2018年03月15日

平成の徳政令〜事業承継税制改革〜

小谷野です。

現在、国会は森友問題で停滞していますが、月末には平成30年度の税制改正法案が通過する予定です。

今年の税制改正の目玉は、事業承継税制です。
従来は、事業を拡大すべく経営者が頑張れば頑張るほど次世代への承継コスト(相続税や贈与税)が高くなり、円滑な経営承継の足かせになっていました。
事業承継の負担が重くて廃業して雇用が失われたりと、大きな社会問題でもありました。

これが今回、承継コストをゼロにする法案が出ているのです。
さらに後継者は子供だけではなく、生え抜き社員など血縁のない人間でも可能で、その後継者に会社株式を税負担無く譲ることができます。

ただし、その後会社を売却したり、経営を放棄してしまうと、遡って納税をする必要があります。 
このような特例を受けるためには、5年以内に経営承継計画を作成して提出し、10年以内に会社株式の贈与を実行する必要があります。
上場会社や資産管理会社は対象外となっています。
負担をゼロにする徳政令の要件はこの他にも種々ありますので、専門家に確認が必要です。

↓↓平成30年度税制改正サマリーはこちら↓↓
http://koyano-vp.com/page0191.html

〜 望む早期の国会審議再開 小谷野でした 〜


Fotolia_165804164_XS - コピー.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 16:57| 2018年

2018年03月08日

自分のモノサシ〜いつも怒っている人〜

小谷野です。

自分のモノサシほど当てにならないのではと感じる出来事に続けて遭遇しました。

・ゴルフ中に今日は調子が悪いと真剣に怒りだす方
 この方のモノサシは、過去にうまくできた時の技術や結果が基準になっています。

・この写真は自分の写りがひどく悪いと怒っている方
 この方のモノサシは、過去かっこよく、美しく撮れた写真が基準となっています。

・ギャンブルで負けて怒っている方
 この方のモノサシは過去勝った経験が基準になっています。


ところで、同じ10分でも人間ドックで胃カメラを飲んでいる時間と、恋人と過ごす時間では感じる長さは異なります。
時間に限らずモノサシは大方自分勝手なもののようです。
人や物の好き嫌い、そのときの都合や事情や感情に左右されそうです。
 
自分のモノサシを見直さないと、いつも何かに怒っている人生になってしまいます。

〜 「人の振り見て我が振り直す」 小谷野でした 〜

Fotolia_195035010_XS.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 14:47| 2018年

2018年03月01日

逆境から這い上がった人の強さ〜平昌オリンピック〜

小谷野です。

今回の平昌オリンピックでの日本選手のメダル獲得数は13個、8位までの入賞者総数は98人で史上最高の成績だったそうです。

今回オリンピックで目立ったのは、逆境から這い上がった人たちの強さでした。
ある金メダリストは、オリンピック直前に大きな怪我をするという逆境がなかったら、金メダルは取れなかっただろうと言いました。他にも怪我からナショナルチームに復帰しての入賞者は少なくなかったようです。

また2回前のバンクーバー大会に出場するも、前回ソチオリンピックの代表選考から漏れた選手が今回の平昌で代表に返り咲き、金・銀・銅の3つのメダルを取りました。前回大会で選考から漏れるという、悔しい思いを背に積み上げた努力のすさまじさは、想像に難くありません。

ところで、経営の世界でも同じで、どん底を経験した会社や経営者は強いものがあります。
突如の主力商品売上激減やリーマンショックなどで倒産直前までいった会社の劇的な復活事例は少なくなく、その後の成長にも目を見張るものがあります。
失敗は成功の母などと言いますが、逆境や失敗を人や会社の成長の糧にしなくてはならないと、考えさせられます。

米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルは、過去に失敗を経験している経営者を日本のようにマイナスではなく、逆にプラスとして評価する傾向が強いですが、その理由の推量です。

・逆境に陥った理由を分析して改善策を真剣に考える
 二度と失敗しないための独自の哲学を作ります。

・順境を感謝するようになる
 社内外の関係がよくなります。

・順境の中でも真剣な努力をする
 人は順境の中では努力を惜しみます。

〜 不撓不屈(ふとうふくつ)を見た平昌大会、小谷野でした 〜

Fotolia_115680816_XS - コピー.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 16:30| 2018年

2018年02月22日

ネット断ち〜時間浪費を抑える〜

小谷野です。

最近、携帯・スマホ・タブレット禁止で1時間以上待たされる状況がありました。
端末が手元にあれば、メールをチェックしたり、疑問を検索したり、ニュースをチェックしたり、雑誌を読んだりと忙しくしていたでしょう。
しかし、端末のないこの1時間は、結果としてとても貴重な時間となりました。
現在執筆中の本のストーリー展開、仕掛かり中の仕事、経営、家族、ゴルフ・スウィングなど、様々なことを落ち着いて考える時間となりました。
昭和の時代にはよく遭遇したこの「間の時間」は、現在は携帯端末の普及によって皆無になっています。

ところで、ネットサーフィンは大方時間の浪費です。
過激なタイトルや肌のあらわなお姉さんの写真につられてついついクリックしてしまいますが、飛んだページを読んでも記憶にも残らない情報で、時間の浪費を繰り返しています。
ネット社会の中で自発的に情報を取りに行っているようで、実は溢れる不毛な情報に流されている自分に気づきます。

ネット上でのコミュニケーションにおいても時間を浪費するケースがあります。
多くの人が複数のSNSグループに加入していると思われますが、このムラ社会でのやりとり数が半端でない人たちが、周辺に多くなってきました。
食事中も数分毎にやりとりをしている。中には、ささいな意見の相違からいわゆるネット炎上している人も少なくありません。

私も、連絡事項の伝達には便利ですから使用しますが、秒単位で何人もの返信が返ってくるのにいつも驚きます。

アップルの最高経営責任者(CEO)ティムクックが先月、大学の講演でテクノロジーの過度な使用を控えるように、また甥にはソーシャルネットワーク(SNS)を使って欲しくないと発言して物議を醸しました。
子供のスマートフォン中毒は世界の社会問題となっているようです。

ネット断ちすると、孤独で退屈になるという意見があるようですが、退屈な時間は、瞑想的でクリエイティブであり、自分が何をしたいのか考える時間になることを今回体験しました。

〜 近く流行語大賞?「ネット断ち」 小谷野でした 〜


Fotolia_192809624_XS - コピー.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 14:21| 2018年

2018年02月15日

相手の人脈になる〜自分は活用してもらえるか〜

小谷野です。

人脈は大切であると、どんな本にも書いてあります。
仕事の機会や幅を広げる、困ったとき悩んだときに助けてもらえる人が増える、等々いいことずくめのようです。

先日、ある方がご自分の人脈の広さを自慢され、不動産業界は〇〇君、金融業界は〇〇君、こっちの世界は〇〇君、弁護士は〇〇君、税理士は〇〇君・・・雄弁に語られました。
しかしよくよく聞いていると、この人脈の定義は、いつでも気楽にタダで相談ができる相手でした。高校や大学時代の同級生は友人範疇ですから良いのでしょうが、前職の仕事上の関係の人たちが多いようでした。
疑問に思ったのは、相手の方々はこの人を人脈と捉えているのだろうか、ということでした。

これは、自分に当てはめて胸が痛い話になりました。
お世話になりっぱなしになっている方が沢山いて、お返しができず対等な関係ではないのではないか、相手に人脈と思ってもらえるような有意義な情報を提供できていないのではないか、相手にまた会いたいと思わせる人間にブラッシュアップされているのか・・・自己反省の日となりました。

〜 またすぐ会いたいわ(ホステスより)!?、小谷野でした 〜

Fotolia_110054149_XS.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 16:33| 2018年

2018年02月08日

佐々木正さん逝く〜技術のイノベーター〜

小谷野です。

先週、元シャープの副社長佐々木正さんが享年102歳で逝去されました。
世界の先端技術の製品化にどれだけの貢献をされたか計り知れません。

私は、佐々木さんと船井情報科学振興財団(*)の役員として10年以上ご一緒させて頂きました。90歳を超えられても、AI・ロボット・IoTなどの技術的な見識は常に先端であり誰もが脱帽でした。

佐々木さんは、ロケット・ササキと内外で呼ばれました。
集積回路、液晶、太陽電池など新しい技術を先駆けて製品化していくスピードがロケットのようだったからです。
アップルの創業者ジョブズ氏も行き詰まったときに佐々木さんのもとにアイデアを求めて来日していたり、ソフトバンクは佐々木さんがいなかったら存在しない会社であると孫正義氏が全社員の前で公言しています。

孫さんのバークレー大学時代、帰国後の起業に際しても、かけがいのない助言者であったようです。

個人的な回想ですが、1970年代のシャープとカシオを中心とした電卓戦争が昨日のように思い出されます。
当時、計算機は重さが何十kgもあり、価格も大企業しか買えないほど高価でした。
しかしある時、安くて乾電池で動く小さな電卓が登場し、「答一発、イチニッパ!(1万2800円の意味 1972年)」というテレビCMや看板を街中で見かけるようになりました。

当時私は小学校4年生で、地元の市のソロバン大会(全年齢対象)で2位となりましたが、マセガキはこの看板を見て、その年にソロバン塾を辞めてしまいました。
誤解のないように申し上げますが、ソロバンは集中力を高めたり、計算を視覚でとらえる右脳の鍛錬であったり、暗算能力の向上に重要な習い事です。

この電卓戦争でシャープは液晶という難しい技術を大衆化しましたが、その陣頭指揮を執っていたのが佐々木さんでした。

(*)船井情報科学振興財団は、海外の大学院でph.D.を取得するための留学費用の支援を行っている公益財団です。 http://www.funaifoundation.jp/index.html

〜 佐々木さんと同じテーブルにつけて光栄でした、小谷野 〜


20180208ブログ - コピー.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 14:32| 2018年

2018年01月25日

運動しない子供達〜USF財団の感謝の集いより〜

小谷野です。

私が役員を務めるスポーツ財団の感謝の集いがアメリカンクラブで行われました。
財団名はユナイテッド・スポーツ・ファウンデーションといい、スポーツを通じて健康的な社会創造を目指し、特に子供達に様々なスポーツを経験する機会を与えるイベントを全国で数多く展開しています。
http://2017.unitedsportsfoundation.org

この集いには、東京オリンピック・パラリンピック担当の鈴木俊一国務大臣、鈴木大地スポーツ庁長官をはじめ、国内外から金メダリスト等著名なアスリート、スポーツ用品業界の方々に駆けつけて頂きました。

ところで、日本国民の運動不足は深刻なようです。
特に子供達の運動不足は国家的課題だと大臣がスピーチするほどです。
小中学生は体育の授業以外に運動をしない子供達が増えているそうです。

たしかに、体を動かさず、ゲーム機、パソコン、スマホの画面を見つめる時間は昨今異様に感じます。
増える肥満児も運動不足が原因の一つ言われています。
また、高校時代の部活が終わった後の大学生の運動不足も際立っているようです。
東京オリンピック開催を契機に国民の運動時間を増やしたいのが国の意向のようです。

〜 芝刈(ゴルフ)だけが運動でよいのか 小谷野でした 〜


20180124ブログ.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 13:54| 2018年

2018年01月18日

初春大歌舞伎〜高麗屋三世代同時襲名〜

小谷野です。

高麗屋の襲名披露を観るために歌舞伎座に行ってきました。
今回の三世代同時襲名も珍しいですが、37年前も同じ三世代同時襲名があったというのは希有で、歴史の証人になった気持ちでした。

三世代とは、松本白鴎さん(二代目)、松本幸四郎さん(十代目)、市川染五郎さん(八代目)です。

勧進帳で義経役を務めた新・染五郎さんの初々しい演技を見ると、この若者の将来を応援しようという気持ちになりました。

演劇興行のビジネスモデルとして重要な襲名イベントですが、芸能の世界で、同じ名前を300年以上も引き継いでいく襲名行事は世界的に珍しいのではないでしょうか。
さらに一人の役者が、出世魚のように成長に伴って複数の名跡を襲名していく仕組みは趣があります。

ところで、歌舞伎界の名跡は、親子・親族内の継承が多いので、名跡対価のトラブルは少ないようです。
他業界では血族外承継ではしばしばトラブルがおきます。
例えば昨年は相撲界における年寄名跡証書の対価(裁判所評価1億7160万円)が払えず、部屋を閉鎖し相撲協会を退職に追い込まれた親方もいました。

〜 継ぐ名も出世名もない、小谷野でした 〜


1.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 16:04| 2018年

2018年01月11日

AI・ロボット〜布団カバーをつけられるようになるのか〜

小谷野です。

新聞、雑誌、TVで、AIやロボットの話題がない日はありません。
ラスベガスでは、コンシューマー・エレクトロニクス・ショー(CES)が今週始まりましたが、昔の新型家電製品発表会ではなく、現在は自動車業界、インターネット関連業界の製品発表会の様相を呈しています。

トヨタが、宅配業者の自動配送車にもなり、自動運転のライドシェアの車にもなり、小売業の自動移動店舗にもなる「イー・パレット」を発表していたのが気になりました。

ところで私は、子供の頃から布団のカバー付け作業が苦手です。

「カバーの内側に紐があるでしょう。ずれないように四隅ともカバーと布団を紐で結ぶのよ、後ではずせなくなるから固結びはだめよ、蝶々結びよ、ほら縦側がちゃんとカバーに入っていないわよ。」

昔は母親に、今は女房に、変わらず細かい指示を貰いながら手伝っています。
枕カバーはなんとか自立して付けられるようになりました。
そこで昨今、枕カバーや布団カバーが付けられる繊細なAIロボットができたら便利だなと思うようになりましたが、一方で、そんなモノできたら人間が不要になるのではと恐怖心も覚えます。

〜 影武者ロボットに働かせてゴルフ三昧夢見る 小谷野でした 〜

Fotolia_185314849_XS.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 15:11| 2018年

2018年01月05日

2018年(平成30年)謹賀新年〜戌は笑うのか〜

新年 明けましておめでとうございます。小谷野です。

2018年1月4日大発会(*)は、史上初めて東証1部の時価総額が700兆円を超えました。

バブル絶頂の1989年大納会(*)、私は証券マンでしたが、東証1部の時価総額が600兆円に迫る591兆円(2部市場を合わせると611兆円)で、大いに沸いた若い頃の記憶がよみがえります。
NY株式市場でも1月4日、史上初めてダウが2万5000ドルを超えました。

戌年の相場格言は「笑う」です。
現状での今年の見通しは、暗くなさそうです。

ところで、犬は3日も飼えば飼主への恩を忘れないそうです(猫は3日で忘れるそうです)。
忠犬ハチ公のように、恩はいつまでも忘れないで生きたいものです。
身近なところでは家族への感謝、そして社会ではお客様への感謝、共に働く仲間への感謝の念を忘れずに、棒に沢山あたるように歩き回る1年にしたいと思います。

〜 犬も食わない〇〇喧嘩はしない 小谷野でした 〜


(*)日本の証券取引所における1年の取引初日を大発会(だいはっかい)、取引最終日を大納会(だいのうかい)という。
20180105ブログ.jpg
posted by 小谷野 幹雄 at 11:21| 2018年