長期的な視点よりも目先損益が優先され否決されるでしょう。
国民投票で物事が決まるなら、政治家は不要で、「政治判断」という言葉も死語となるでしょう。

〜 会社の行方も社員投票! 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:00| 2016年

2016年07月01日

開かれた株主総会〜さらば、しゃんしゃん総会〜

小谷野です。今週は3月決算会社の株主総会が集中して開催されました。
日本でも「開かれた株主総会」が定着しつつあります。

かつては、株主総会で挙手して質問や意見を言うのは、会社を恫喝して裏でお金を要求する特殊株主(総会屋)でしたが、現在は一般の小口個人株主が質問や意見を言うことが当たり前になってきました。

今年目立ったのは、「経営陣と創業家の対立」、「業績不振経営者の再任に反対する機関(プロ)株主」、会社が起こした事件を追求する個人株主の姿は、いつも通りでしょうか。

珍しく、一般の小口個人株主で総会屋と見間違える発言をする人もいました。
総会屋は、がなり声をだす、会社法などの条文番号をやたらに口にする、些末な質問を長時間する、などが特徴です。
拡大された議長権限を有効に使わないと不条理な質問に膨大な時間を費やすことになります。かつて総会屋との対決となったソニーの12.5時間総会は有名ですね。

〜 質問に誠実に答えなさい(妻)!議事進行! 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 16:59| 2016年

2016年06月23日

統計のウソ〜真実はどこに〜

小谷野です。

参議院選挙が始まりました。
与党の政策パンフレットには、給与は3年連続で2%賃上げ、今世紀最も高い水準の賃上げを3年連続で実現した、とあります。

一方、野党のパンフレットには、実質賃金は下がっており、与党の経済政策は失敗したと記載があります。

米国作家ダレル・ハフ氏の『統計でウソをつく法』(BLUE BAKS)を久しぶりに手にしました。
統計は、誰がそういっているのか、複数ある調査方法の中でどの方法を採用したか、本来集計すべきデータを除外するなどで、真逆の結果にもなることを、半世紀以上前の本は警鐘しています。
真実の数値の集計でも、集計方法によって実態と離れたメッセージになるようです。
TV通販では、たくさん統計数値が出てきますね。96%の人が満足、99%の人に結果が出ました・・・。

〜 今日は一度も飲みに行っていない 小谷野でした 〜

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posted by 小谷野幹雄 at 11:35| 2016年

2016年06月16日

承継のお手本〜親子濃密の歌舞伎界〜

小谷野です。

市川右近(*)さんの長男、武田タケル君6歳の初舞台を応援するために、
歌舞伎座に行ってきました。初役は、「碇知盛(いかりとももり)」の安徳天皇でした。

ところで、父と息子(女子は歌舞伎役者になれない)の関係の濃さは、歌舞伎界が随一でしょう。
父が師匠であり、先輩で有り、毎日が歌舞伎づけです。
親子承継に最も時間をかける業界といってよいでしょう。

経営の世界では、父と子供が接する時間は短いようです。
父の成功や失敗の経験を共有している子供は少なく、父を支えている人的関係も、父の葬儀の来訪者を見て初めて知る場合も少なくありません。

事業が多忙だった、夜や土日の接待が多い業種だった、リーダーシップが強過ぎる父を子が敬遠した、親が教えベタだった、など理由は様々です。

〜 家での相手はペット、小谷野でした 〜


*澤瀉屋の重鎮、2017.1より市川右団次(高島屋)を襲名

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posted by 小谷野幹雄 at 17:09| 2016年

2016年06月10日

挨拶は独り言ではない〜以心伝心はタブー〜

小谷野です。
最近国家試験の面接官をつとめました。
受験生の中には、入室時に会釈をするだけでしっかりした挨拶もせず、名前も名乗らない人が沢山いました。
緊張感があるのでしょうが、口述、面接試験では、悪印象になってしまいます。

挨拶は独り言ではありません。相手に伝わらなければしていないのと同じです。
アイコンタクトも重要です。下を向いたひそひそ声の挨拶も、していないのと同じです。

昔、お客様から「君の事務所のスタッフは、毎月来て仕事はしっかりやってもらっているが、いつ来たのか、いつ帰ったのかが分からない。」と言われたことがあります。
「挨拶もまともにできない」との叱責に猛反省でした。

日本のことわざ「以心伝心」(言葉によらず、心で伝えること)は、親しい身内・友人の間では成立しますが、ビジネス上はタブーです。
挨拶は好印象を与え、笑顔が増え、会話のきっかけになり、顧客・同僚・上司の評価が上がるなど、良いことづくめですね。

〜 深夜、挨拶なき帰宅 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:48| 2016年

2016年06月02日

寿命世界一の日本〜人も企業も〜

小谷野です。

先月、世界保健機関(WHO)が発表した「世界保健統計」によると、日本人の平均寿命は83.7歳(1位)、女性が86.8歳(1位)、男性80.5歳(6位)、さらに健康寿命も74.9歳で世界一とのことでした。

その理由を推測するに、ユネスコ無形文化遺産である日本食、高い医療水準、穏やかな国民性、高い衛生水準、運動習慣が定着した文化などが浮かび、良き国に生まれたと感謝であります。

経営の世界でも創業100年超の長寿企業は2万7000社もあり、その数は世界一のようです。
こちらの理由を推察するに、家業を守る意識、事業の存続意欲が高く会社を簡単に売買しない、ギャンブルを嫌う保守性、専業特化する傾向などでしょうか。

〜 長生きするリスクに怯える 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 18:40| 2016年

2016年05月26日

一兎猛追〜トレード・オフ・マネジメント〜

小谷野です。

不倫芸能人のCMで「二兎追う者は一兎をも得ず!」がメディアで話題になりました(クレームで現在放映停止)。

長期海外駐在の友人から、子供のidentityが日本と外国どっちつかずで中途半端な人材になっていると愚痴を聞きます。
企業の人事部からは、ハーフ人材に日本語(漢字)力がなく、ビジネス前線で使える外語力もないので接待要員で埋没するケースが少なくないと聞きます。

個人的にハーフの方は、ダブルと呼ぶべきで、言葉も文化観もダブルにお持ちで、うらやましい限りでありますが。

経営の世界でいうトレードオフ(二者択一)・マネジメント、すなわち、品質と価格、デザインと機能性、効率性と創造性、など相反する命題に対処することが重要ということでしょう。

1980年代のGE(エジソンが作った会社)のCEOジャック・ウェルチの言葉「選択と集中」を久しぶりに思い出しました。

〜 女房かゴルフか!? 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 18:12| 2016年