2017年01月13日

金利上昇とグローバルの転換〜年初挨拶回りより〜

小谷野です。
年初挨拶回り、新年賀詞交歓会で様々な方とお会いし、今年の経済見通しについてのご意見を拝聴しました。
株式相場や雇用環境が堅調なこともあり、不況感を前面に出す人は少なかったように感じます。

金融情勢では、世界的な低金利時代の終焉を予想する声が多かったと感じます。
金利上昇に備えて財務体質の強化の必要性を訴える方、また米国のように既に金利上昇に転じた国にお金がダイナミックに集まる可能性を指摘する方もいました。

大企業の経営者の方々に多かった意見は、グロバーリゼーションの転換でした。
国境無き自由貿易を前提とした戦略から、市場国の雇用を約束するような戦略が必要になりました。
英米で起きた昨年の2大事件はその象徴なのでしょう。

難しい話はさておき、今月の新春新橋演舞場は、市川右近の三代目「右團次」襲名披露公演が行われています。公演後の宴会では、重い名跡を引き継ぐ決意を年頭挨拶として頂きました。

〜 新橋演舞場必見 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 12:00| 2017年

2017年01月05日

税理士法人設立のお知らせ〜謹賀新年〜


あけましておめでとうございます。
小谷野です。グローバル化の影響なのか正月の風物詩が減っています。

・ハガキでの年賀状(息子弁:SNS社会では無意味。)
・着物姿(女性弁:年明けに髪結できる人・店が減った。)
・お年玉袋を山積みする小学生(小学生弁:回る先が少ない。)
・先祖のお墓参り(都会人弁:遠方で行けない)
このほか、門松、獅子舞、寿の箸入れ、車のしめ縄・・・昭和の人間には、顕著な時代の変化を感じますね。

ところで、皆様と100年企業を目指すために小谷野事務所は新年から税理士法人に組織変更を致しました。

現在日本で100年以上存続している企業は2万6000社あるそうです。
中小企業庁の統計では、起業後10年で3割が撤退し、20年では5割が撤退してしまうようです。
小谷野事務所は20年経過し、ようやく成人になりました。
今後も専門サービスの品質向上に努め、有益な情報を「とり」持つ組織として、皆様と共に、100年企業を目指して参りたいと思います。

「共生」は私どもの基本コンセプトです。
本年が、皆様のより良き年になるように心より祈念いたします。

〜 大掃除を年明けにした 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 18:11| 2017年

2016年12月22日

音楽の力〜癒やし、鼓舞、創造〜

小谷野です。

今年も東京フィルハーモニー交響楽団の第九特別演奏会を聴く機会に恵まれました。
感謝です。今年の指揮者はアヌ・タリさんで、エストニア生まれの華々しくエネルギッシュな女性指揮者でした。

ベートベンの第九は歓喜の歌として年末の風物詩にもなっています。
来年への新たな意欲、期待感を盛り上げてくれます。音楽の力は大きいですね。

理論の話では、音の三要素は、高さ、大きさ、音色(波形の違い)、音楽の三要素は、リズム、メロディ、ハーモニーですが、組み合わせによって「芸術」となり、ストレス・イライラが緩和される癒やしや和みになり、感性が磨かれ、創造性が高まり、ガンバロウという気持ちの鼓舞までしてくれます。
「上司に怒られた時に聴きたくなる曲」。こんなジャンルまであるそうです。

健やかな新年をお迎えになりますようにお祈り申しあげます。

〜 二拍子と三拍子が分からない 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 17:31| 2016年

2016年12月15日

第100回のびよう会〜地図より羅針盤〜

小谷野です。

100回記念「のびよう会」(※)及び「望年会」には、大変多くの方々にご参集頂き感謝申し上げます。

講師には竹中平蔵様をお招きし、経済・金融・政治の世界情勢について多くの気づきを得る事ができました。

印象に残ったのは、世界情勢における3つのマクロ視点でした。

1.大衆迎合主義(Hyper-Populism)が強くなっている
 富裕層と貧困層の断層が深まっており、大衆の過度なポピュリズムが危険な状態にある。
 小さな問題を異常なまでにマスコミと大衆が一体化してたたくようなエキセントリックなムードが強まって
 いる。

2.長期の経済停滞 (Secular Stagnation)
 貯蓄と投資を均衡させる利子率はほぼゼロ%であり、 投資機会が極端に減っている。
 インフラ整備(羽田空港に新幹線駅・・)、官の仕事の民間委託を加速させる規制緩和が必要になってい
 る。

3.第4次産業革命の最中
 [1]AI、[2]ロボット、[3]IoT、[4]ビッグデータ、
 [5]シェアリング・エコノミー、をキーワードとした産業革命の最中にある。
 AIやロボットの発達は、既存の職業が無くなる危機を生む。
 シェアリング・ビジネスは、新しい需要が開拓される一方、廃れる側面も出てくる。
 例えば、カーシェアリング・ビジネスの発展は自動車の減少、駐車場需要の減少などを招く。

経営者は、地図(map)ではなく羅針盤(compass)を持ち、自らの頭で考え洞察し、
その考えを伝え、組織を動かすリーダーシップを発揮しなくてはならない。

〜 鵜呑みにしてしまう 小谷野でした 〜


(※)のびよう会:志高き経営者の方々へ、気づきと交流の場を提供することを
   目的に回を重ねてきました。

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posted by 小谷野幹雄 at 18:07| 2016年

2016年12月09日

平成29年度税制改正大綱〜個人の所得税改革は遅れる〜

小谷野です。

昨日(12/8)、平成29年度税制改正大綱が発表されました。

女性の社会進出支援を重要な政策課題に掲げる現政権ですが、本格的に仕事をしたい既婚女性の支援制度は見送りになりました。
夫婦が共に働く事を前提した所得税法上の「夫婦合算控除」の導入は延期し、現行の配偶者控除で短時間労働者(パート)が就業調整を意識する103万円の壁が150万円に(夫の年収が1120万円超は制限)引き上げられました。

TVでは、「もっと働けるようになる」と喜ぶ街の人の声を放映していますが、もう一つの大きな壁の存在が忘れられています。社会保険の壁です。
大企業(従業員501名以上)就労では年収106万円の壁があり、大企業以外の就労でも130万円の社会保険の壁があります。

103万円を意識してきたパート労働者が、社会保険を支払ってまで労働時間を伸ばすのは考えにくいですから、今回の税制改正の効果は、大企業のパートさんでは103万円から106万円まで、年収で3万円余分に働ける。
大企業以外のパートさんは103万円から130万円まで年27万円余分に働けるようになることでしょうか。
所得税制と社会保険制度そのものの壁が高そうです。

*昨日発表の税制改正の全般内容を短時間でチェクしたい方は、
当事務所が要約した http://koyano-vp.com/page0191.html をご覧下さい。

〜 ビール減税「○」、ゴルフ場利用税存続「×」・・・ 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 19:55| 2016年

2016年12月01日

三右衛門〜日本人は「三」が好き〜

小谷野です。

有田焼の経営者の方々にお会し、窯元を訪れる機会があったので、焼物話の続きです。

「三右衛門」と「有田三右衛門」は異なる事を知りました。
一般に三右衛門は、「今泉今右衛門(有田)」「酒井田柿右衛門(有田)」「中里太郎右衛門(唐津)」をいいます。

一方、有田三右衛門は、太郎右衛門(唐津)に代わり源右衛門(有田)が入ります。
この「有田三右衛門」ブランドは、源右衛門が仕掛けたと言われています。
「有田三右衛門」ブランドの形成によって、有田焼きの全国知名度向上に大きく貢献したと言われています。

それぞれの特徴は、色鍋島を再興した今右衛門、赤絵が特徴的な柿右衛門、茶碗・アクセサリー等生活に身近な分野まで展開させた源右衛門というところでしょうか。

ところで、日本人は「三」が好きです。日本三大美人、御三家、三大温泉、日本三景、三大祭り、三大景気、世界三大珍味、世界三大夜景・・・

経営でもよく使います。「経営の三要素」(「人・モノ・カネ」最近は情報を足します)、「三つの方針」、「三つのポリシー」・・・一つ二つでは、多くの選択肢からセレクトされた感じがなく、四つ以上もあると覚えられないので、この三つが記憶に残りやすいようです。

〜 過去の三大失態は?・・・絞りきれない、小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 18:37| 2016年

2016年11月24日

伝統は伝承では守れない〜有田焼400周年〜

小谷野です。

今年、有田焼が400周年を迎えました。
豊臣秀吉の朝鮮出兵の際に、連れ帰った大陸の陶工が日本に陶磁器の技術を広めて
産業化したわけですが、磁器(注1)の原料となる陶石が有田で発見されたのが
1616年だそうです。

その後、日本陶磁器は世界へ輸出され、ドイツのマイセンも100年遅れて、
有田焼を模倣して始まったのは有名な話です。

若き人間国宝、第14代今右衛門(注2)さんのお話を直接聞く機会がありました。
印象に残った言葉です。

「伝統は単なる伝承では守れない。その時代、時代に応じた新しいものを
取り入れて変化していかなければならない。」

(注1)磁器:陶石を材料にして、白地で透光性が有り、吸水性はない。
    陶器:粘土質の土を材料に、磁器よりも低い温度で焼きます。
(注2)日本及び有田の三右衛門のひとり

〜 秀吉の朝鮮出兵は百害あって一利「あり」だった 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 19:45| 2016年

2016年11月17日

税制改正議論にみる日本の家族観〜女性の社会進出の壁〜

小谷野です。

この時期は来年度の税制改正の議論が渦中に入ります。
女性の社会進出を促進する税制も議論になります。
しかし、早々に本年も抜本改革案は見送られました。
配偶者控除額の調整でお茶を濁すようです。

抜本改革案は、夫だけが働くことを前提にした配偶者控除を廃止し、海外でよく見られる夫婦控除制度の導入するというものです。
見送った表向きの理由は、不利になる低所得世帯が発生することですが、「女性は家を守り男は社会に出て稼ぐ」という日本の家族制度の根幹に関わる問題は、もっと時間をかけて議論すべきとの考えが背景にあります。

現在、働こうとする主婦の方には103万円の壁があります。
収入が増えると、夫の所得税計算上の配偶者控除がなくなり、家族の手取りが増えないのに、夫に年末調整の手間暇から迷惑をかけるというものです。

さらに大きな壁は130万円の壁です。
年間の収入が130万円を超えずに主婦でいれば、実際には年金保険料を払わなくても払ったとみなす制度です。(本年10月から大企業のパートに限って年収106万円以上の方に厚生年金の加入が義務づけられました。)

フルに働いている女性は、通常通り全額支払い義務があり、働かない主婦が保険料を全額免除される3号被保険者制度は、働く女性から不公平と長年言われており、主婦の就業意欲を削ぐ制度となっています。

民間の経済団体では、女性の社会進出を促進するために配偶者手当を廃止・縮小するようにとの指導が会員企業に出ているようです。

〜 女性就労の足かせ多過ぎ 小谷野でした 〜


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posted by 小谷野幹雄 at 14:48| 2016年

2016年11月10日

変化の演出〜大衆心理の賢愚は〜

小谷野です。

次期米国大統領は、消去法によりクリントン氏が大方の予想でしたが、未知数の異端児トランプ氏に決まりました。

選挙は、「変化」を期待させる過剰なまでの演出が重要のようです。
クリントン氏はファーストレディ時代から四半世紀もメディアに露出し、既存の政治家のレッテルを剥がせず、国民は変化を期待できなかったようです。

今年7月に英国で行われた、EU離脱の国民投票を思い出しました。
残留派有利の前評判から一転、離脱派勝利の結果。
本当に勝ってしまった離脱派が、投票後慌てていたのを思い出します。

大衆心理は一般的に、変化に期待をする、特定の時流に流される、劣勢側を応援する等々の特徴が挙げられますが、今回の判断の賢愚はこれからの4年間で結論が出ます。

ところで、総得票数も得票率もクリントン氏が上回っていたそうです。
多くの米国民が文盲だった時代にできた選挙人制度は理解しにくいです。

〜 メキシコ国境に万里の長城ができるのか 小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 18:05| 2016年

2016年11月04日

長い保証責任〜家賃保証〜

小谷野です。

不動産賃貸取引における保証人の責任に関する最高裁判決に疑問を持ちました。

一般的に、弟がアパート借りるのに兄が保証人になる話はよくある話です。
この弟が契約後5年目から滞納した家賃853万円を払えと、突然兄が訴えられて、支払い命令が下ったのです。

2年毎の契約更新時には保証人の意思確認はなく、兄は明示的に了承をしていませんが、過去の押印責任を負ったのです。
兄の責任は、何年経過しても当該不動産から弟が退去するまで続くとのことです。

本件にかぎらず、保証については、いろいろな事件が起きます。
倒産間際の会社の延命のために親戚、知人に保証依頼して、その後再起の段階では応援者がいなかった社長さん。
信頼していた人間に、実印と印鑑証明を渡した方の保証債務履行(破産処理)の仕事をしたこともあります。

ところで、アパートを借りるときの連帯保証人を請け負う、家賃保証会社の業績は堅調です。

〜 とうの昔に保証期間が切れた夫婦、小谷野でした 〜



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posted by 小谷野幹雄 at 15:31| 2016年