2011年12月29日

男たちの涙 〜2011越えて来た山の険しさ〜


先週、男(大人)たちの涙を沢山見ました。

当事務所の関与先で、主要工場を福島原発の事故によって一夜にして失った会社があります。しかし僅か9ヶ月で、新天地での工場稼働にこぎ着けたのです。

その開設式典でのことです。


地震被害は軽微でも、放射能汚染による立入禁止の沙汰は厳しく、製造業の生命である金型も持ち出せず、巨額の資金を投じて 再度製作することになりました。


取引関係の維持、亡くなった従業員、雇用の維持、協力工場の模索、新工場の計画、会社の存続までも考えなくてはならない日々が続きました。


目標を見失わず、険しい山を越えてきた人々の涙は、復興の象徴と感じました。


〜もらい泣きの一人 小谷野でした 来年もよろしく〜

posted by 小谷野幹雄 at 16:16| 2011年

2011年12月05日

被災地訪問しました 〜ボランティアの現状〜


小谷野です。

先週、東日本大震災の被災地に行ってきました。
現地は、広島・長崎の原爆資料館で見る写真のようでした。
いくつもの消滅した街に絶句でした。


(社)石巻災害復興支援協議会の伊藤会長とお会いしました。
この団体は、震災直後に地元石巻青年会議所のメンバーが中心となり、数々のNPO、ボランティア団体の支援活動の調整機能として活躍し、 その活動内容は「奇跡の災害ボランティア−石巻モデル」として出版までされました。


現在のボランティア活動は、瓦礫の片付け作業は一巡し、長年住み慣れた場所を追われた方々の心のケアである仮設住宅での社会作りの貢献や、漁業そのもののお手伝い、12月ですと、「わかめ」や「ほや」の 種付け作業などがあるようです。


石巻の場合、組織でのお手伝いの申し込みは、上記支援協議会(http://gambappe.ecom-plat.jp/)へ、個人単独での申し込みは石巻市災害ボランティアセンター(http://msv3151.c-bosai.jp/group.php?gid=10163)へ。

塩釜市では、轄イ浦(浦霞ブランドで有名です)の13代目佐浦社長様に被災された酒造現場を案内いただきました。未曾有の震災による水没被害であっても、300年近い歴史を持つ蔵元の復興への力強い活動に感銘しました。


また、被災された方から震災時の教訓を直接お聞きしました。

「車で避難してはならない」いちもくさんに走って高所へ逃げろ。
パニック渋滞で動けず車の中で多くの人が犠牲になったとのこと。

「体を濡らさない」雪で体を濡らした人は救助まで持たなかった。・・・・。

死と隣あわせにいた人の体験談に、背筋を伸ばして聞き入っていました。


被災地の現状、ボラランティアの活動実態、日本酒に感心のある方は、12月7日(水)夜、渋谷にお越し下さい。


   詳細はこちら ⇒ http://koyano-vp.com/page0120.html


〜ほんとに・ほんとに、百聞は一見にしかず 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 16:59| 2011年

2011年11月25日

日本酒を学び楽しむ 〜のびよう会に宮城「浦霞」登場です〜


小谷野です。

お酒は個人的に日本酒党です。
ひと冬杜氏の弟子を努めて、自分のお酒を造るのが夢です。


さて、「浦霞」ブランドで有名な、宮城県の蔵元轄イ浦さまのご厚意で、お酒の勉強会をすることがかないました。


山廃・ひやおろし・なま、酸と日本酒度・・・など様々な疑問解決に加えて、きき酒と称して純粋に伝統文化を楽しみたいと思います。


国際ボランティア学生協会から震災復興活動の実際も聞けます。
12月7日(水)夜、渋谷にご参集下さい。
http://koyano-vp.com/page0120.html


酒の格言もいろいろあります。


 「酒は飲んでも飲まれるな」(私の親父の言葉)
 「酒は百薬の長」「酒は百毒の長」「人を知るには酒が近道」

品がないところで、豪傑社長の発言
 「おさけと○○○はにごうまで」(失礼しました)


     〜冷や酒と親の言うことはあとできく 小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 13:40| 2011年

2011年11月11日

最近の株式市場を考える 〜ロマンは復活できるか〜


証券市場の統合は世界的な流れですが、我が国の東京証券取引所と大阪証券取引所が合併するとのことです。
元証券マンとして、最近の証券市場の変化で気付いた点です。


1.派生商品取引や市場外取引の増大

現物の価格変動リスク軽減を目的とした金融派生商品が、派生ではなく現物価格に影響を及ぼしています。
プロ投資家のデリバティブ仮想元本は「兆」単位になっています。
また、98年における取引所集中義務の撤廃もあり、市場外取引の影響力が大きくなっています。


2.コンピューターは利益を出し続ける

投資銀行のディーリング部門が何百日も勝ち続ける。
これは人間業ではありません。市場のゆがみを数百分の1秒で判断、発注し利益を確定させる裁定取引は、高度なシステムの性能により可能になっています。
裁定取引で個人の投資家が利益を得ることが困難になっています。


3.証券市場価格が時価でない

最高裁判所において、取引時の市場価格を公正な時価とは認めない判決がでました。
市場価格とは、多数の参加者によって形成される公正な時価(Fair Market Value)であるとの大原則がゆらいでいます。


4.時価会計の導入

01年の会計制度の変更以降、上場会社の株式投資が実質難しくなり、大法人からの証券市場への資金導入が細くなっています。
株式の含み損益額が取締役会の月次決算報告の主題となり、財務担当役員が説明に苦慮する場面を多く見てきました。
ちなみに、現在のオリンパス事件ではこの時価会計への工作が問題となっています。

コンピューターシステムの開発競争による株式投資ではなく、時代を読み、注目すべき会社を選定し、株式を購入し、市場動向をみる、個人投資家のロマンにこたえる市場への回帰のために、新しい規制・ルール変更が必要かもしれません。


〜昭和の証券マン 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 17:23| 2011年

2011年10月21日

ビジネス・スクールの国別学生数〜経済情勢を反映します〜


小谷野です。


私の母校のNYU STERN MBA(ニューヨーク大学の経営大学院)の東京での応募説明会の手伝いをしました。
100名以上が集まりましたが、日本からの応募は来年度も狭き門となりそうです。


「Japan As No.1」といわれた20年前と比べると、日本人合格者数は
10分の1以下です。学部長は日本以外の経済成長率の高い国でのPR活動に忙しいようです。

 
日本国内では、留学生への奨学金制度は増えているようですが、選抜されても合格できないケースが相当あるとのことです。


日本を国際的(アジア)な教育の場とすべく、世界の優秀な学生を集める活動を、今以上強く推進していくことが必要でしょう。

留学生を温かく迎え、積極的に接する意識を持ちたいと思います。



〜アジアを代表するビジネスクスールは日本から!小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 14:16| 2011年

2011年10月07日

のびよう会ゴルフの御礼です 〜再現性の難しい世界〜


小谷野です。

仕事の世界で25年間一つの道を進めば、経験も知識も技術も相当なものになります。

しかし25年もの経験を積んでも、技術も知識も身に付かないものがあります。
それは誰が考えたのか、4cmのボールを11cmのホールにいれるゲームです。

のびよう会ゴルフは、悪天候にも拘らず多数の参加を頂きました。
協賛品も沢山頂き、復興応援もすることができ、深く御礼申し上げます。

天候は、雨にも負けず、風にも負けず、寒さにも負けずと、現在の日本を象徴するような環境でしたが、飛距離もスコアも強者諸氏が多くいらっしゃったのには驚きでした。

私個人的にはパーの数を変更し、10打ほど差し引いて納得しています。


〜スコアの言い訳だけはシングル 小谷野でした〜



posted by 小谷野幹雄 at 13:49| 2011年

2011年09月22日

逆境の格言 〜天災列島〜


小谷野です。


地震、津波、台風などの天災が相次ぎ、関与先や知人・友人の被災を何度も目の当たりにすることになりました。祈祷やお祓いまで考えてしまいます。


今週3日間の福島滞在中、農産物の暗いニュースが報道される一方、前向きな人たちの言葉を沢山聞けて安堵しました。


ところで、被災した知人・友人に送る言葉に苦慮します。



「逆境が人に与える教訓ほどうるわしいものはない(シェークスピア)」

送るには少し空々しさを感じます。


「順境の美徳は自制であり、
    逆境の美徳は不撓不屈である。(フランシス・ベーコン)」

こちらは、経営者の方に受けが良かったです。



また、「逆境は英雄を作る」とも言いますが、今の日本では野田総理がその役を担うのでしょうか。



〜逆境は日常茶飯事  小谷野でした〜



posted by 小谷野幹雄 at 13:27| 2011年

2011年09月09日

カリスマの存在感〜日々全力疾走が生んだ特質〜


サイトウ・キネン・フェスティバル松本に行ってきました。
小澤征爾さんが指揮する歌劇を見るためです。


昨年は食道癌手術からの復帰直後で、奇跡的に、7分間の弦楽セレナーデを聴けました。
 

本年も体調不良でキャンセルが続き心配しましたが、最終のオペラ「青ひげ公の城」は、タクトを振って頂けました。

「カリスマ」の存在感は大きく、小澤さんがそこにいることに観客が酔っていました。2年連続で不撓不屈の小澤さんを見られて幸運でした。


どの世界でも、ひとつの道を実直に全力で走ってきた人は、人を惹きつけ、心服させる特別な能力を持っています。



〜 2年連続、強運カリスマ 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 13:06| 2011年

2011年08月25日

交差比率 〜1部上場経営者の座右の銘〜


尊敬する流通業の経営者の座右の銘の中に財務比率がありました。
それは「交差(叉)比率」(注)、在庫と粗利の関係を表す指標です。
いうまでもなく粗利と在庫は流通業では命綱の指標です。
 
交差比率は、在庫と商品の効率を見る物で、在庫投資がどれだけの
粗利益を上げているかを図る指標です。


 (注)交差比率=粗利益率(粗利/売上)×商品回転率(売上/在庫)


粗利が高くても回転の悪い商品は利益に貢献しないことも多く、効率性を分析でします。

 (例)交叉比率=粗利30(%)×6(年在庫回転数)=180 
        =粗利10(%)×24(年在庫回転数)=240


このように、粗利率3分の1の商品のほうが稼ぐケースもよくあります。
この社長は、業態の大転換を行って業界を驚かせましたが、
在庫回転率と粗利率の同時下落傾向をいち早く読み取っての行動でした。


            〜「銘」を考えはじめる、小谷野でした 〜

posted by 小谷野幹雄 at 14:04| 2011年

2011年08月18日

パソコンがなくなる 〜手待時間のビジネス〜


ノートパソコンの出番が少なくなりました。何台も所有し、目的に応じて活用していましたが、最近は海外出張も含めてタブレット端末利用が多くなりました。

電源の立ち上げに2分・ネット接続に1分という時間が外出先では待てなくなってしまいました。(年のせいではないと信じていますが・・・)

僅かな手待時間にも、検索やメールチェックができる端末に軍配があがったのでしょう。


そういえば、サラリーマンの15分間の手待時間を埋めるためのコーヒーショップ展開で上場した会社もありましたね。



     〜 無言のノートPCが語る時代の変化 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 00:00| 2011年

2011年07月29日

ベトナム訪問記[2]〜脱線編〜



今回ベトナムで中国人と、よく間違われました(「特別な」格好をしていたわけではありません)。


かつて中国人と日本人は、身なりや振る舞いで明確に区別できたのが、
最近は難しくなっているようです。


2011年6月末の「(*)国の信用力」の序列をみると日本は中国以下になっていました(中国7位、日本8位、米国首位陥落)。


先進国が新興国よりも信用力が高いという神話は金融の世界では崩れたようです。
(*)国債のクレジット・デフォルト・スワップ市場の保証率より


余談ですが、ベトナムは千年間中国に支配された歴史があり、カンボジア支配を巡った越中戦争が1970年代に発生し、先2011年6月も南シナ海の領有権問題で大規模な反中デモが起きています。


    〜かけられる言葉は「再見(ザイジェン)」 小谷野でした〜

posted by 小谷野幹雄 at 12:11| 2011年

2011年07月21日

ベトナム訪問記[1]〜越国概論〜


クライアントの工場開設式典への参加のため、7年ぶりにベトナムを訪問してきました。
バイクの多さ、道路を横断する大変さは相変わらずでした。


現在1人当たりのGDPは1300ドル、2011年経済成長率予想は約7%です。
今後10年程度で1人あたりGDPは4000ドルを超え、あの二輪の数が四輪に変わり、交通渋滞は更に深刻になるのでしょう。


緩やかな共産党指導力のせいでしょうか。インフラ整備のスピードは中国ほどではありません。


製造業の人件費は日本(神奈川)の3%、上海の30%、バンコクの40%程度となっています。


タイのように裾野産業が広くないので、素材持ち込みの組立・加工形態での進出が多いようです。


法人税率は25%ですが、経費算入要件が厳しく実体は30%を超えているようです。
外資進出の優遇税制はありません。


     〜相変わらず越国の食事はいけています 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 13:56| 2011年

2011年07月14日

偉大な二流を目指す〜既成に媚びない〜



最近、宮城・岩手のお酒を頂くことが多くなりました。


日本文化を代表する日本酒は、全国規模で個性的な作品が数多く存在し、消費者を楽しませています。


ところで、日本酒が等級制をとっていた時代(〜92年)に、品質は特級以上にも拘らず、2級ランクで出荷して人気を博している酒蔵がありました。

当時の「等級」は味のランクと言うよりは役所のガイドラインに沿った区分でした。国税庁で手続きしないと自動的に二級酒になっていました。


特級を目指すとみんなと同じ方向を向いて差別化も難しくなります。
「偉大な」二流をめざした方々がいたから、今は全国の酒蔵が切磋琢磨して個性的なお酒が頂けるようになったのでしょう。


時代の変革は、偉大な二流、三流を追求する人からも生まれるのですね。



   〜 ひと冬、どこかの酒蔵で杜氏の弟子を務めたい 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 09:21| 2011年

2011年07月07日

静かな株主総会 〜個人株主の株価不満は募る〜



先週は上場会社の株主総会が集中した週でした。

私は上場会社の役員を複数承っているのでその印象です。


株式を買い付け、会社に様々な要求をするアクティビストの活動が下火になってきたこともあり、全般的には電力会社を除いて、静かな総会であったと言ってよいでしょう。


しかし、個人株主の株価低迷への不満は鬱積しているようです。会社の戦略・戦術、株主優待などの株価上昇の糸口を見つけようとする個人株主の質問が多かったと感じました。


優良企業でもPBR(株価純資産倍率)が1未満(会社の解散価値よりも低い株価)の銘柄が数多くあります。


エネルギー、環境、マイクロ、ロボット・・・テーマは問わず、市場全体を牽引する株式公開市場の復興が必須です。 



        〜今さらですが起業家をサポート 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 13:17| 2011年

2011年06月16日

「志操堅固」〜印象に残った社長さんの言葉〜


小谷野です。

先週、長崎でお会いした社長さんの言葉です。


「私は経営に必要と感じたことをやり続ける。
2流の人材(経営資源の意味で使っていると思われます)でも、
長年やり続ければ会社は必ず1流になれる。」


「私は失敗したことがない。やり遂げるまでやり続けるからである。
やめた時が失敗である。」


いろいろな言葉が頭に浮かびました。
「志操堅固」「意志あれば道あり」「忍耐」「努力」「継続は力なり」・・・。



     〜 志を環境によって変えない姿に感動 小谷野でした 〜



posted by 小谷野幹雄 at 10:41| 2011年

2011年06月03日

政争は何を生むのか 〜日本の行方〜 


小谷野です。


 政治の評論や批判は好きではないのですが、
 さすがに今回の内閣不信任案を巡る国会劇場には、げんなりです。

 未曾有の震災発生で、政治がやるべき事が明確になり
 我が国は一丸となって進むと読んでいました。

 復興を掲げた消費税改正を行い、財政再建の方向性を明確にし、
 党利や派閥利益を超越した連携が進むと考えていました。


 税の世界では、本年度の法人税率引き下げ等の重要な改正法案は
 国会で議論されることなく、廃案になりそうです。


 近く、また首相が代わるそうです。
 私が米国在住時のクリントン大統領時代、日本の首相は6人代わりました。
 当然ですが、日本の首相の名前が言える友人は希でした。



   〜 第二の政府が必要との声を最近聞く 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 14:01| 2011年

2011年05月19日

インド訪問記[3]番外編 〜娘の持参金は、名古屋以上〜



インドの結婚は、お見合いが多いそうです。
結婚式は盛大で、日本以上のお金をかけます。

結婚で驚いたことが一つ。嫁ぐ娘に、新郎の年収の何十倍も持参金をつける「ダウリ」という風習があります。法律で禁止されても全く機能していないようです。

この持参金の大小で、嫁へのイジメどころか、軟禁、殺人事件まで発生して社会問題化しています。娘が3人いると、どんなお金持ちでも破産すると言われています。


私は名古屋出身ですが、娘にかかる負担は桁違いです。
このダウリを理由に男女出生割合が100:85まで歪められている地域もあります。



        〜 息子だけでよかった 小谷野でした 〜


posted by 小谷野幹雄 at 18:22| 2011年

2011年05月13日

経営塾卒業式にて 〜次世代経営者に必要なもの〜


先日の当事務所が主催する経営者塾の卒業式来賓(経営の大先輩方々)から贈られた言葉です。 


「経営者として新たに何かをしたい、また困窮した時に最も必要なものは「人脈」であり、経営の「知識」だけでは不十分である。」


さすが、重鎮のお言葉です。心より賛同します。

知識のみならず、人脈も形成した経営者塾の第1期生は無事に卒業し、第2期生の募集を開始しました。

レクチャー方式ではなく参加型のビジネススクール方式です。
経営理論を体系的に学びたいトップ、息子やナンバー2、中軸幹部を育てたいなど、目的は様々です。


   詳細はこちら ⇒ http://koyano-vp.com/page0168.html



      〜 最高の無形資産は人脈!  小谷野でした 〜



posted by 小谷野幹雄 at 11:30| 2011年

2011年05月09日

インド訪問記[2] ―世界最大の民主国家―


経済成長の著しいインドで、道路、橋、下水など社会インフラの整備が遅々と進まないのは何故だろうと疑問をぶつけてみました。

答えは、世界最大の民主国家だからといわれました。

立ち退き交渉も大変だそうです。このインドでは7億人以上の有権者が貧富の隔てなく平等の1票を有しています。

同じ高度成長を続ける中国は、一党独裁体制にてスピード感、ダイナミック感にあふれてインフラ整備を進めています。


現在の日本の政治も、民主主義といえば聞こえがよいですが、何も決まらず遅々と前に進まない状況です。
 


   〜未曾有の環境下、会社も合議では前に進まず  小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 18:13| 2011年

2011年04月28日

風評被害 〜海外からみた日本の惨状〜


 小谷野です。

 今月、海外に滞在し、また各国メディアを見ていて感じたことです。
 世界の多くの人々は、今回の原発事故で日本全土が汚染された認識を
 持っています。

 小さな島国内の事故であること、原発報道回数の多さ、
 レベル7評価となったこと、日本政府の海外発信力の弱さ、
 国際機関から汚染にかかる正確な公表が少ないことなど
 様々な原因がありそうです。


 私のビジネススクールの友人からも、東京は壊滅したのではないか、
 日本を脱出しないのかなど、事実認識に乏しいメールが次々と届きました。
 (全て反論しておきました。しかし一方では、ダライラマと日本の復興に
 祈りを捧げに行ってくれたなど、温かいメールも沢山いただきました。)


 海外の日本食レストランは惨憺たる状況です。
 また輸出現場では、海外の取引先が食材に限らず放射線の
 検査結果の添付を求めてきています。


 この風評損失は災害実損の何十倍にもなっていく様相です。



 〜 「メイド・イン・ジャパン」ブランド 早期復興! 小谷野でした 〜



posted by 小谷野幹雄 at 13:30| 2011年

2011年04月25日

インド訪問記[1]−生産コストは安くない−


 インドに行ってきました。地球人口の6人に1人がインド人です。

 若年比率が高く、正ピラミッド型の人口構成です。
 GNPは9%弱の成長を続けて15年ほどで日本を抜き去る勢いです。

 どうやら労務費など生産コストが安いと思って進出すると失敗しそうです。

 賃金水準は、中国の高い地域と同等で、さらに24%社会保障費の
 上乗せがあります。電力コストは停電対応の自家発電装置投資が必要で、
 それらをを考慮すると日本と同じ水準です。
 ガソリンも安くありません。


 インドは単なる低コスト生産拠点と捉えるのではなく、
 12億人の市場を相手にする進出が必須のようです。

       〜日本人駐在員、わずかに5000人  小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 10:06| 2011年

2011年04月07日

素敵な日本人

避難所の子ども達が、カップラーメンが食べたいとの声に、
物を届けた芸能人が子ども達から返された言葉。

 
「僕たちだけでは食べられない。
  避難所みんなの分が集まったらみんなで食べる。」



   〜クール・ジャパン 小谷野でした〜


posted by 小谷野幹雄 at 14:50| 2011年

2011年04月04日

コンティンジェンシー・プラン 〜緊急時対応計画〜



小谷野です。

身近な方々も被災し、胸が痛む日々です。心よりお見舞い申し上げます。

本日は、緊急時対応計画についてです。この計画の有無が震災への対応スピードに大きな差を生みました。

福島本社の法人は、ただちに本社機能を全国3ヶ所に分けてリスク分散し、事業活動への影響を最小限に食い止める施策を講じました。

東京本社の会社では、速やかに主軸機能を大阪に移動した企業もありました。

驚くのはどちらも震災から数日内に決定実行されていることです。


緊急時プランがあれば議論に時間を使わず前に進めます。上記は上場会社の事例ですが、
中小・中堅企業においても準備していくことが重要と思われます。

また、その際のリスク定義は震災に限りません。
経営者の突然の不幸など、想定する事件、事故は企業によって様々でしょう。


        〜避難訓練は優先スケジュール 小谷野でした〜
posted by 小谷野幹雄 at 18:31| 2011年

2011年03月12日

東日本大震災で被災された皆様

心よりお見舞い申し上げます。

飛び込んでくる映像は涙がとまりません。
一人でも多くの方が救済されることを節に願います。

震災現場で、自分の命・健康を危機に晒しながら救助、復興に懸命な努力を続けておられる方々に深く感謝いたします。

大混乱の中、秩序が完全に保たれている日本人の気質は大変誇りに思います。

皆様のご無事といち早い復興をお祈り申し上げます。


             小谷野公認会計士事務所 代表 小谷野幹雄
posted by 小谷野幹雄 at 14:28| 2011年

2011年02月25日

武富士事件の最高裁判決〜役所の裁量権を制限〜

  武富士税務訴訟の最高裁判決が下りました。
  2000億円が創業者の長男に還付されることになりました。


  株式贈与を受けた時に日本居住者か、
  香港居住者だったのかが争点でした。
  本判決は税行政の潮目を大きく変えます。
  判決文の中でのキーワードは「租税法律主義」です。
  詳細な内容はこのメルマガの後半をお読み下さい。


  日本はどの分野においても、行政の裁量権がとても大きな国家です。
  法律、政令、通達に従い実行しても、
  行政の現場で否定されることはよく起きます。


  我が国には、タックス・ロイヤーの概念がありません。
  完璧な法解釈をして意見表明しても、
  行政の裁量によって否定されてしまうからです。


  武富士事件も法律要件は完全に満たしているが、
  租税回避の意図が伺われるという理由で、
  多額の追徴課税が行われたケースでした。


  最高裁の判決文の中で、

  「法感情の観点から違和感があるが、租税法律主義を重視した」

  とあります。
  司法から行政へ、裁量の幅を狭くしなさいとの警告ではないでしょうか。



        〜2000億円の行方が気になる 小谷野でした〜
posted by 小谷野幹雄 at 13:39| 2011年

2011年01月28日

会社を承継させるための支援制度 〜事業承継の診断は早めに〜

小谷野です。

会社の承継がうまくできずに毎年7万社が廃業し、
30万人の雇用が失われています。

このため経産省が重い腰をあげ、経営承継を円滑化する法律を作り、
関連税制も整備が進み、実務界では新しい事業承継手法がスタートしました。

しかし、この新しい制度は経営者の方々には周知されていません。
この分野の専門家に2週間早く相談すれば、納税が8割減少するケースなど、残念でならないケースが目前で何度か起きました。 

また、社長1人が、営業ルート、経営管理の仕組み、人脈を専有していたため、トップが倒れた後は、従業員では事業存続のなすすべもなく会社が清算というケースもありました。
 
「事業存続リスク」「争族リスク」「納税リスク」の事前検証は経営トップとして重要です。

関連情報はコチラ↓
http://jigyo-syokei.jp/


      〜 皆さんの会社は何でも「社長!?」ではありませんか 〜
posted by 小谷野幹雄 at 18:54| 2011年

2011年01月04日

2011年 経営の腹心 〜事業計画は増収増益、腹心は保守的に〜

小谷野です。

あけましておめでとうございます。

昨年は、日本市場を対象とする経済人にとっては大変厳しい年でした。今年の景気予測では、後退論が少ないのは朗報ですが、「3月まで調整局面で4月から上向き」という予測に大方のエコノミストが便乗していることには疑問が生じます。

一昨年も、現状が底で翌年回復するだろうとの大方の予測を信じて、多くの経営者は舵取りを失敗しました。特に国内市場に向き合う業種では、本年も保守的な想定を「腹心」で持つことが必要でしょう。


ところで、私がかつて身を置いた証券界には

      「丑つまずき、寅は千里を走り、卯は跳ねる」

という格言があります。
証券界の知人の多くが、格言通りになることに確信を持っているのは頼もしい限りです。


 〜 兎の角論(無益な議論)せず、兎の昼寝(油断)をせずに、
                      大きく跳躍!小谷野でした 〜
posted by 小谷野幹雄 at 10:17| 2011年